ざっく‐ばらん
[形動]遠慮がなく率直なさま。もったいぶったところがなく、素直に心情を表すさま。「—に言わせてもらう」「—な人柄」
ざっくり
[副](スル) 1 力を込めて一気に切ったり割ったりするさま。大きく切れ目を入れるさま。「キャベツを—(と)切る」...
ざっ‐けん【雑犬】
雑種の犬。
ざっ‐けん【雑件】
こまごまとしたいろいろな事件や用件。「まず—を片付ける」
ざっ‐こ【雑戸】
律令制で、諸官司に属し、主として手工業的な特殊技術をもって奉仕した集団。多くは、課役の一部または全部を免除された。...
ざっ‐こう【雑交】
⇒交雑(こうざつ)
ざっ‐こう【雑考】
系統だっていない、種々の考察や考証。
ざっ‐こく【雑穀】
米・麦以外の穀類の総称。豆やそば・黍(きび)・粟(あわ)など。
ざっ‐こん【雑婚】
⇒乱婚(らんこん)
ざっ‐さい【雑載】
新聞・雑誌などに雑多な細かい記事をのせること。また、その欄。
ざっ‐さん【雑纂】
雑多な記録や文章を集めること。また、そのように編集した書物。
ざっ‐し【雑紙】
雑用紙。また、鼻をかんだりするのに使う下級の紙。鼻紙。ぞうし。
ざっ‐し【雑誌】
1 雑多な事柄を記載した書物。 2 複数の筆者が書き、定期的に刊行される出版物。週刊・月刊・季刊などがある。マガジ...
ざっ‐しき【雑色】
1 「ざっしょく(雑色)」に同じ。 2 「ぞうしき(雑色)」に同じ。「院宣をば文袋に入れて、—が頸(くび)にぞかけ...
ざっしき‐かんとう【雑色官稲】
奈良・平安時代、官舎修理料・公奴婢食料・救急料などにあてるため、諸郡の正倉に分置されていた官稲。雑稲(ざっとう)。
ざっしき‐でん【雑色田】
⇒ぞうしきでん(雑色田)
ざっしふう‐しょせき【雑誌風書籍】
⇒ムック
ざっ‐しゅ【雑修】
仏語。念仏だけでなく、いろいろ行業(ぎょうごう)をまじえて修すること。また、正業である念仏のほかに助業をも兼ね行う...
ざっ‐しゅ【雑酒】
酒税法上、清酒・合成清酒・焼酎(しょうちゅう)・みりん・ビール・果実酒類・ウイスキー類・スピリッツ類・リキュール類...
ざっ‐しゅ【雑種】
1 いろいろな種類のものが入りまじっていること。また、そのもの。 2 品種など系統の異なる雌雄の交配によってできた...
ざっ‐しゅうにゅう【雑収入】
定収入または主な収入以外の収入。
ざっしゅ‐きょうせい【雑種強勢】
一代雑種(F1)が両親よりも大きさ・繁殖力・抵抗性などですぐれていること。畜産や農業で飼育・栽培に利用される。ヘテ...
ざっしゅ‐さいぼう【雑種細胞】
異なった2種の細胞を、人為的に融合させて得た細胞。品種改良や遺伝子治療などに利用される。
ざっしゅ‐だいいちだい【雑種第一代】
⇒一代雑種
ざっしゅ‐ふねんせい【雑種不稔性】
異なる品種・属・種の間での雑種が生殖能力を欠く現象。ラバなどにみられる。
ざっしゅぶんか【雑種文化】
加藤周一による評論。昭和31年(1956)刊。純粋な西洋文化に対し、日本の文化を「伝統を基盤とする雑種文化」と位置...
ざっ‐しょ【雑書】
1 図書分類上、どの部門にも入らない書物。雑本。 2 雑多なことを記載した書物。雑本。 3 江戸時代、相性(あいし...
ざっ‐しょう【雑掌】
1 奈良・平安時代、四度の使(つかい)に随行した諸国の官人。 2 平安時代以降、国衙(こくが)で公文書を扱った役人...
ざっ‐しょう【雑餉】
「雑掌(ざっしょう)6」に同じ。〈文明本節用集〉
ざっしょう‐ぶぎょう【雑掌奉行】
室町時代、将軍が大名の屋敷に出向いた際、その家で将軍を供応するための費用をつかさどらせた臨時の職。
ざっ‐しょく【雑色】
1 いろいろな色がまじった色。また、さまざまな色。 2 ⇒ぞうしき(雑色)
ざっ‐しょく【雑食】
[名](スル)植物性のものも動物性のものも食べること。「—動物」
ざっしょく‐せい【雑食性】
食性の一。動物質・植物質の両方を食物とする性質。
ざっしょく‐たい【雑色体】
⇒有色体
ざっ‐せつ【雑節】
二十四節気以外に、季節の変化の目安とする特定の日の総称。節分・八十八夜・入梅・半夏生(はんげしょう)・二百十日・土...
ざっ‐せつ【雑説】
いろいろな説。さまざまな意見。「風評—が飛び交う」
ざっ‐そ【雑訴】
いろいろの訴訟。
ざっ‐そう【雑草】
1 自然に生えるいろいろな草。また、名も知らない雑多な草。 2 農耕地や庭などで、栽培目的の植物以外の草。 3 生...
ざっそうえん【雑草園】
山口青邨の第1句集。昭和9年(1934)刊行。題名は、著者が東京の杉並区和田にあった自宅につけた呼び名に由来。
ざっ‐そく【雑則】
本則以外のいろいろな細かい事項についての規則。
ざっそ‐けつだんしょ【雑訴決断所】
建武政権の訴訟機関。元弘3=正慶2年(1333)設置。記録所が大事を裁決するのに対して、一般的な訴訟、特に、所領関...
ざっ‐そつ【雑卒】
身分の低い兵士。雑兵(ぞうひょう)。
ざっ‐そん【雑損】
1 特定の勘定科目に該当しない損失。 2 所得税の控除対象となる、災害・盗難または横領による一時的な損失。
ざっそん‐こうじょ【雑損控除】
災害・盗難・横領によって資産に損害が生じた場合などに適用される所得控除。→雑損失
ざつ‐そんしつ【雑損失】
災害・盗難・横領によって資産に受けた損失額のうち、その災害等が生じた年の雑損控除として控除しきれない金額。生活に通...
ざっ‐た【雑多】
[名・形動]いろいろなものが入りまじっていること。また、そのさま。「—な展示物」
ざっ‐たい【雑体】
1 「雑言体(ざつごんたい)」の略。 2 ⇒ざってい(雑体)
ざっ‐ちょ【雑著】
1 いろいろな事柄を書き集めた書物。 2 書物の分類上、どの部類にも入らない書物。
ザッツ
⇒サッツ
ザッツ
他の外来語の上に付いて、それこそ…である、と強調する意を表す。「—ライト」「—オール」