もやし【萌やし/糵】
《「も(萌)やす」の連用形から》穀類などの種子を光を当てずに発芽させたもの。ふつう大豆・緑豆など豆類のものをさし、...
もやしっ‐こ【萌やしっ子】
もやしのようにひょろひょろ伸びて体力のない子供。
もや・す【萌やす】
[動サ五(四)]芽が出るようにする。もやしを作る。「大豆の芽を—・す」「いとど嘆きの芽を—・すと」〈かげろふ・下〉
もや・す【燃やす】
[動サ五(四)] 1 燃えるようにする。燃す。「落ち葉を—・す」 2 感情や意欲で心を高ぶらせる。「闘志を—・す」...
もやっ‐と
[副](スル) 1 俗に、ぼんやりしてはっきりしないさま。「—した写真」 2 俗に、不満・不快・疑念などを覚えて、...
もや‐つき
1 気分がすぐれずむかむかすること。むかつき。「腹に—ができまして」〈浮・織留・四〉 2 物事がごたごたすること。...
もや‐つ・く
[動カ五(四)] 1 むしゃくしゃする。むかむかする。もやくる。「胸に—・くものがあった」 2 物事がごたごたする...
もや‐の‐だいきょう【母屋の大饗】
《寝殿の母屋で行われたところから》平安時代、毎年正月に行われた大臣の大饗。→庇(ひさし)の大饗
もや‐もや
[副](スル) 1 煙や湯気などが立ちこめるさま。「湯気で—(と)している浴室」 2 実体や原因などがはっきりしな...
もやもや‐びょう【もやもや病】
⇒ウィリス動脈輪閉塞症
もや・る【靄る】
[動ラ五(四)]もやがかかる。「湖面が—・ってきた」
も・ゆ【萌ゆ】
[動ヤ下二]「も(萌)える」の文語形。
も・ゆ【燃ゆ】
[動ヤ下二]「も(燃)える」の文語形。
も‐ゆら
[副]《「も」は「もそろもそろに」などの「も」に同じ》玉などが触れ合って出す音を表す語。「御頸珠(みくびたま)の玉...
もゆる‐つち【燃ゆる土】
[連語]石炭、泥炭などのこと。「越の国、—と燃ゆる水とを献る」〈天智紀〉
もゆる‐みず【燃ゆる水】
[連語]石油などの旧称。→燃ゆる土
もよ
[間助]《係助詞「も」+間投助詞「よ」から。上代語》名詞、活用語の終止形、助詞「は」に付く。強い感動・詠嘆を表す。...
もよい【催い】
1 準備をすること。用意を整えること。多く、名詞の下に付けて用いる。「船—」「宇治橋の辺に押し寄せいくさ—せられけ...
も‐よう【模様】
1 織物・染め物・工芸品などに装飾として施す種々の絵や形。また、ものの表面にあらわれた図形。文(あや)。文様。「美...
もよう‐がえ【模様替え】
[名](スル) 1 建物などの設計、室内の装飾、家具の配置などを変えること。「部屋を—する」 2 物事の仕組み・方...
もよう‐ながめ【模様眺め】
状況がはっきりするまで静観していること。特に、相場についていう。
もよう‐ふぐ【模様河豚】
フグ科の海水魚。暖海のサンゴ礁などにすむ。全長約50センチ。体は長卵形で、小さなとげが密生し、白地に多数の小黒点が...
もよう‐もの【模様物】
模様の入ったもの。模様のある衣装。「京染の—」
もよおし【催し】
1 人を集めて興行・会合などをすること。また、その興行・会合など。催し物。「歓迎の—を開く」 2 人をうながすこと...
もよおし‐がお【催し顔】
[名・形動ナリ]うながすような顔つき。また、そのさま。「草むらの虫の声々—なるも」〈源・桐壺〉
もよおし‐ぐさ【催し種】
ある感情などを引き起こすもとになるもの。誘い出すきっかけ。「物思ひの—なめり」〈源・須磨〉
もよおし‐ぜい【催し勢】
かり集められた軍勢。「国々の—なんどを向けては叶(かな)ふべきとも覚えず」〈太平記・二六〉
もよおし‐もの【催(し)物】
人を集めて行う、いろいろの会や演芸など。
もよお・す【催す】
[動サ五(四)] 1 人を集めて行事などを行う。開催する。「送別の宴を—・す」 2 そういう気持ちにさせる。かきた...
もよ‐ぎ【萌葱/萌黄】
「もえぎ」の音変化。「君が春蚊屋は—に極りぬ/越人」〈去来抄〉
も‐より【最寄り】
すぐ近くのあたり。付近。「—の交番に届ける」
もより‐えき【最寄り駅】
その場所から最も近いところにある駅。「我が家の—」
もより‐ひん【最寄り品】
消費者が近くの小売店で頻繁に購入するような商品。食料品・日用雑貨・タバコなど。→買い回り品
もより‐ぶね【最寄り船】
岸の近くに停泊している船。
モラ
《「モーラ」とも》カリブ海のサンブラス諸島に住むクーナ族の女性が着る、抽象的な図柄のあるブラウス。また、その図柄。...
モラ
⇒ムルテン
もらい【貰い】
1 もらうこと。また、その金や品物。特に客からもらう祝儀。「あわてる乞食(こじき)は—が少ない」「一座敷で一本が自...
モライ
ペルー南部の町マラスの郊外にあるインカ帝国時代の遺跡。大小四つのすり鉢状のくぼみがあり、農業試験場の一種だったと考...
もらい‐う・ける【貰い受ける】
[動カ下一][文]もらひう・く[カ下二]もらって自分のものにする。「子犬を—・ける」
もらい‐ご【貰い子】
他人の子をもらい、自分の子として育てること。また、その子。もらいっこ。
もらい‐さげ【貰い下げ】
もらいさげること。特に、警察に拘留されている者の身柄を引き取ること。
もらい‐さ・げる【貰い下げる】
[動ガ下一][文]もらひさ・ぐ[ガ下二]役所などから下げ渡してもらう。また特に、警察に拘留されている者の身柄を引き...
もらい‐じこ【貰い事故】
相手方に原因のある交通事故。
もらい‐た・める【貰い溜める】
[動マ下一][文]もらひた・む[マ下二]物をもらってたくわえる。「—・めし小銭など取りあつめ」〈露伴・いさなとり〉
もらい‐ぢち【貰い乳】
《「もらいちち」とも》母乳が出ないときなどに、他の女性から乳をもらって子に飲ませること。もらいぢ。
もらい‐ぢ【貰い乳】
「もらいぢち」に同じ。「—の不自由さ」〈浮・織留・六〉
もらいっ‐ぱなし【貰いっ放し】
物をもらったまま、その返礼をしないこと。
もらい‐て【貰い手】
もらい受ける人。「子犬の—を探す」
もらい‐どし【貰い年】
厄年(やくどし)をのがれるため、実際よりも多く年を取っているように言うこと。また、その自称する仮の年齢。
もらい‐なき【貰い泣き】
[名](スル)他人の泣くのに誘われて自分も一緒に泣くこと。