にん‐どう【人道】
1 仏語。六道の一。人間の世界。人界(にんかい)。 2 ⇒じんどう(人道)
にん‐どう【忍冬】
1 スイカズラの別名。冬でも葉がしおれないのでいう。《季 夏》 2 スイカズラの茎・葉を乾燥したもの。漢方で浄血・...
にんどう‐しゅ【忍冬酒】
スイカズラの葉や茎を用いてつくる薬酒。
にんどう‐もん【忍冬文】
スイカズラのようなつる草を図案化した唐草文様。パルメットが伝来する過程で変化し生まれたものと考えられ、日本には中国...
にんな【仁和】
《「にんわ」の連声(れんじょう)》平安前期、光孝天皇・宇多天皇の時の年号。885年2月21日〜889年4月27日。
にんな‐じ【仁和寺】
京都市右京区にある真言宗御室(おむろ)派の総本山。山号は大内山。宇多天皇が光孝天皇の志を継いで仁和4年(888)完...
にん‐にく【大蒜/葫】
ヒガンバナ科の多年草。高さ約60センチ。全体に強いにおいがある。地下の鱗茎(りんけい)は灰白色で、数個の小鱗茎から...
にん‐にく【忍辱】
仏語。六波羅蜜の第三。侮辱や苦しみに耐え忍び、心を動かさないこと。忍辱波羅蜜。
にんにく‐の‐けさ【忍辱の袈裟】
仏語。忍辱の心を、身を守る袈裟にたとえていう語。転じて、袈裟のこと。忍辱衣(え)。忍辱の衣(ころも)。
にんにく‐の‐ころも【忍辱の衣】
「忍辱の袈裟(けさ)」に同じ。
にん‐にち【人日】
作業者の手間を数える語。ある仕事に1日(ふつう8時間)を要する人員数で表す。人件費の見積りなどに用いられ、5人で3...
にん‐にょう【人繞】
漢字の繞(にょう)の一。「元」「充」「児」などの「儿」の称。人足(ひとあし)。
にん‐にん【人人】
各人。めいめい。「是れは全く—の貧富に由ることにして」〈福沢・福翁百話〉
にんにん‐かいご【認認介護】
認知症の家族を介護している人もまた認知症を患っている状態。
にん‐のう【人皇】
《「にんおう」の連声(れんじょう)》神代と区別して神武天皇以後の天皇。じんこう。
にんのう‐え【仁王会】
天下太平・鎮護国家を祈願するために、仁王経を講説・讃嘆する法会(ほうえ)。斉明天皇6年(660)に始まり、奈良・平...
にんのう‐こう【仁王講】
「仁王般若経」を講じ読誦する法会(ほうえ)。護国・万民豊楽を祈願して行う。
にんのう‐はんにゃきょう【仁王般若経】
大乗経典。漢訳に鳩摩羅什(くまらじゅう)訳「仁王般若波羅蜜経」(略称、仁王経)2巻と、唐の不空訳「仁王護国般若波羅...
ニンバ‐さん【ニンバ山】
《Mont Nimba》アフリカ西部、ギニアとコートジボワールの国境に位置する山。標高1752メートル。両国とリベ...
ニンバさん‐げんせいしぜんほごく【ニンバ山厳正自然保護区】
《Réserve naturelle intégrale du mont Nimba》ギニアとコートジボワールの両...
ニンヒドリン
芳香族ケトンに属す有機化合物の一つ。常温で無色または淡黄色の柱状結晶。水、アルコールに可溶。アミノ酸を検出するニン...
ニンヒドリン‐はんのう【ニンヒドリン反応】
アミノ酸・ペプチド・たんぱく質の呈色反応の一つ。加熱したニンヒドリン水溶液に加えると、紫色を呈する。指紋検出に用い...
ニン‐ビン
ベトナム北部、ニンビン省の都市。同省の省都。首都ハノイの南約110キロメートル、ホン川のデルタ地帯南端に位置する。...
にん‐ぴ【認否】
認めることと、認めないこと。また、認めるか否かということ。「罪状—」
にん‐ぴにん【人非人】
1 人道に外れた行いをする者。ひとでなし。 2 インドの俗神、緊那羅(きんなら)の通称。その姿が人に似て人ではない...
ニンフ
1 ギリシャ神話で、川・泉・谷・山・樹木などの精。若く美しい女性で、歌や踊りを好む。 2 不完全変態をする昆虫の幼虫。
ニンファエウム
ヨルダンの首都アンマンの旧市街中心部にある、古代ローマ帝国時代の噴水の遺跡。2世紀末に建造。泉の精ニンフを祭る。
ニンフェンブルク‐じょう【ニンフェンブルク城】
《Schloß Nymphenburg》ドイツ南部、バイエルン州の州都、ミュンヘンにあるバロック様式の城。ウィッテ...
ニンフォマニア
《ギリシャ神話のニンフが語源》女性の異常な性欲亢進(こうしん)。異なる相手と頻繁に性行為を繰り返す。性的満足を得る...
ニンフ‐フライ
《(和)nymph+fly》釣りで、水生昆虫の幼虫に似せて作った擬似餌(ぎじえ)。
にん‐ぷ【人夫】
《古くは「にんぶ」》 1 力仕事に従事する労働者。 2 昔、公役に徴用された人民。夫役(ぶやく)を課せられた人民。
にん‐ぷ【任符】
除目(じもく)で、国司に新任されたときに賜る太政官符。任地に携行して身分を証明した。
にん‐ぷ【妊婦】
妊娠している女性。
にんぷ‐けんこうしんさ【妊婦健康診査】
⇒妊婦健診
にんぷ‐けんしん【妊婦健診】
《「妊婦健康診査」の略》妊娠してから定期的に受ける産婦人科の検査。母体・胎児の状態のほか、子宮頸(けい)がん・クラ...
にん‐べつ【人別】
1 人ごとにすること。人ごとに割り当てること。「—に分配する」 2 「人別帳」の略。
にんべつ‐あらため【人別改】
江戸時代の人口調査。初期には臨時的、部分的であったが、のち、宗門改と合わせて行われるようになり、享保11年(172...
にんべつ‐ちょう【人別帳】
江戸時代、人別改の帳簿。初期は、家畜・家屋なども記載。
にん‐べん【人偏】
漢字の偏の一。「仏」「仲」などの「亻」の称。
にんぺい【仁平】
平安後期、近衛天皇の時の年号。1151年1月26日〜1154年10月28日。にんぴょう。
にん‐ぼう【人法】
仏語。 1 人と教え。 2 人と法。有情(うじょう)としての人と、その構成要素である五蘊(ごうん)のこと。
にん‐ぽう【忍法】
忍術の法。忍術。
ニンポー【寧波】
中国浙江(せっこう)省北東部の商業都市。東シナ海に注ぐ甬江(ようこう)に臨み、古くから日本や南海との交易で繁栄した...
にんまり
[副](スル)満足したときなどに、声を出さないで笑いを浮かべるさま。「思惑どおりに事が運んで—(と)する」
にん‐みゃく【任脈】
漢方の経絡の一。奇経八脈に属し、会陰(えいん)部より起こり体の前面に出て腹・胸部の正中を上行し唇に至る。任脈筋(すじ)。
にんみょう‐てんのう【仁明天皇】
[810〜850]第54代天皇。在位833〜850。嵯峨天皇の第2皇子。名は正良(まさら)。深草帝とも称する。在位...
にん‐む【任務】
責任をもって果たすべきつとめ。「—を遂行する」
にんむ‐いはいこうい【任務違背行為】
任務に背く行為。背任罪の構成要件の一。→図利加害目的 [補説]背任罪について規定した刑法247条「他人のためにその...
にん‐めい【任命】
[名](スル)ある官職や役目に就くよう命じること。「適任者を所長に—する」
にんめい‐けん【任命権】
ある官職や役目に人を任命することのできる権限。