ねつ‐きぐ【熱器具】
電気・ガス・灯油などを熱源とするストーブ・こんろなどの器具。
ねつ‐きでんりょく【熱起電力】
2種の金属をつないだ回路で、接点間の温度差によって生じる起電力。ゼーベック効果によって生じる起電力。
ねつ‐きほう【熱気泡】
下層大気が不規則に熱せられて上昇する、比較的小規模な空気の塊。
ね‐つぎ【根継ぎ/根接ぎ】
1 (根接ぎ)接ぎ木の一。根を台木として接ぎ木すること。また、弱っている木に強い木の根を添え接ぎし、樹勢を取り戻さ...
ねつぎ‐ばしら【根継ぎ柱】
1 根継ぎをした柱。 2 一家を継ぐべき人。跡取り。後継者。「年久しく—の男子もなければ」〈浮・三代男・二〉
ねつ‐ぎょうこ【熱凝固】
熱を加えられたたんぱく質などが不可逆的に変性し、凝固する現象。ゆで卵などの調理で身近に見られる。また、医学の分野で...
ねつぎょうこ‐りょうほう【熱凝固療法】
ラジオ波などを照射して得られる熱を利用して腫瘍を死滅させる治療法。患者の負担が少なく、乳癌(にゅうがん)や肝臓癌な...
ね‐つ・く【寝付く】
[動カ五(四)] 1 眠りにつく。寝入る。「床に入るとすぐ—・く」 2 病気になって床につく。「過労がもとで—・く」
ねつくうき‐だんぼう【熱空気暖房】
空気を暖めて各室に送るようにした暖房方式。
ねつ‐くさ・い【熱臭い】
[形][文]ねつくさ・し[ク]熱気がこもっている。高熱の病人の体熱が感じられる。「—・い寝具」
ね‐つけ【根付】
1 印籠(いんろう)・巾着(きんちゃく)・タバコ入れなどを腰に下げるとき、帯にはさむひもの先端につけてすべりどめと...
ねつ‐け【熱気】
熱がある感じ。体温が平常より高い感じ。「—がある」
ね‐つけ【値付け】
[名](スル)《「ねづけ」とも》商品の値段を付けること。「安めに—する」
ねつけいこう‐せんりょうけい【熱蛍光線量計】
⇒熱ルミネセンス線量計
ねつけ‐しゅう【根付衆】
いつもその人にくっついて、側を離れずにいる人たち。腰巾着(こしぎんちゃく)たち。「お—にとがめられ」〈浄・女楠〉
ねつ‐けん【熱圏】
大気圏の区分の一。中間圏の上の領域で、高さ90〜500キロ程度の範囲の大気層。高度とともに温度が急激に上昇し、太陽...
ねつ‐げっしん【熱月震】
昼夜の温度差により岩石が破壊されることで生じる月震。→月震
ねつ‐げん【熱源】
熱を供給するみなもと。「—を電力に求める」 [補説]書名別項。→熱源
ねつげん【熱源】
川越宗一の小説。令和元年(2019)刊。明治維新直後から第二次大戦後までの樺太を舞台にした歴史小説。第162回直木...
ねつ‐こ・い
[形]「ねつい」に同じ。「—・く勧誘する」
ねつこうか‐せい【熱硬化性】
常温では変形しにくいが、加熱により軟化して成形しやすくなり、同時に重合が進んで硬化し、もとの状態に戻らなくなる性質...
ねつこうかせい‐じゅし【熱硬化性樹脂】
熱硬化性をもつ合成樹脂の総称。尿素樹脂・メラミン樹脂・フェノール樹脂など。加工後は溶媒に溶けず、再加熱しても軟化し...
ねつこうかせい‐プラスチック【熱硬化性プラスチック】
⇒熱硬化性樹脂
ねつ‐こうかんき【熱交換器】
高温の流体がもつ熱エネルギーを低温の流体に伝える装置。直接接触方式、隔板や蓄熱器を用いる方式があり、加熱器・冷却器...
ねつ‐こうりつ【熱効率】
熱機関に供給されたエネルギーのうち、仕事に変えられた熱量の割合。
ねつ‐ごへん【熱互変】
温度変化による互変。サーモトロピー。
ねつ‐ごもり【熱籠もり】
地熱発電などの地熱利用において、放熱を繰り返すことで地中の温度が上昇し、熱交換の効率が低下する現象。→熱枯れ
ねつ‐さまし【熱冷まし】
《「ねつざまし」とも》熱をさますこと。また、そのための薬。解熱剤(げねつざい)。
ねつ‐ざつおん【熱雑音】
抵抗内の電子またはイオンの不規則な熱運動によって生じる電気的な雑音。電子回路には必ず存在する。この現象を発見した米...
ねつ‐ざんりゅうじか【熱残留磁化】
岩石のように多数の強磁性微粒子を含む物を、磁界の中でキュリー温度以上の高温から常温に冷却するときに生じる残留磁化。...
ねつ‐ざんりゅうじき【熱残留磁気】
⇒熱残留磁化
ねつ‐しせん【熱視線】
強い関心をもって見つめること。ある対象に注目すること。熱い視線。ねっしせん。「—を送る」「—を浴びる」
ねつ‐しゅうし【熱収支】
熱エネルギーの出入り。物体や場が外部から受け取る熱やその内部で発生する熱と、外部へ放出する熱や内部に蓄積される熱の...
ねつ‐しょうじ【熱消磁】
熱により磁性体の磁化を消し去ること。キュリー温度以上の温度に加熱することで消磁できる。
ねつショック‐たんぱくしつ【熱ショック蛋白質】
⇒エッチ‐エス‐ピー(HSP)
ねつ‐しょり【熱処理】
[名](スル)材料に加熱・冷却の操作をして、目的とする特性に改善すること。金属の焼き入れ・焼きなまし・焼き戻しなど。
ねつしょり‐ろ【熱処理炉】
金属の熱処理を行う炉。ガス炉・電気炉などがある。
ねつしんくう‐しけん【熱真空試験】
宇宙空間で使用する各種機器に対し、高温、低温、および真空状態において性能通り正しく動作することを確認する試験。
ねつじき‐こうか【熱磁気効果】
金属や半導体に温度勾配があって熱流があるとき、外部から磁場をかけると電位差や温度差が生じる現象。熱流磁気効果。
ねつ‐じゅうごう【熱重合】
加熱のみによって起こる重合反応。スチレンの重合にみられる。
ねつ‐じょう【熱情】
燃え上がるような激しい感情。また、熱心な気持ち。情熱。「研究に—を注ぐ」 [補説]作品名別項。→熱情
ねつじょう【熱情】
《原題、(ドイツ)Appassionata》ベートーベンのピアノソナタ第23番。ヘ短調。1804年から1805年に...
ねつじょう‐てき【熱情的】
[形動]熱情のこもっているさま。「—な踊り」
ねつ‐せきどう【熱赤道】
地球上の各経線上の最も気温の高い地点を結んだ線。年平均気温では北緯6.5度付近を通る。
ねつせっけい‐でんりょく【熱設計電力】
《thermal design power》⇒ティー‐ディー‐ピー(TDP)
ねつ‐ぞう【捏造】
[名](スル)《「でつぞう(捏造)」の慣用読み》事実でないことを事実のようにこしらえること。でっちあげること。「記...
ねつぞう‐こ【熱蔵庫】
食品を65〜80度ぐらいで保温する装置。熱源はガスの熱焼による。
ねつ‐たいりゅう【熱対流】
⇒対流
ねつ‐ちゅうせいし【熱中性子】
媒質中で媒質の原子核と衝突を繰り返して運動エネルギーを失い、周りの分子の熱運動と平衡状態になった中性子。また、一般...
ねつちゅうせいし‐ろ【熱中性子炉】
核分裂で生じた高速中性子を減速材で熱中性子に変え、これで次の核分裂を起こし、連鎖反応が続くように設計された原子炉。...