ひと‐ふんべつ【一分別】
ちょっと考えてみること。ひと思案。一考。「もう—あっていいところだ」
ひと‐べらし【人減らし】
人数を減らすこと。特に、従業員の数を減らすこと。
ひと‐ほね【一骨】
ちょっとした苦労。少しの努力。
一骨(ひとほね)折(お)・る
他人のために少々の尽力をする。
ひと‐ぼうこう【人奉公】
苦労が報いられず、他人のために奉仕した結果になること。無駄骨折り。「年中—して勝手迷惑するにつもりぬ」〈浮・永代蔵・五〉
人(ひと)木石(ぼくせき)にあらず
《白居易「李夫人」から》人は木や石とちがい、みな喜怒哀楽の情を持っている。
ひ‐とぼし【火点し】
「ひともし」に同じ。
ひと‐ま【一間】
1 一つの部屋。一室。 2 寝殿造りなどで、柱と柱の間一つ。また、その長さ。 3 縦横とも柱の間が一つの、小さい部...
ひと‐ま【人間】
1 人のいない間。人の気づかぬすき。「—にも月を見ては、いみじく泣き給ふ」〈竹取〉 2 人との交わりが絶えること。...
ひと‐まえ【人前】
1 多くの人のいる場所。他の人の見ている前。「—に出るのが苦手だ」 2 他の人の前での体裁。「—を飾る」「—を取り繕う」
ひと‐まかせ【人任せ】
他人に任せきりにすること。「—にできない性分」
ひと‐まき【一巻(き)】
1 一度巻くこと。 2 巻いてあるもの一つ。「絵巻物—」「毛糸を—買う」 3 連歌・連句で、歌仙・百韻・千句などの...
ひと‐まく【一幕】
1 演劇で、幕を上げてから下ろすまでに舞台で演じられる一区切り。「—三場の芝居」 2 事件などの一つの場面。「あわ...
ひとまく‐み【一幕見】
劇場で、数幕上演しているうちの一幕だけを見ること。かつては多く土足のまま立って観劇した。幕見。立見(たちみ)。
ひとまく‐もの【一幕物】
一幕で完結する演劇。
ひと‐まじわり【人交わり】
他人との交際。世間づきあい。
ひと‐ます【人枡】
昔、軍勢をその中に入れて人数をはかるため、城外に設けた枡形。
ひと‐まず【一先ず】
[副]今後のことは別にして、その時点で一応の区切りをつけるさま。とりあえず。さしあたって。「これで—落ち着ける」 ...
人(ひと)増(ま)せば水(みず)増(ま)す
人の数が増えれば、経費もまた増すことのたとえ。
ひと‐まち【人待ち】
人の来るのを待ちうけること。
ひと‐まちがい【人間違い】
[名](スル)「人違い」に同じ。
ひとまち‐がお【人待ち顔】
[名・形動]人を待っているような顔つき。また、そのようなさま。「—に通りを眺める」
ひと‐まとめ【一纏め】
一つにまとめること。「関係書類を—にしておく」
ひと‐まど
[副]「ひとまず」の音変化。「—筆をここに止めて」〈逍遥・小説神髄〉 「自然の事のあらん時、—の息をも休め」〈平家・九〉
ひとま‐どころ【一間所】
柱と柱との間が一つの部屋。一室。「—へ忍び入り、文こまごまと書き」〈伽・唐糸さうし〉
ひと‐まね【人真似】
1 他人の行動・やり方などをそっくりまねること。「—で創意が感じられない」 2 動物が人間のしぐさや言葉をまねること。
ひとまる【人丸】
⇒柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
ひとまる‐えいぐ【人丸影供】
柿本人麻呂を歌聖として祭り、和歌を献じて供養する歌合わせ・歌会。平安末期から行われた。人丸供(ひとまるく)。人丸供...
ひとまる‐き【人丸忌】
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)の忌日。陰暦3月18日。《季 春》
ひとまる‐く【人丸供】
「人丸影供(ひとまるえいぐ)」に同じ。人丸供養。
ひとまる‐じんじゃ【人丸神社】
⇒柿本(かきのもと)神社
ひとまろ【人麻呂】
⇒柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
ひと‐まわり【一回り】
[名](スル) 1 物のまわり、またはある範囲を、1回まわること。一周。一巡。「得意先を—する」 2 順番に従って...
ひとみ
平成28年(2016)2月に打ち上げられたX線天文衛星ASTRO-H(アストロエッチ)の愛称。JAXA(ジャクサ)...
ひとみ【瞳/眸】
1 目の虹彩、あるいは虹彩と瞳孔(どうこう)のこと。黒目。「青い—」「つぶらな—」 2 瞳孔。どう。「目薬で—を広...
ひと‐み【一身】
からだ全体。全身。「虻(あぶ)…など出でて、目鼻ともいはず、—にとりつきて刺せども」〈宇治拾遺・三〉
ひと‐み【人見】
1 芝居の舞台などで、裏から客席が見えるように幕の縫い目などに作ったすきま。 2 他人の見る感じ。ひとめ。よそめ。
ひと‐み【人身】
生きている人のからだ。生身(なまみ)。
ひとみ‐エーエフ【瞳AF】
⇒瞳認識AF
ひとみ‐きぬえ【人見絹枝】
[1907〜1931]女子陸上競技選手。岡山の生まれ。大正15年(1926)スウェーデンで開かれた国際女子陸上競技...
ひとみけんしゅつ‐エーエフ【瞳検出AF】
⇒瞳認識AF
ひとみ‐ごくう【人身御供】
1 人間を神への生け贄(にえ)とすること。また、その人間。人身供犠(じんしんくぎ)。 2 集団または特定の個人の利...
ひと‐みしり【人見知り】
[名](スル)子供などが、知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌ったりすること。「—して泣く子」
ひと‐みち【一道】
[名・形動ナリ] 1 ただ1本の道。転じて、死出の道。「汝は—に向かひ給へ」〈記・中〉 2 ある一つの事に心を向け...
ひとみにんしき‐エーエフ【瞳認識AF】
《AFはautofocusの略》デジタルカメラの機能の一。人間の目(瞳)を認識し、自動的にピントを合わせること。人...
瞳(ひとみ)を凝(こ)ら・す
まばたきもせずに、じっと見つめる。凝視する。「—・して捜す」
瞳(ひとみ)を据(す)・える
じっと見つめて視線を動かさない。
ひと‐むかし【一昔】
もう昔のことになったと感じられるほどの過去。「もう—も前の話だ」「十年—」
ひと‐むき【一向き】
[名・形動]一つの方面に向かうこと。ただ一つの事に心を向けて、他を顧みないこと。また、そのさま。ひたむき。「お前に...
ひと‐むね【一棟】
一つの棟。1軒の建物。また、同じ棟。いっとう。「—の長屋」