や‐しき【屋敷】
1 家が建っている一区切りの土地。家屋なども含めていう。「家—を手放す」 2 土地も広く、りっぱなつくりの大きな家...
やしき‐あと【屋敷跡】
もと屋敷が建っていた跡。家跡(いえあと)。
やしき‐あらため【屋敷改】
江戸幕府の職名。書院番・小姓組の出役で、若年寄の支配に属し、屋敷に関する一切の事務をつかさどった。新地奉行。
やしき‐うち【屋敷内】
屋敷のなか。家屋の建っている敷地のなか。
やしき‐がた【屋敷方】
武家。武家方。「町方」「公家方」などに対していう。「—にてお茶の間といふに同じ」〈浮・織留・六〉
やしき‐がまえ【屋敷構え】
1 屋敷の構え方。屋敷の構造。「豪壮な—」 2 屋敷のような簡略な城。
やしき‐がみ【屋敷神】
屋敷内の一隅に祭る神。稲荷・熊野明神などが多い。
やしき‐じょちゅう【屋敷女中】
武家屋敷に奉公する女中。屋敷女。
やしき‐じろ【屋敷城】
屋敷構えの小城。
やしき‐そだち【屋敷育ち】
武家屋敷に育つこと。
やしき‐ち【屋敷地】
屋敷を建てる土地。また、もと屋敷のあった土地。
やしき‐づとめ【屋敷勤め】
武家屋敷に勤めること。武家勤め。屋敷奉公。
やしき‐ふう【屋敷風】
武家屋敷の風俗。町風に対し、やぼでもの堅い面がある。武家風。やかたふう。「今までの—はもう置いて」〈浄・合邦辻〉
やしき‐ぼうこう【屋敷奉公】
「屋敷勤め」に同じ。
やしき‐まち【屋敷町】
1 商店街などに対して、邸宅の続いている町。「閑静なお—」 2 武家屋敷が並んでいる町。屋形町。
やしき‐もの【屋敷者】
武家屋敷に住む者。また、屋敷勤めをする者。やかたもの。「どうでもこりゃ宿下がりか、何でも—ぢゃ」〈伎・色読販〉
やしき‐もり【屋敷守】
屋敷を守る人。宿守(やどもり)。
やしき‐りん【屋敷林】
屋敷の周囲に防風や防火のために植えた樹林。屋敷森(もり)。