冥土(めいど)にも知(し)る人(ひと)
どんな所へ行っても、知り合いに会うものだということ。また、どんな所でも知り合いはできるものだということ。地獄にも知る人。
めいどのかぞく【冥途の家族】
富岡多恵子の小説。昭和49年(1974)、「群像」誌に発表。同年、女流文学賞を受賞。
めいど‐の‐たび【冥土の旅】
死んで冥土へ行く旅。死出の旅。
めいどのひきゃく【冥途の飛脚】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。正徳元年(1711)大坂竹本座初演。大坂の飛脚問屋亀屋の養子忠兵衛は新町の遊...
めいど‐の‐みやげ【冥土の土産】
冥土へ行く際に持参する土産。それを手に入れて初めて安心して死ねるような事物をいう。
めいどめぐり【冥土めぐり】
鹿島田真希の小説。病に侵された夫と、過去をめぐる旅に出る妻を描く。平成24年(2012)発表。同年、第147回芥川...
メード‐きっさ【メード喫茶】
《「メイド喫茶」とも》⇒メードカフェ
めい‐にち【命日】
故人が亡くなった日にあたる、毎月または毎年のその日。忌日(きにち)。「祥月—」→忌日[補説]
めいにち‐はんのう【命日反応】
⇒記念日反応
めい‐にゅう【迷入】
[名](スル) 1 個体発生の途中で、正常な組織内に異常な細胞が入り込むこと。「—膵(すい)」 2 寄生虫やウイル...
めいにん‐ほうほう【明認方法】
立木(りゅうぼく)やミカンなどの未分離の果実について、登記に代わる対抗要件として特に効力を認められた慣行上の公示方...
めい‐のう【鳴嚢】
カエルなどの雄ののどにある袋状の器官。鳴くときにふくらませて共鳴させる。歌袋(うたぶくろ)。
銘(めい)の物(もの)
刀剣や器物で、製作者の名が刻んである、確かなもの。
めい‐はく【明白】
[名・形動]《古くは「めいばく」とも》 1 あきらかで疑う余地のないこと。また、そのさま。「—な証拠」 2 ⇒明晰...
明(めい)は以(もっ)て秋毫(しゅうごう)の末(すえ)を察(さっ)するに足(た)れども而(しか)も輿薪(よしん)を見(み)ず
《「孟子」梁恵王上から》動物の毛の先までも見えるような視力をもちながら、車に積んだ多くの薪(たきぎ)が目に入らない...
めい‐はんのう【明反応】
光合成のうち、光に依存して進行する過程。葉緑体中で、葉緑素の吸収した光エネルギーを用い、ATP(アデノシン三燐酸(...
めい‐ば【名馬】
すぐれた馬。名高い馬。
めい‐ばく【冥漠/冥邈】
[名・形動]暗くて遠いこと。また、そのさま。「申し分のない、空気と、あたたかみと、—なる調子とを具えて居る」〈漱石...
めい‐ばつ【冥罰】
⇒みょうばつ(冥罰)
めい‐ばめん【迷場面】
《「名場面」をもじった語》感動的な場面をまねて、内容はばかげている場面。
めい‐ばめん【名場面】
すぐれた場面。有名な場面。感動的な場面。→迷場面
めい‐ばん【名盤】
すぐれた演奏の録音盤。有名なレコード盤。「幻の—」
メイブン
《mars atmosphere and volatile evolution》米国の火星探査機。2013年に打ち...
めい‐ひつ【名筆】
書画や文章にすぐれていること。また、その人やその作品。「現代の百—」
めい‐ひん【名品】
すぐれた品。名高い品。
めい‐ひん【銘品】
特別な名のある優れた品。
めい‐び【明媚】
[名・形動]山や川・湖などの景色が美しいこと。また、そのさま。「—な山水」「風光—」 [派生]めいびさ[名]
めい‐びん【明敏】
[名・形動]頭の働きが鋭いこと。物事の要点や本質をすばやくさとること。また、そのさま。「—な頭脳」
メイピン【梅瓶】
《(中国語)》中国陶磁器の器形の一。口は小さく、上部は丸く張り、下方に緩やかに狭まるもの。器形は10世紀の創案。主...
めい‐ふ【冥府】
死後の世界。冥土。特に、地獄。閻魔(えんま)の庁。 [補説]書名別項。→冥府
めいふ【冥府】
清水基吉の句集。昭和47年(1972)刊行。
メーファーズ【没法子】
[感]《(中国語)》しかたがない。しょうがない。メーファーツ。
メイフェア
英国の首都ロンドン中心部の一地区。ウエストミンスター特別区に属し、北はオックスフォードストリート、南をピカデリー、...
めい‐ふく【冥福】
死後の幸福。また、死後の幸福を祈って仏事を営むこと。みょうふく。「—を祈る」
メイフラワー
⇒メーフラワー
メイフラワー‐ごう【メイフラワー号】
⇒メーフラワー号
メイフラワー‐の‐せいやく【メイフラワーの誓約】
⇒メーフラワーの誓約
めい‐ぶつ【名物】
1 その土地で名高い産物。名産。 2 その土地や社会で、特有な物事や評判になっている人。「ロンドン—の霧」「—教師...
めいぶつ‐おとこ【名物男】
その地域や社会で独特の存在としてよく知られている男。「わが社の—」
めいぶつ‐き【名物記】
由緒ある茶道具の名称や解説を記した書物。
めいぶつ‐ぎれ【名物切/名物裂】
1 中世から近世初期にかけて、主として中国の宋・元・明から伝来した織物。名物の茶入れ・茶碗などの袋や掛け軸の表装な...
名物(めいぶつ)に旨(うま)い物(もの)なし
名物といわれるものは、えてしておいしくない。名は必ずしも実を伴わないことのたとえ。
めい‐ぶん【名分】
1 立場・身分に応じて守らなければならない道義上の分限。「—を立てる」「大義—」 2 事をするについての表向きの理...
めい‐ぶん【名文】
すぐれた文章。有名な文章。
めい‐ぶん【名聞】
世間での評判や名声。みょうもん。「—にこだわる」
めい‐ぶん【明文】
1 はっきりと規定されてある条文。 2 わかりやすく筋の通った文章。
めい‐ぶん【銘文】
銘として、金石・器物・像などに刻まれた文字・文章。金石文。めいもん。
めい‐ぶん【迷文】
《「名文」をもじった語》見当違いだが、面白いところもある文。
めいぶん‐か【明文化】
[名](スル)はっきり文書で書き示すこと。「規定に—してある」「決定事項を—する」
めいぶん‐ろん【名分論】
中国哲学で、名称と分限の一致を求める伝統的思想のこと。名称は物の階級的秩序を反映しているので、名称を正すことによっ...