ぶんじ【文治】
鎌倉時代、後鳥羽天皇の時の年号。1185年8月14日〜1190年4月11日。
ぶん‐じ【文辞】
文章。また、文章の言葉。
文事(ぶんじ)ある者(もの)は必(かなら)ず武備(ぶび)あり
《「史記」孔子世家から》文と武は両者を兼ね備えなければならず、どちらか一方にかたよってはならないということ。
ぶんじ‐きん【文字金】
江戸時代、「文」の字の極印のある金貨の称。元文金・文政金があるが、ふつう元文金をさす。文金。
ぶんじ‐せん【文字銭】
江戸時代、寛永通宝銭のうち、寛文8年(1668)から発行されたものの称。京都方広寺の大仏をこわして鋳造され、裏に「...
ぶん‐じゃく【文弱】
[名・形動]学問や芸事にばかりふけっていて弱々しいこと。また、そのさま。「—な(の)息子を案じる」
ぶん‐じょう【分乗】
[名](スル)一団の人々が二つ以上の乗り物に分かれて乗ること。「タクシー二台に—する」
ぶん‐じょう【分場】
本部から分かれて別の所に設けられた試験場・作業場。
ぶん‐じょう【分譲】
[名](スル)一部分を分けて譲ること。特に、土地・建物などを区分けして売ること。「土地を—する」「—マンション」
ぶん‐じょう【文杖】
《「ふづえ」を音読みにした語》「文挟(ふみばさ)み1」に同じ。
ぶん‐じょう【文場】
1 文章家の社会。文壇。「陸続として書を著し、—に名を震いたり」〈中村訳・西国立志編〉 2 詩文を書いたり批評し合...
ぶんじょう‐じゅうたく【分譲住宅】
分譲地に建設・販売される住宅。土地付き一戸建て分譲住宅や分譲マンションなどの形式がある。→建売り住宅
ぶんじょう‐ち【分譲地】
ひとつづきのものを区切って売り出す土地。
ぶん‐じん【文人】
1 詩文・書画など、風雅の道に心をよせている人。「—趣味」 2 文事をもって仕える人。「—武士は国家の重んずる所」...
ぶんじん‐いけ【文人生け】
江戸後期、文人たちによって行われた、形式にとらわれない自由な生け方の生け花。瓶花(へいか)のほか盆花なども行われた。
ぶんじん‐が【文人画】
文人が余技的に描いた絵画。多く水墨または淡彩で自然な感興を描くことが重んじられ、中国で元代に一定の様式をもつように...
ぶんじん‐ぼっかく【文人墨客】
文人と墨客。詩文・書画などの風雅の道にたずさわる人。
ぶん‐すい【分水】
[名](スル)水の流れが分かれること。また、川の流れを分けること。「—して灌漑に使う」
ぶんすい‐かい【分水界】
雨水が、二つ以上の水系へ分かれて流れる境界。分水線。
ぶんすい‐さんみゃく【分水山脈】
⇒分水嶺(れい)
ぶんすい‐れい【分水嶺】
1 分水界になっている山稜(さんりょう)。分水山脈。 2 《1が、雨水が異なる水系に分かれる場所であることから》物...
ぶん‐すう【分数】
二つの整数a・bの比として表される数。零ではない整数aで整数bを割った結果をb/aと表したもの。あるいは、1をa等...
ぶんすう‐かんすう【分数関数】
分数式で表される関数。
ぶんすう‐しき【分数式】
整式を整式で割る形をしている式。
ぶん‐せい【文声】
文人としての名声。文名。
ぶん‐せい【文政】
1 文治を主として行う政治。→軍政 2 文教に関する行政。
ぶんせい【文政】
江戸後期、仁孝天皇の時の年号。1818年4月22日〜1830年12月10日。
ぶん‐せい【文勢】
文章の勢い。表現の迫力。
ぶんせい‐きんぎん【文政金銀】
江戸幕府が文政年間に鋳造を始めた金銀貨。二分金・一朱金・一朱銀の新鋳と、小判・一分金・二分金・丁銀・豆板銀・二朱銀...
ぶんせい‐げいじゅつだいがく【文星芸術大学】
宇都宮市にある私立大学。平成11年(1999)に開学した、美術学部の単科大学。
ぶんせい‐し【分生子】
アオカビ・コウジカビなどの菌類で、菌糸から出た柄の先にできる無性的な胞子。カビの色はこの色による。分生胞子。
ぶんせいし‐へい【分生子柄】
アオカビやコウジカビなどの菌類において、分生子の形成に特化した菌糸。単純な枝状のものや複雑に分枝するものがある。菌...
ぶんせい‐ほうし【分生胞子】
⇒分生子
ぶん‐せき【分析】
[名](スル) 1 複雑な事柄を一つ一つの要素や成分に分け、その構成などを明らかにすること。「情勢の—があまい」「...
ぶん‐せき【分籍】
[名](スル)従前の戸籍から分離・独立させて新しい戸籍を作ること。戸籍筆頭者とその配偶者以外の成年者は届け出によっ...
ぶん‐せき【文責】
談話を記事にした場合などの、書かれた文章についての責任。「—在記者」
ぶん‐せき【文籍】
書物。また、文書。「内典、外典の—は」〈愚管抄・七〉
ぶんせき‐かがく【分析化学】
物質を分析する技術や理論などを研究する化学の一分野。定性分析化学と定量分析化学とに分けられる。
ぶんせきてき‐ていぎ【分析的定義】
定義の方法の一。定義されるものを分析し、その本質的な属性を明示して定義するもの。例えば、「酸とは水素イオンを放出す...
ぶんせき‐てつがく【分析哲学】
《analytic philosophy》第二次大戦後の英米を中心とする代表的哲学。言語分析を通して哲学の問題を解...
ぶんせき‐はんだん【分析判断】
《(ドイツ)analytisches Urteil》カントの用語。主語概念にすでに含まれている内容を述語として付け...
ぶん‐せつ【分節】
1 全体をいくつかの区切りに分けること。また、その区切り。 2 《articulation》個々の音をはっきり発音...
ぶん‐せつ【文節】
日本語の言語単位の一。文の構成要素で、文を実際の言葉として不自然にならない程度に区切ったとき得られる最小のひとまと...
ぶんせつ‐うんどう【分節運動】
哺乳類の小腸などにみられる運動。一定の間隔で腸管が収縮してくびれ、多数の分節に分けたようになるのが特徴。腸内容物と...
ぶんせつせい‐ジストニア【分節性ジストニア】
ジストニアのうち、顔面と頸部(けいぶ)など、隣接する複数の部位に症状が出るもの。
ぶんせつ‐へんかん【文節変換】
⇒単文節変換
ぶん‐せん【分銭】
中世、田畑にかかる米・絹などの年貢に代わって納めた銭貨。
ぶん‐せん【文銭】
「文字銭(ぶんじせん)」に同じ。
ぶん‐せん【文選】
活版印刷で、原稿に合わせて活字を選び取り、文選箱とよぶ小さな容器に集め並べること。また、それを仕事とする人。「—工」
ぶんせん‐のう【文宣王】
唐の玄宗皇帝が孔子におくった諡号(しごう)。