つくば‐さん【筑波山】
茨城県中西部の山。標高877メートル。主峰女体山とその西の男体山の二峰からなる。万葉集をはじめ古歌に多くよまれた。...
つくばさん‐じけん【筑波山事件】
元治元年(1864)水戸藩の尊王攘夷派天狗党が、筑波山で兵を挙げた事件。藩内の保守派と戦い、上洛の途中諸藩の討伐軍...
つくばさん‐じんじゃ【筑波山神社】
茨城県つくば市にある神社。筑波男大神を男体山に、筑波女大神を女体山に祭る。旧称、筑波両大権現。→筑波山
つくば‐サーキット【筑波サーキット】
茨城県下妻市にあるレーシング場。昭和45年(1970)開設。2輪・4輪ともに使用できる本コースは全長約2000メートル。
つくば‐し【つくば市】
⇒筑波
つくばしゅう【菟玖波集】
南北朝時代の連歌撰集。20巻。二条良基・救済(ぐさい)共撰。正平11=延文元年(1356)成立、翌年勅撰集に準ぜら...
つくばセンタービル
茨城県つくば市にある複合施設。筑波研究学園都市のランドマークとして昭和58年(1983)にオープン。ホテル、コンサ...
つくば‐だいがく【筑波大学】
茨城県つくば市にある国立大学法人。昭和48年(1973)東京教育大学を母体とし、筑波研究学園都市への移転を契機に、...
つくば‐ならい【筑波東北風】
筑波山の方角から吹いてくる風。北東風。つくばおろし。「襟につめたき春風は、—か、富士南(=南西風)、吹雪厭うて来た...
つくば‐ね【筑波嶺】
筑波山の古名。「—に雪かも降らるいなをかもかなしき児ろが布(にの)乾(ほ)さるかも」〈万・三三五一〉
つく‐ばね【衝羽根】
ビャクダン科の半寄生の落葉低木。山地に生え、高さ1〜2.5メートル。よく枝分かれし、葉は卵形。雌雄異株で、初夏、枝...
つくばね‐あさがお【衝羽根朝顔】
ペチュニアの別名。
つくばね‐うつぎ【衝羽根空木】
スイカズラ科の落葉低木。本州以西の山地に自生。枝は赤褐色でつやがあり、葉は卵形で先がとがる。5月ごろ、黄白色の花が...
つくばね‐がし【衝羽根樫】
ブナ科の常緑高木。山地に自生。葉は革質の長楕円形で先がとがり、枝先では4枚がやや輪状につく。4、5月ごろ、雄花と雌...
つくばね‐そう【衝羽根草】
シュロソウ科の多年草。高さ15〜40センチ。茎に4枚の葉を輪生し、初夏、茎頂に淡黄緑色の花を1個つける。王孫(おう...
つくば‐の‐みち【筑波の道】
連歌の異称。日本武尊(やまとたけるのみこと)が筑波を過ぎて甲斐国の酒折(さかおり)の宮に着いたとき、「新治(にひば...
つくば‐はく【筑波博】
《多く「つくば博」と書く》昭和60年(1985)3月17日から9月16日までの間、筑波研究学園都市で開催された国際...
つくば‐ばんぱく【筑波万博】
《多く「つくば万博」と書く》⇒筑波博
つくばみらい
茨城県南西部にある市。鬼怒川・小貝川が流れる田園地帯で、つくばエクスプレス沿線を中心に東京のベッドタウンとして開発...
つくばみらい‐し【つくばみらい市】
⇒つくばみらい
つくばもんどう【筑波問答】
南北朝時代の連歌論書。1巻。二条良基著。正平12=延文2年(1357)以後、文中元=応安5年(1372)以前に成立...
つくば・る【蹲る】
[動ラ五(四)]しゃがむ。うずくまる。つくばう。「はらりと気早に立って、—・った婢(おんな)の髪を袂で払って」〈鏡...
つく・ぶ【噤ぶ】
[動バ四]口をとじる。だまる。つぐむ。「口—・びて、言ふこと能(あた)はず」〈天武紀〉
つくぶすま‐じんじゃ【都久夫須麻神社】
滋賀県長浜市にある神社。祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・宇賀御魂命(うかのみたまのみこと)・浅井姫命。...
つく‐ぼう【突棒】
江戸時代、罪人を捕らえるときに用いた三つ道具の一。頭部を多くの歯をつけたT字形の鉄で作り、長い木製の柄をつけたもの...
つくま【筑摩/筑馬】
滋賀県米原(まいばら)市の地名、朝妻筑摩(あさづまちくま)のこと。中世には琵琶湖の港。
つく‐まい【突舞/柱舞】
茨城県南部・千葉県北部で行われる神事芸能。雨ごいのためといわれ、高い柱の頂上などで蛙に扮(ふん)した舞人が種々の業...
つくま‐まつり【筑摩祭】
滋賀県米原(まいばら)市の筑摩神社で5月8日(古くは陰暦4月1日)に行われる祭礼。古来、御輿(みこし)に従う女性が...
つくみ【津久見】
大分県南東部の市。豊後水道西側の津久見湾に臨む。セメント工業、ミカンの栽培が盛ん。人口2.0万(2010)。
つくみ‐し【津久見市】
⇒津久見
つぐ・む【噤む/鉗む】
[動マ五(四)]《古くは「つくむ」》口を閉じる。ものを言わない。黙る。「口を—・んで真相を語らない」
つくも【九十九】
1 「九十九髪(つくもがみ)」の略。 2 植物フトイの古名。〈和名抄〉
つくも‐かいづか【津雲貝塚】
岡山県笠岡市にある縄文時代後期の貝塚。160余体の人骨が出土し、大正13年(1924)清野謙次は縄文人が現代日本人...
つくも‐がみ【九十九髪/江浦草髪】
老女の白髪、また、その老女をいう。「百年(ももとせ)に一年(ひととせ)たらぬ—我を恋ふらし面影に見ゆ」〈伊勢・六三...
つくも‐がみ【付喪神】
100年を経過した器物に宿り、化けたり人に害をなしたりするとされる精霊。
つくも‐じま【九十九島】
長崎県、島原半島の東海岸に散在する小島群。寛政4年(1792)の火山活動に伴う眉山(まゆやま)の崩壊による土石流に...
つくもじま‐どうしょくぶつえん【九十九島動植物園】
長崎県佐世保市にある動植物園。昭和36年(1961)開園。日本最大級の80平方メートルの天井水槽をもつペンギン館が...
つくも‐どころ【作物所】
平安時代、宮中の調度品などの調進をつかさどった所。作物司(つくもづかさ)。
つくも‐わん【九十九湾】
石川県、能登半島北東部の能登町にある小湾。リアス式沈降海岸で、屈曲が多い。
つく‐ゆみ【銑弓】
銑(つく)をつけた弓。
つく‐ゆみ【槻弓】
「つきゆみ」に同じ。「—の臥(こ)やる臥やりも梓弓起(た)てり起てりも」〈記・下〉
つく‐よ【月夜】
「つきよ」に同じ。「うちなびく春を近みかぬばたまの今宵の—霞みたるらむ」〈万・四四八九〉
つく‐よみ【月夜見/月読み】
《月齢を数える意から》 1 月の神。つきよみ。「—の持てるをち水い取り来て」〈万・三二四五〉 2 月。つきよみ。「...
つくよみ‐おとこ【月夜見男】
月を擬人化していう語。「み空行く—夕去らず目には見れども寄るよしもなし」〈万・一三七二〉
つくられたりがい【作られた利害】
《原題、(スペイン)Los intereses creados》ベナベンテの戯曲。1907年初演。作り上げた利害。
つくり【作り/造り】
1 ものをつくること。また、つくられたようす。つくりぐあい。「店の—を変える」「みごとな—の家具」 2 よそおい。...
つくり【旁】
漢字の構成部位の名称の一。左右の組み合わせからなる漢字の右側の部分。字形によって「刂(りっとう)」「彡(さんづくり...
つくり‐あ・げる【作り上げる】
[動ガ下一][文]つくりあ・ぐ[ガ下二] 1 つくりおえる。完成させる。「短期間で家を—・げる」「攻撃型のチームに...
つくり‐あわせ【作り合(わ)せ】
1 二つの合掌形の屋根が接した所。作り合い。 2 赤身の刺身と白身の刺身とを、一皿に調和よく盛り合わせること。
つくり‐あわ・せる【作り合(わ)せる】
[動サ下一][文]つくりあは・す[サ下二] 1 いくつかのものをこしらえて一つにする。「別工程ののち—・せる」 2...