む‐そう【無双】
1 二つとないこと。並ぶものがないほどすぐれていること。無二。ぶそう。「—の大力」「天下—」 2 衣服の表と裏を同...
む‐そう【無相】
仏語。 1 姿・形のないこと。⇔有相(うそう)。 2 一切の執着を離れた境地。仏道修行の三解脱門(さんげだつもん)の一。
む‐そう【無想】
仏語。心に何も思わないこと。無心。
む‐そう【夢相】
夢の吉凶をみること。また、それを業とする人。「卜部兼友(うらべかねとも)—ありなんど聞こえき」〈愚管抄・五〉
む‐そう【夢想】
[名](スル) 1 夢の中で思うこと。夢に見ること。「—だにしない歓迎を受ける」 2 夢のようにあてもないことを想...
むそう‐か【夢想家】
実現できそうもないことばかり考える人。 [補説]書名別項。→夢想家
むそうか【夢想家】
《原題Moon-Calf》デルの処女小説。1920年刊。第一次大戦後の若者たちの幻滅を描く。別邦題「白痴」。
むそう‐がわ【無双側/夢想側】
懐中時計などで、両面に同じ作りのふたがあるもの。
むそう‐きょく【夢想曲】
夢想的な趣のある器楽用の小曲。シューマンの「トロイメライ」が有名。
むそう‐こくし【夢窓国師】
⇒夢窓疎石(むそうそせき)
むそう‐そせき【夢窓疎石】
[1275〜1351]南北朝時代の臨済宗の僧。伊勢の人。一山一寧・高峰顕日に師事。後醍醐天皇・足利尊氏らの篤信を受...
むそうとカプリス【夢想とカプリス】
《原題、(フランス)Rêverie et Caprice》ベルリオーズのバイオリンと管弦楽のための作品。1841年...
むそう‐ばおり【無双羽織/夢想羽織】
表裏を同じ布地で仕立てた袷(あわせ)羽織。また、同じ布地を色変わりに染めて表と裏にした羽織。
むそう‐まど【無双窓/夢想窓】
無双連子(れんじ)を取り付けた窓。
むそう‐むねん【無想無念】
仏語。あらゆる想念を離れること。妄念のないこと。無念無想。
むそう‐りねん【無相離念】
仏語。一切の念慮・妄念を離れること。
むそう‐りゅう【夢想流】
江戸時代、御殿女中などの髪の結い方の一。笄(こうがい)を抜くと下げ髪になる。片はずし・下げ下地の類。
むそう‐れんじ【無双連子/夢想櫺子】
作り付けにした連子に、同様の連子のある引き戸を内側に重ね、引き戸を引くと両方のすきまが互い違いになって一面の板張り...