ねつ‐かく【熱核】
《「熱原子核」の略》核融合反応によって激しい熱エネルギーを放出する原子核。重水素・三重水素(トリチウム)・重水素リ...
ねつ‐かくさん【熱拡散】
混合流体の内部に温度差があるとき、各成分流体それぞれが少しずつ一方の方向に移動して、全体の成分組成が拡散する現象。...
ねつかく‐はんのう【熱核反応】
⇒熱核融合
ねつかく‐ゆうごう【熱核融合】
熱原子核が核反応によって重い原子核に融合(核融合)し、大きなエネルギーを放出する現象。恒星のエネルギー源や水素爆弾...
ねつ‐かそせい【熱可塑性】
常温では変形しにくいが、加熱すると軟化して成形しやすくなり、冷やすと再び固くなる性質。プラスチックの性質の一。
ねつかそせい‐じゅし【熱可塑性樹脂】
熱可塑性をもつ合成樹脂の総称。ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリ塩化ビニル・弗素(ふっそ)樹脂などがあり、加熱によ...
ねつかそせい‐ポリウレタン【熱可塑性ポリウレタン】
⇒ティー‐ピー‐ユー(TPU)
ねつ‐カルスト【熱カルスト】
永久凍土地帯で、表土が融解・凍結を繰り返すことで形成される、不規則な凹凸がある地形。石灰岩からなるカルスト地形に似...
ねつ‐かん【熱感】
全身または炎症のある局所に感じられる、熱っぽい感じ。
ねつ‐かんすう【熱関数】
⇒エンタルピー
ねつ‐かんせい【熱慣性】
物質の熱しにくさ、冷えにくさの度合い。温度変化に対する抵抗の度合いを表す尺度で、熱伝導度・密度・比熱の積の平方根で...
ねつ‐がく【熱学】
熱現象を研究対象とする物理学および化学の一部門。熱力学・統計力学・分子運動論を総称していう。
熱(ねつ)が冷(さ)・める
熱中する度合いが下がる。「テレビゲームへの—・める」
ねつがぞう‐カメラ【熱画像カメラ】
⇒サーモグラフィー
ねつ‐がれ【熱枯れ】
地熱発電などの地熱利用において、採熱を繰り返すことで地中の温度が低下し、熱交換の効率が低下する現象。→熱籠もり
ねつ‐がん【熱願】
[名](スル)熱烈に願うこと。また、その願い。「目標の達成を—する」
ねつ‐がんりょう【熱含量】
⇒エンタルピー
ね‐つき【根付き】
1 草木に根がついていること。また、根がついている草木。 2 「根付き魚」の略。
ね‐つき【寝付き】
眠りに入ること。「—が早い」
ねつき‐うお【根付き魚】
「根魚(ねうお)」に同じ。
ねつ‐きかん【熱機関】
熱エネルギーを機械エネルギーに変換して動力を発生させる機関の総称。蒸気機関・蒸気タービンなどの外燃機関と、ガスター...
ねつ‐きぐ【熱器具】
電気・ガス・灯油などを熱源とするストーブ・こんろなどの器具。
ねつ‐きでんりょく【熱起電力】
2種の金属をつないだ回路で、接点間の温度差によって生じる起電力。ゼーベック効果によって生じる起電力。
ねつ‐きほう【熱気泡】
下層大気が不規則に熱せられて上昇する、比較的小規模な空気の塊。
ね‐つぎ【根継ぎ/根接ぎ】
1 (根接ぎ)接ぎ木の一。根を台木として接ぎ木すること。また、弱っている木に強い木の根を添え接ぎし、樹勢を取り戻さ...
ねつぎ‐ばしら【根継ぎ柱】
1 根継ぎをした柱。 2 一家を継ぐべき人。跡取り。後継者。「年久しく—の男子もなければ」〈浮・三代男・二〉
ねつ‐ぎょうこ【熱凝固】
熱を加えられたたんぱく質などが不可逆的に変性し、凝固する現象。ゆで卵などの調理で身近に見られる。また、医学の分野で...
ねつぎょうこ‐りょうほう【熱凝固療法】
ラジオ波などを照射して得られる熱を利用して腫瘍を死滅させる治療法。患者の負担が少なく、乳癌(にゅうがん)や肝臓癌な...
ね‐つ・く【寝付く】
[動カ五(四)] 1 眠りにつく。寝入る。「床に入るとすぐ—・く」 2 病気になって床につく。「過労がもとで—・く」
ねつくうき‐だんぼう【熱空気暖房】
空気を暖めて各室に送るようにした暖房方式。
ねつ‐くさ・い【熱臭い】
[形][文]ねつくさ・し[ク]熱気がこもっている。高熱の病人の体熱が感じられる。「—・い寝具」
ね‐つけ【根付】
1 印籠(いんろう)・巾着(きんちゃく)・タバコ入れなどを腰に下げるとき、帯にはさむひもの先端につけてすべりどめと...
ねつ‐け【熱気】
熱がある感じ。体温が平常より高い感じ。「—がある」
ね‐つけ【値付け】
[名](スル)《「ねづけ」とも》商品の値段を付けること。「安めに—する」
ねつけいこう‐せんりょうけい【熱蛍光線量計】
⇒熱ルミネセンス線量計
ねつけ‐しゅう【根付衆】
いつもその人にくっついて、側を離れずにいる人たち。腰巾着(こしぎんちゃく)たち。「お—にとがめられ」〈浄・女楠〉
ねつ‐けん【熱圏】
大気圏の区分の一。中間圏の上の領域で、高さ90〜500キロ程度の範囲の大気層。高度とともに温度が急激に上昇し、太陽...
ねつ‐げっしん【熱月震】
昼夜の温度差により岩石が破壊されることで生じる月震。→月震
ねつ‐げん【熱源】
熱を供給するみなもと。「—を電力に求める」 [補説]書名別項。→熱源
ねつげん【熱源】
川越宗一の小説。令和元年(2019)刊。明治維新直後から第二次大戦後までの樺太を舞台にした歴史小説。第162回直木...
ねつ‐こ・い
[形]「ねつい」に同じ。「—・く勧誘する」
ねつこうか‐せい【熱硬化性】
常温では変形しにくいが、加熱により軟化して成形しやすくなり、同時に重合が進んで硬化し、もとの状態に戻らなくなる性質...
ねつこうかせい‐じゅし【熱硬化性樹脂】
熱硬化性をもつ合成樹脂の総称。尿素樹脂・メラミン樹脂・フェノール樹脂など。加工後は溶媒に溶けず、再加熱しても軟化し...
ねつこうかせい‐プラスチック【熱硬化性プラスチック】
⇒熱硬化性樹脂
ねつ‐こうかんき【熱交換器】
高温の流体がもつ熱エネルギーを低温の流体に伝える装置。直接接触方式、隔板や蓄熱器を用いる方式があり、加熱器・冷却器...
ねつ‐こうりつ【熱効率】
熱機関に供給されたエネルギーのうち、仕事に変えられた熱量の割合。
ねつ‐ごへん【熱互変】
温度変化による互変。サーモトロピー。
ねつ‐ごもり【熱籠もり】
地熱発電などの地熱利用において、放熱を繰り返すことで地中の温度が上昇し、熱交換の効率が低下する現象。→熱枯れ
ねつ‐さまし【熱冷まし】
《「ねつざまし」とも》熱をさますこと。また、そのための薬。解熱剤(げねつざい)。
ねつ‐ざつおん【熱雑音】
抵抗内の電子またはイオンの不規則な熱運動によって生じる電気的な雑音。電子回路には必ず存在する。この現象を発見した米...