もち‐の‐き【黐の木】
モチノキ科の常緑小高木。海岸や山野に多い。葉は楕円形で厚く、つやがある。雌雄異株。4月ごろ、黄緑色の小花を密生し、...
もち‐の‐つき【望の月】
「もちづき」に同じ。《季 秋》「—わがしばぶきも照らさるる/草城」
もち‐の‐ひ【望の日】
陰暦で、月の15日。「—に出でにし月の高々に君をいませて何をか思はむ」〈万・三〇〇五〉
もち‐の‐ふだ【餅の札】
近世、乞食などに年末に祝いの餅を施し、その印として家の門柱に張った札。「弱法師(よろぼふし)わが門ゆるせ—/其角」...
もち‐はこび【持(ち)運び】
持って運ぶこと。運搬。「—に便利な大きさ」
もち‐はこ・ぶ【持(ち)運ぶ】
[動バ五(四)]持って他の所へ運ぶ。運搬する。「会場にいすを—・ぶ」
もち‐はだ【餅肌/餅膚】
つきたての餅のように、きめ細かくなめらかな白い肌。
もち‐はなし【持(ち)放し】
水平部材の、垂る木などの支点より外側に突き出した部分。
餅(もち)は餅屋(もちや)
餅は餅屋のついたものがいちばんうまい。その道のことはやはり専門家が一番であるというたとえ。餅屋は餅屋。
もち‐ば【持(ち)場】
受け持ちの場所。担当する部署。「—につく」「—を離れる」
もち‐ばな【餅花】
柳などの枝に、さまざまな色・形をした小さな餅や団子を花のようにつけたもの。小正月に神棚や室内に飾る。《季 新年》「...
もちばな‐いり【餅花煎り】
正月に飾った餅花をしまっておいて、2月の涅槃会(ねはんえ)の供物として煎ったもの。また、餅を細かく切ってあられにし...
もち‐ばら【餅腹】
餅を食べて満腹した腹。
もち‐ばん【持(ち)番】
受け持ちの番。
もちひと‐おう【以仁王】
[1151〜1180]後白河天皇の第3皇子。治承4年(1180)源頼政と謀り、諸国の源氏に平家追討の令旨を下したが...
もち‐ふだ【持(ち)札】
1 トランプや花札で、参加者が手もとに持っている札。手札。 2 手もとにあって、必要に応じていつでも使える人やもの。
もち‐ふね【餅舟】
《「もちぶね」とも》出産祝いに父方から送る餅。「大儀なれど、百の—は阿爺(とと)がするぞ」〈浮・一代男・一〉
もち‐ふみ【餅踏み】
子供の満1歳の誕生日に餅をついて、それを踏ませる行事。→餅負い
もち‐ふる・す【持(ち)古す】
[動サ五(四)]長い間持っていて新しさをなくす。「—・したかばん」
もち‐ぶん【持(ち)分】
1 全体の中で各人が所有または負担している部分や割合。 2 共有関係において、各共有者が共有物について持つ権利、ま...
もちぶん‐がいしゃ【持(ち)分会社】
合名会社、合資会社および合同会社の総称。平成18年(2006)5月に施行された会社法では、企業の形態を株式会社と持...
もちぶんへんどう‐そんえき【持(ち)分変動損益】
連結子会社に対する出資比率が変化した際に計上される会計上の損益。例えば、連結子会社が第三者向けに時価発行増資をした...
もちぶんへんどう‐そんしつ【持(ち)分変動損失】
⇒持ち分変動損益
もちぶんへんどう‐りえき【持(ち)分変動利益】
⇒持ち分変動損益
もちぶん‐ほう【持(ち)分法】
連結決算において、連結子会社以外の関連会社などの損益を財務諸表に示す方法。その会社の財務内容のうち、親会社の投資に...
もちぶんほうてきよう‐がいしゃ【持(ち)分法適用会社】
連結決算の際に、持分法が適用される会社。議決権が20パーセント以上50パーセント未満の非連結子会社および関連会社が...
モチベーション
1 動機を与えること。動機づけ。 2 物事を行うにあたっての、意欲・やる気。または、動因・刺激。「—が上がらない」...
モチベーション‐リサーチ
市場調査法の一つ。ある商品の購買・使用を動機づけている意識的・無意識的な心理的要因を探り出す目的で行う調査。
モチベーター
心理学や精神分析学の手法を用い、人にやる気をおこさせる技術を習得した専門家。
もち‐まえ【持(ち)前】
1 その身にもともと備わっているもの。生まれつきのもの。「—の美声」「—のねばりを発揮する」 2 各自が所有してい...
もちまる‐ちょうじゃ【持ち丸長者】
大金持ち。富豪。「—とさたせられ」〈浮・永代蔵・六〉
もち‐まわり【持(ち)回り】
一つの物事が関係する人に順次回っていくこと。「次回から幹事は—とする」
もちまわり‐かくぎ【持(ち)回り閣議】
閣議を招集せず、首相から閣議書を各大臣に回し署名を得て閣議決定とすること。
もち‐まわ・る【持(ち)回る】
[動ラ五(四)]物や用件などを持って関係者のところを順に回っていく。「見本を—・る」「試案を—・る」
持(も)ちも提(さ)げもなら◦ぬ
なんとも処置する方法がない。「交渉がこじれて—◦ぬ」
もち‐もち
[副](スル) 1 食物が柔らかく、粘りけのあるさま。「—(と)した食感」 2 肉づきが豊かなさま。肌がふっくらと...
もち‐もの【持(ち)物】
1 持っているもの。また、身につけているもの。所持品。「—を検査される」 2 所有しているもの。所有物。「土地も家...
もちゃ・げる【持ちゃげる】
[動ガ下一]「もちあげる」の音変化。「不気味な方面が強く頭を—・げた時」〈漱石・明暗〉
もち‐や【持(ち)家】
所有している家屋。もちいえ。
もち‐や【餅屋】
餅をついて売る店、または人。
餅屋(もちや)は餅屋(もちや)
「餅は餅屋」に同じ。
も‐ちゅう【喪中】
喪に服している期間。「—につき御年始をさし控えさせていただきます」
もち・ゆ【用ゆ】
[動ヤ上二]《「もち(用)いる」が中世以降ヤ行に転じて用いられた語。終止形は「用ゆる」となる例が多い》「用いる」に...
もち‐ゆき【餅雪】
餅のようなふわふわした感じの雪。綿雪。《季 冬》「—をしら糸となす柳哉/芭蕉」
もち‐よ・る【持(ち)寄る】
[動ラ五(四)]各自が持って寄り集まる。「案を—・る」「酒や肴(さかな)を—・る」
もち‐りょう【持ち料】
1 自分のために持つもの。また、携帯用のもの。「此度は—の鎧を比べさせられうとの御事でござる」〈虎寛狂・鎧〉 2 ...
もち‐ろん【勿論】
[副]論じる必要のないほど、はっきりしているさま。言うまでもなく。無論。「—出席します」「酒は—のこと、タバコもい...
餅(もち)を搗(つ)・く
1 餅つきをする。《季 冬》「—・く湯気がつつむよ日がくるめく/草田男」 2 蚊の群れが上下し合う。 3 男女が情...
モチーフ
《「モティーフ」とも》 1 文学・美術などで、創作の動機となった主要な思想や題材。 2 音楽で、固有の特徴・表現力...