けがら・う【汚らふ/穢らふ】
[動ハ四]《動詞「けがる」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》 1 人の死や葬儀に立ち会うなどして、身にけがれを...
けがらわし・い【汚らわしい/穢らわしい】
[形][文]けがらは・し[シク]けがれている。きたならしい。自分まで汚れそうで不快な感じがする。「—・い金」「そん...
け‐がり【毛刈(り)】
ヒツジなどの毛を短く刈ること。
けが・る【汚る/穢る】
[動ラ下二]「けがれる」の文語形。
けがれ【汚れ/穢れ】
1 けがれること。清潔さ、純粋さなどを失うこと。また、失われていること。「—を知らない子供たち」 2 不名誉である...
けが・れる【汚れる/穢れる】
[動ラ下一][文]けが・る[ラ下二] 1 清らかさ、純粋さ、神聖さなどが損なわれて、よごれた状態になる。よごれる。...
け‐がわ【毛皮/毛革】
1 毛がついたままの獣の皮。「—のコート」《季 冬》 2 漢字の構成部分の一。「皰(ほう)」「皺(しゅう)」などの...
けがわさん【毛皮さん】
《原題、(オランダ)Het Pelsken》⇒毛皮をまとったエレーヌフールマン
けがわをまとったエレーヌフールマン【毛皮をまとったエレーヌフールマン】
《原題、(オランダ)Hélène Fourment met een bontmantel》ルーベンスの絵画。板に油...
け‐きょう【化教】
律宗で、機に応じて衆生を教化(きょうけ)すること。また、その教え。定(じょう)・慧(え)の二学をいう。→制教
け‐ぎ【褻着】
平生着る着物。普段着。けごろも。
け‐ぎ【化儀】
仏語。仏が衆生を教化し導く方法。
け‐ぎょう【加行】
1 正規の修行に入る前の準備的な行(ぎょう)。 2 密教で、受戒・灌頂(かんじょう)・伝授などを受ける前に行う修行。
け‐ぎよ・し【気清し】
[形ク]清らかでさっぱりした感じである。「—・う申し出でられぬは、いかなるぞ」〈枕・二三〉
け‐ぎらい【毛嫌い】
[名](スル)《鳥獣が、相手の毛並みによって好き嫌いをするところから》これという理由もなく、感情的に嫌うこと。わけ...
け‐ぎり【毛切り】
1 茶の湯釜で、胴と底との境目にある細い1本の筋目。 2 魚のうろこを落とさないで、そのまま胴切りにすること。特に...
け‐ぎれ【毛切れ】
1 毛がすり切れること。 2 毛でこすられて皮膚に傷のつくこと。また、その傷。 3 鎧(よろい)の威(おどし)の糸...
け‐ぎわ【毛際】
毛の生えぎわ。
け‐く
⇒しく
け‐く【希求】
願い求めること。ききゅう。「仰ぎて見れば、法性の空晴れねど、—の霞さす」〈栄花・鳥の舞〉
けく‐げん【希求言】
国文法でいう命令形の古い言い方。東条義門(ぎもん)の用語。
けく‐で【結句で】
[副]《「けっく(結句)で」の音変化》かえって。むしろ。「悲しむこともなんにもない。—浮き世が面白い」〈浄・淀鯉〉
ケクレ
[1829〜1896]ドイツの化学者。原子価論を発表。また、ベンゼンの環状構造式を解明するなど、有機化学の飛躍的発...
ケクレン
12個のベンゼン環が六角形の環状に縮合した芳香族炭化水素。サーキュレン類の一つ。化学式C48H24
け‐ぐつ【毛沓】
騎馬・狩猟用の毛皮製のくつ。鹿・猪(いのしし)などの毛皮で作った。
け‐ぐるま【毛車】
「糸毛の車」に同じ。「わが—に乗りて帰りにけり」〈愚管抄・六〉
けけ・し
[形シク]よそよそしい。とりすました態度である。「あたり近くだによせず、いと—・しうもてなしたれば」〈源・少女〉
けけれ【心】
「こころ」の音変化。東国方言。「甲斐が嶺(ね)をさやにも見しが—なく横ほり伏せる小夜(さや)の中山」〈古今・東歌〉
け‐げん【化現】
神仏が人々を救うために姿を変えてこの世に現れること。「観音の—」
け‐げん【怪訝】
[名・形動]不思議で納得がいかないこと。また、そのさま。「—な顔をする」「—そうにじろじろ見る」
け‐こ【笥籠/笥子】
飯などを盛る器。笥(け)。「手づから飯匙(いひがひ)取りて、—のうつは物に盛りけるを見て」〈伊勢・二三〉
け‐こ【花籠/華筥】
法要のとき、散華(さんげ)に用いる花を盛る器。竹を編んで作ったもののほか、透かし彫りを施した金属製のものなどがある...
け‐こう【華香/花香】
「香華(こうげ)」に同じ。
け‐こみ【蹴込み】
1 階段の踏み板と踏み板との間の垂直部分。 2 蹴込み床(どこ)の床板の下の垂直部分。 3 歌舞伎の大道具で、屋台...
けこみ‐いし【蹴込み石】
家の土台下の猫石と猫石との間をふさぐために、あとから差し込む石。打ち込み石。→猫石
けこみ‐どこ【蹴込み床】
床の間の形式の一。床框(とこがまち)を省き、床板と畳寄せの間に蹴込み板をはめ込んだもの。
け‐こ・む【蹴込む】
[動マ五(四)] 1 けって中へ入れる。「ボールをゴールへ—・む」 2 商売で損をする。くいこむ。「もう一割も—・...
け‐ころ【蹴転】
「蹴転ばし」に同じ。「身じまひを—でんどへ向いてする」〈柳多留・一二〉
け‐ころばし【蹴転ばし】
江戸時代、天明(1781〜1789)の末まで、江戸の下谷や浅草にいた私娼(ししょう)。けころ。
ケコワ‐とう【ケコワ島】
《Kekova》トルコ南西部、地中海に浮かぶ無人島。本土の港町カシュの沖合に位置する。古代リキア王国時代の海中遺跡...
け‐ご【毛仔/毛子】
孵化(ふか)したばかりの稚魚。特に、コイ・キンギョなどの養殖魚についていう。
け‐ご【毛蚕】
卵からかえったばかりの、黒色で長毛に覆われている蚕。蟻蚕(ぎさん)。《季 春》
け‐ご【家子】
妻子・召使いなど、その家の者。いえのこ。「これを給ひて—に給はせむ」〈竹取〉
け‐ごと【褻事】
日常のこと。ふだんのこと。
け‐ごぼう【毛牛蒡】
ゴボウで、食用とする主根に多数の細根を生じたもの。けごんぼ。
けご・みる【警固見る】
[動マ上一]前もって相手のようすを探る。偵察する。「乞食法師一人源氏の陣屋に来て経を読みて物を乞ひけるを、—・みる...
け‐ごろも【毛衣/裘】
1 毛皮で作った防寒用衣服。かわごろも。《季 冬》「—を脱げば真肌のあらはなり/虚子」 2 鳥の羽毛で作った衣服。...
け‐ごろも【褻衣】
ふだん着。けぎぬ。「この衣(きぬ)の色白妙になりぬともしづ心ある—にせよ」〈和泉式部集・上〉
けごろも‐を【褻衣を】
[枕]着古したふだん着を、洗うために解く意から、「解き」と同音の「時」にかかる。「—時かたまけて出でましし」〈万・...
け‐ごん【華厳】
1 《仏になる修行を華にたとえ、その華で仏の位を飾る意》仏語。多くの修行・功徳(くどく)を積んで徳果が円満にそなわ...