のど‐ぶえ【喉笛】
のどの気管が通る部分。また、のどぼとけのあたり。ふえ。「—をかき切る」
のど‐ぼとけ【喉仏】
のどの中間の、甲状軟骨が突出して高くなっている部分。成年男子に顕著で、西洋では俗にアダムのりんごという。のどぼね。...
のど‐ぼね【喉骨】
「喉仏(のどぼとけ)」に同じ。
喉(のど)まで◦出(で)る
《「喉まで出掛かる」とも》 1 知っているはずの物事なのに、もう少しのところで思い出せない。「—◦出ているのに思い...
のどま・る【和まる】
[動ラ四]のどかになる。落ち着く。静まる。ゆったりとなる。「何となく心—・る世なくこそありけれ」〈源・須磨〉
のど・む【和む】
[動マ下二] 1 気持ちなどを落ち着かせる。やわらげる。静める。「心—・めて、人遣(や)りならぬ闇に惑はむ道の光に...
のど‐もと【喉元】
のどのあたり。また、首の付け根のあたり。
のどもと‐じあん【喉元思案】
胸のうちで深く考えたのではない、あさはかな考え。
喉元(のどもと)過(す)ぎれば熱(あつ)さを忘(わす)れる
熱いものも、飲みこんでしまえばその熱さを忘れてしまう。転じて、苦しい経験も、過ぎ去ってしまえばその苦しさを忘れてし...
のど‐やか【長閑やか】
[形動][文][ナリ]「のどか」に同じ。「—な春の日」「雨よいほどに—に降りて」〈かげろふ・下〉 「春の暮れつ方、...
のどよ・う
[動ハ四]細々として力のない声を出す。悲しげな声でなく。「飯炊(いひかし)くことも忘れてぬえ鳥の—・ひ居(を)るに...
のど‐わ【喉輪】
1 鎧(よろい)の小具足の一。首にかけて、のどから胸板の上のすきまを覆うもの。月形の鉄に小札(こざね)の板二段の垂...
のどわ‐ぜめ【喉輪攻め】
相撲で、手を矢筈(やはず)の形にして相手ののどにあて、押して攻める方法。
ノドン‐いちごう【ノドン一号】
《Nodung 1》朝鮮民主主義人民共和国の射程1000キロ級の弾道ミサイル。核弾頭搭載可能で、日本の大部分を射程...
ノナ
数の9。
の‐なか【野中】
野原の中。「—の一軒家」
の‐なか【篦中】
矢柄(やがら)の中ほど。「—過ぎてぞ立ったりける」〈保元・中〉
のなか‐けんざん【野中兼山】
[1615〜1664]江戸初期の政治家・儒学者。名は良継。谷時中に朱子学を学び、土佐藩家老として藩政の確立に尽力。...
のなか‐こふん【野中古墳】
大阪府藤井寺市野中にある、5世紀の古墳。古市古墳群を構成する小型の方墳で、1辺の長さ37メートル、高さ4メートル。...
のなか‐でら【野中寺】
⇒やちゅうじ(野中寺)
のなか‐の‐しみず【野中の清水】
1 野中にわき出る清水。特に、播磨(はりま)国印南野(いなみの)にあったという清水。冷たくてよい水であったが、のち...
ノナゴン
九角形。九辺形。
のなみ‐あさ【乃南アサ】
[1960〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、矢沢朝子。女性刑事を主人公にした推理小説で若い読者層を得る。「凍える牙...
のに
[接助]《準体助詞「の」+接続助詞「に」から》活用語の連体形に付く。内容的に対立する二つの事柄を、意外・不服の気持...
の‐に
[連語]《準体助詞「の」+格助詞「に」》 1 …時に。…場合に。「地震が来る—備えておこう」 2 …のものとして。...
ノニオン‐かいめんかっせいざい【ノニオン界面活性剤】
⇒非イオン界面活性剤
野(の)に伏(ふ)し山(やま)に伏(ふ)す
旅先で苦労を重ねることのたとえ。
のね‐いた【野根板】
高知県東部の野根山産の木材を薄くはいだ長い板。茶室などの天井板とする。
の‐ねこ【野猫】
飼い主のない猫。のら猫。「沙金の目が、—のように鋭く」〈芥川・偸盗〉 [補説]「野良猫」は飼い主がなく人家の周りを...
の‐ねずみ【野鼠】
家屋にすみつかず、山野にすむネズミ。アカネズミ・ハタネズミ・ヤチネズミなど。
ノネナール
加齢臭のもとになる物質。皮脂に含まれる脂肪酸が酸化したり分解されたりしてできる。
の‐ねんぐ【野年貢】
⇒草年貢(くさねんぐ)
のの
神仏・日月など、尊ぶべきものをさしていう幼児語。ののさま。「弁(わきま)へ知らぬ稚子が、鉦(かんかん)が鳴る、—参...
ののいち【野々市】
石川県中部にある市。金沢市のベッドタウンとして人口が増加し、平成23年(2011)11月に市制施行。人口5.3万(...
ののいち‐し【野々市市】
⇒野々市
ののぐち‐たかまさ【野之口隆正】
⇒大国隆正(おおくにたかまさ)
ののぐち‐りゅうほ【野々口立圃】
[1595〜1669]江戸前期の俳人。京都の人。名は親重(ちかしげ)。雛人形屋を営み、雛屋と称した。連歌・和歌に長...
のの‐さま
「のの」を敬っていう幼児語。のんのん。ののさん。
ののしょ【野の書】
書家、榊莫山による随筆集。副題「書の美をたずねて」。昭和40年(1965)刊行。
ののしり【罵り】
1 ののしること。口汚く悪口を言うこと。「相手の—にかっとなる」 2 騒ぎたてること。「いかなる—出で来むとすらむ...
ののし・る【罵る】
[動ラ五(四)] 1 ひどい言葉で悪口を言う。声高に非難する。罵倒(ばとう)する。「口汚く—・る」 2 わめき立て...
の‐の‐じ【のの字】
ひらがなの「の」や、それに似た形。また、「の」を書くときのように右回りにまわすこと。「ねじを—に回して締める」→の...
ののじ‐てん【ノノ字点】
前の行と同じという意味を表す符号「〃」のこと。ノノ点。
のの字(じ)を書(か)く
指先で、ひらがなの「の」を書くようなしぐさをする。若い女性が恥ずかしがったり、すねたりするときのしぐさをいう。→のの字
のの‐てん【ノノ点】
「ノノ字点」に同じ。
の‐の‐みや【野宮】
皇女や女王が斎宮・斎院になるとき、潔斎のため1年間こもった仮の宮殿。斎宮のものは嵯峨、斎院のものは紫野に設けた。
ののみや【野宮】
謡曲。三番目物。源氏物語に取材。六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)の霊が現れ、葵(あおい)の上に光源氏の愛を奪...
ののむら‐にんせい【野々村仁清】
江戸初期の陶工。丹波の人。通称、清右衛門。京都御室(おむろ)の仁和寺(にんなじ)門前に窯を築いた。優雅な作風で、蒔...
のの‐め・く
[動カ四]声高に騒ぐ。わめき立てる。「あれ見よと—・きて」〈太平記・一〇〉
の‐はなしょうぶ【野花菖蒲】
アヤメ科の多年草。山地や野原に生える。高さ約1メートル。葉は剣状。6月ごろ開花し、花は基部に黄色い斑をもつ外花被3...