しんでんかいはつ【新田開発】
江戸時代、原野・山林などに新しく耕地を開発したこと。年貢増収策として、幕府・諸藩は積極的に奨励した。土豪開発新田・代官見立 (みたて) 新田・村請 (むらうけ) 新田・町人請負 (うけおい) 新田・寺社請 (じしゃうけ) 新田などがある。
しんでんけんち【新田検地】
江戸時代、新規に開発された田畑の石高を把握するために実施した検地。
しんでんづくり【寝殿造(り)】
平安中期に成立した貴族の住宅形式。中央に寝殿とよぶ主屋があり、その東・西・北にそれぞれ対屋 (たいのや) を設け、渡殿 (わたどの) で結ぶ。東西両対屋から南に中門廊を出し、中ほどに中門を、先端の池畔に釣殿を設ける。屋根は檜皮葺 (ひわだぶ) き・入母屋 (いりもや) 造り。室内は板敷きで、置き畳を用いた。寝殿の前庭は白砂敷きで、その南に中島のある池がある。建物の配置は左右対称を理想としたが、平安後期にはしだいにくずれ、簡略化されていった。
出典:青空文庫
・・・そこで彼等はまず神田の裏町に仮の宿を定めてから甚太夫は怪しい謡を・・・ 芥川竜之介「或敵打の話」
・・・学校から帰りに、神田をいっしょに散歩して、須田町へ来ると、いつも・・・ 芥川竜之介「出帆」
・・・鰻屋の神田川――今にもその頃にも、まるで知己はありませんが、あす・・・ 泉鏡花「木の子説法」