ムスカリ
キジカクシ科ムスカリ属の多年草の総称。地中海沿岸を中心に分布し、50種ほどがある。ヒヤシンスに似て花茎を伸ばし、総...
ムスカリン
アルカロイドの一種。ベニテングタケ、腐った魚肉などに含まれる有毒物質。
ムスク
《「マスク」とも》麝香(じゃこう)。
むす‐こ【息子/息】
《「生(む)す子」の意》 1 親にとって自分の子である男性。せがれ。「跡取り—」「どら—」⇔娘。 2 陰茎の俗称。...
むすこ【息子】
小山内薫の戯曲。大正11年(1922)、「三田文学」に発表。翌年、帝国劇場にて初演。アイルランドの劇作家、ハロルド...
むすことこいびと【息子と恋人】
《原題Sons and Lovers》ローレンスによる自伝的長編小説。1913年刊。中部イングランドの炭鉱村を舞台...
むすこのせいしゅん【息子の青春】
小林正樹監督による映画の題名。昭和27年(1952)公開。小林の初監督作。出演、北竜二、三宅邦子ほか。
ムスコビヤ
《「モスコビヤ」とも》 1 江戸時代、モスクワを呼んだ称。 2 オランダ人がもたらした、モスクワ産のしぼのあるなめ...
ケマル‐アタチュルク
[1881〜1938]トルコの政治家・軍人。共和国初代大統領。第一次大戦後、連合国への領土割譲を認めたセーブル条約...
ムスタファパシナ‐ジャミヤ
北マケドニアの首都スコピエにあるイスラム寺院。オスマン帝国に支配されて間もない15世紀末に、セリム1世に仕えた宰相...
ムスタファパシャ‐モスク
⇒ムスタファパシナジャミヤ
ムスタング
《「マスタング」とも》米国で、野生の状態で暮らしているやや小形の馬。スペイン人が放牧したものが野生化した。
ムスダン‐リ【舞水端里】
朝鮮民主主義人民共和国、咸鏡北道(ハムギョンブクド)にある町。日本海に突出した地形で、郊外にテポドンなどの弾道ミサ...
ムスチエ‐サントマリー
フランス南東部、プロバンス地方、アルプ‐ド‐オート‐プロバンス県の村。17世紀よりファイアンス焼の一種、ムスチエ焼...
むすっ‐と
[副](スル)機嫌をそこねて口をきかないさま。ぶすっと。「何が気に入らないのか—している」
ムスティエ‐サントマリー
⇒ムスチエサントマリー
むすば・る【結ばる】
[動ラ五(四)] 1 糸・ひもなどが結んだ状態になる。「ロープが凍って—・らない」 2 人とつながりができる。縁が...
むすば・れる【結ばれる】
[動ラ下一][文]むすば・る[ラ下二] 1 結んだ状態にされる。しばられる。「くずれないように—・れた荷物」 2 ...
むす‐ひ【産霊】
《「むす」は生じる、「ひ」は神霊の意。後世「むすび」とも》天地・万物を生み出す神霊。「皇産霊、此をば、み—と云ふ」...
むすひ‐の‐かみ【産霊の神】
天地・万物を生み出す神。「高天の原に成れる神の名は…次に神—」〈記・上〉
むすび【結び】
1 ひも状のものを結ぶこと。また、結んだ部分。「—がゆるい」「男—」 2 人と人とを関係づけること。縁を結ぶこと。...
むすび‐あわ・す【結び合(わ)す】
[動サ五(四)]「結び合わせる」に同じ。「二本のロープを—・す」 [動サ下二]「むすびあわせる」の文語形。
むすび‐あわ・せる【結び合(わ)せる】
[動サ下一][文]むすびあは・す[サ下二]物と物とを結んで一つにする。また、物事を関連づける。むすびあわす。「文化...
むすび‐かりがね【結び雁】
紋所の名。雁の両翼を結んだように交差させた形のもの。
むすび‐かりぎぬ【結び狩衣】
狩衣の袖括(そでぐく)りを飾り結びとして、造花の糸花などを加えたもの。若者用。
むすび‐がみ【結び髪】
女性の髪の結い方で、鬢(びん)や髱(たぼ)を出さず、頭の頂に巻き束ねるようにしたもの。
むすび‐きり【結び切り】
1 ひもなどを結んだままにしておくこと。 2 ひもなどをこま結びにすること。特に、水引きをこま結びにすること。→水引1
むすび‐こぶ【結び瘤】
⇒結び玉
むすび‐こんぶ【結び昆布】
細く切った昆布を結んだもの。煮物や雑煮などに入れる。むすびこぶ。《季 新年》「杉箸ではさみし—かな/青々」
むすび‐さより【結び針魚】
三枚におろしたサヨリの身を軽く結んだもの。ゆがいて椀種(わんだね)に用いる。
むすび‐じょう【結び状】
細く巻き畳んで、端または中ほどを折り結んだ書状。恋文や儀礼に用いられた。結び文(ぶみ)。
むすび‐たま【結び玉】
ひもなどを結んだところにできるかたまり。結び瘤(こぶ)。
むすび‐つき【結び付き】
あるものと他のものとのかかわり合い。また、つながり。「親と子の—」「—が深い」
むすび‐つ・く【結び付く】
[動カ五(四)] 1 結ばれて一つになる。ある目的などのために一緒になる。「両者が—・けば強大な勢力になる」 2 ...
むすび‐つ・ける【結び付ける】
[動カ下一][文]むすびつ・く[カ下二] 1 結んで固定させる。ゆわえつける。「髪にリボンを—・ける」 2 密接に...
むすび‐とうだい【結び灯台】
3本の丸棒をひもで結び、上下を開いて立て、上に油皿を置いて火をともすもの。宮中での夜間公事などに際して用いられた。...
むすび‐の‐いちばん【結びの一番】
大相撲の興行期間中、各日の幕内最後の取り組みのこと。「千秋楽—」
むすび‐の‐かみ【結びの神】
《「産霊(むすひ)の神」の「むすひ」を、「結び」と関連づけたところから生じた語》男女の仲を取りもつ神。縁結びの神。...
むすび‐ばな【結び花】
糸を花の形に結んだもの。昔、衣服・調度などの装飾に用いられた。
むすび‐ひも【結び紐】
1 より合わせて作ったひも。 2 衣服の合わせ目や箱の結び目につけられたひも。
むすび‐ぶくろ【結び袋】
糸で編んだ袋。また、口をひもで結んで閉じる袋とも。「ぬさを—に入れてつかはすとて」〈拾遺・雑上・詞書〉
むすび‐ぶみ【結び文】
「結び状」に同じ。
むすび‐まつ【結び松】
行路の無事を祈ったり誓いを立てたりしたしるしに、松の小枝を結ぶこと。また、その松。「磐代(いはしろ)の野中に立てる...
むすび‐め【結び目】
ひもなどを結び合わせるところ。ゆいめ。
むす・ぶ【結ぶ】
[動バ五(四)] 1 ひもなど、細長いものを組んでつなぐ。また、結び目をつくる。「髪を—・ぶ」「包帯を—・ぶ」 2...
むすぶ‐の‐かみ【結ぶの神】
「結びの神」に同じ。「—の門番くらいの役は」〈木下尚江・良人の自白〉
むすぶ‐の‐かみ【産霊の神】
「むすひのかみ」の音変化。「君見れば—ぞ恨めしきつれなき人を何つくりけむ」〈拾遺・雑恋〉
むすぼお・る【結ぼほる】
[動ラ下二]「むすぼれる」に同じ。「ほのめかす風につけても下荻のなかばは霜に—・れつつ」〈源・夕顔〉
むすぼ・る【結ぼる】
[動ラ下二]「むすぼれる」の文語形。
むすぼ・れる【結ぼれる】
[動ラ下一][文]むすぼ・る[ラ下二] 1 結ばれて解けにくくなる。「糸の—・れたように」〈中勘助・鳥の物語〉 2...