ひょうめん‐ちょうりょく【表面張力】
液体に働く、その表面積をできるだけ小さくしようとする力。分子間の引力によって、表面の分子が内部から引かれるために起こる。
ひょうめんちょうりょく‐は【表面張力波】
液体の表面の上下動に対し、復元力として表面張力が重力に比べて大きく寄与する波。さざ波。→重力波
ひょうめん‐てき【表面的】
[形動]外部から見たようす。うわべだけのようす。外面的。「—には何の問題もない」
ひょうめんでんかい‐ディスプレー【表面電界ディスプレー】
⇒エス‐イー‐ディー(SED)
ひょうめん‐は【表面波】
1 液体の表面に起こる波。波長に比べて深さが十分に大きい重力波をいう。風浪(ふうろう)・うねりなど。 2 媒質の表...
ひょうめん‐りょく【表面力】
物体の表面に作用し、その大きさが面積に比例する力。面積力。→体積力
ひょうめん‐りりつ【表面利率】
債券に記載されている利率のこと。額面金額に対する年率で表示する。クーポンレート。→利回り [補説]金融市場で流通す...
ひょう‐もく【標目】
1 目印。めあて。目標。 2 目録。目次。 3 標題。
ひょう‐もん【平文/評文】
1 (平文)漆器の加飾法の一。金銀などの薄板を文様に切って漆面にはり、漆で塗り埋めてから、その部分を研ぎ出すなどし...
ひょう‐もん【豹文/豹紋】
豹の毛皮の斑文。また、そのような文様。
ひょうもん‐だこ【豹紋蛸】
マダコ科の頭足類。全長約10センチ。体表は淡黄色に褐色の帯模様で、危険が迫ると鮮やかな青色の輪状紋があらわれる。主...
ひょうもん‐ちょう【豹紋蝶】
1 ヒョウモンチョウ亜科の昆虫。翅(はね)は開張5〜6センチ、橙黄褐色の地に黒紋が散在する。山地や高原に多く、低い...
ひょう‐や【氷野】
「氷原」に同じ。
ひょう‐ゆう【飄遊】
[名](スル)目的もなくあちこち旅して回ること。「—はわが天性である」〈藤村・桜の実の熟する時〉
ひょう‐よみ【票読み】
[名](スル) 1 票の数を数えること。「投票を締め切って—にはいる」 2 選挙などで、得票数の予想を立てること。...
ひょう‐らく【漂落/飄落】
[名](スル)ただよいさすらうこと。また、落ちぶれること。
ひょう‐らん【兵乱】
⇒へいらん(兵乱)
ひょう‐り【表裏】
[名](スル) 1 表と裏。また、その関係にあること。「—をなす」「喜びと—して悲しみがある」 2 外面と内実とで...
ひょうり‐いったい【表裏一体】
相反する二つのものが大もとでは一つであること。また、二つのものの関係が密接で切り離せないこと。「官民が—となって開...
ひょうり‐もの【表裏者】
うらおもてのある者。裏切り者。「卑怯至極(ひけふしごく)の—。甘き詞に我を欺き」〈浄・矢口渡〉
ひょう‐りゃく【剽掠/剽略】
おどかしてかすめとること。「深夜外館を襲い火を放て—を極め」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ひょう‐りゅう【漂流】
[名](スル) 1 風や潮のままに海上をただよい流れること。「ボートで—する」 2 あてもなくさすらい歩くこと。放...
ひょうりゅうがい【漂流街】
馳星周の長編小説。日系ブラジル人青年を主人公とする犯罪小説。平成10年(1998)刊行。同年、第1回大藪春彦賞受賞。
ひょうりゅうさいばん【漂流裁判】
笹倉明の長編小説。昭和63年(1988)刊。レイプ裁判を巡る法廷ミステリー。同年の第6回サントリーミステリー大賞受賞。
ひょうりゅう‐ひさいしゃ【漂流被災者】
大震災などで住居を失い、被災地から離れた地域へ避難することで地域社会との関係が断たれてしまった人のこと。
ひょう‐りょう【秤量】
[名](スル)《「しょうりょう」の慣用読み》 1 「称量(しょうりょう)」に同じ。「薬を—する」 2 はかりで正確...
ひょうりょう‐かへい【秤量貨幣】
⇒称量貨幣(しょうりょうかへい)
ひょうりょう‐びん【秤量瓶】
固体・液体などの試料を密閉し、精密に秤量するための小形のびん。
ひょう‐りん【氷輪】
氷のように冷たく輝く月。
ひょう‐りん【評林】
評論を集めた書物。
ひょう‐れい【憑霊】
霊魂がとりつくこと。
ひょう‐れい【飄零】
[名](スル) 1 花びらや葉がひらひらと落ちること。 2 おちぶれること。
ひょう‐ろう【兵糧/兵粮】
1 陣中における軍隊の食糧。「—が尽きる」 2 一般に、食糧。また、活力のもとになるもの。
ひょう‐ろう【漂浪】
[名](スル)さすらうこと。さまよいあるくこと。放浪。「賭場から賭場を、一緒に—して歩いた忠次迄が」〈菊池寛・入れ札〉
ひょうろう‐ぜめ【兵糧攻め】
敵の食糧補給路を断ち、兵糧を欠乏させることによって打ち負かす攻め方。食(じき)攻め。
ひょうろう‐まい【兵糧米】
戦時の兵糧に当てる米。特に中世、その目的で諸国に課徴した米。
ひょう‐ろく【表六/兵六】
まぬけなこと。また、まぬけな人。おろか者。
ひょうろく‐だま【表六玉/兵六玉】
「表六」に同じ。
ひょう‐ろん【評論】
[名](スル)物事の価値・善悪・優劣などを批評し論じること。また、その文章。「時局を—する」「文芸—」
ひょうろん‐か【評論家】
評論を仕事にしている人。批評家。「政治—」
ひょぐ・る
[動ラ四]小便などを勢いよく出す。「馬士(まご)うしろを向きて—・りながら」〈滑・膝栗毛・四〉
ひょこ‐ひょこ
[副] 1 小刻みに、はねるように動くさま。ぴょこぴょこ。「幼児が—(と)歩く」 2 しきりに頭を上下するさま。ぴ...
ひょっくり
[副]「ひょっこり」に同じ。「駅前で旧友に—(と)出会った」
ひょっこり
[副]思いがけなくそのことが起きるさま。「—(と)現れる」「—(と)思い出す」
ひょっ‐と
[副] 1 不意に。思いがけず。また、うっかり。「—立ち上がる」「—口に出す」 2 もしかして。万一。「あなたは—...
ひょっとこ
《「ひおとこ(火男)」の音変化》 1 火吹き竹で火を吹くときのように口をとがらせ、一方の目が小さい、こっけいな顔を...
ひょっと‐したら
[副]もしかしたら。「—そこで会えるかもしれない」
ひょっと‐して
[副]もしかして。もしや。「—道に迷ったら大変だ」
ひょっと‐すると
[副]「ひょっとしたら」に同じ。「—あの人が犯人かもしれない」
ひょろ・い
[形]俗に、細長くて弱々しい。「—・い体型」