ゆえ【故】
1 事の起こるわけ。理由。原因。「—あって母方の姓を継ぐ」「—のないいらだち」「—ありげな顔」 2 りっぱな経歴。...
ゆえ【湯坐】
《「湯うえ」の音変化で、「うえ」は「据え」と同義かという》上代、貴人の新生児に産湯をつかわせた役目の女性。一説に、...
ユエ
⇒フエ
ゆ‐えい【輸贏】
「しゅえい(輸贏)」の慣用読み。「ましてや実際の活戦場に、—を相争う実業家にあっては」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
ゆ‐えき【輸液】
[名](スル)水分・電解質や栄養素などを、点滴や静脈注射などにより投与すること。また、その液。
ゆえ‐だ・つ【故立つ】
[動タ四]子細ありげに振る舞う。もったいぶる。また、風流そうにみえる。「人のかしづくむすめを、—・つ僧、しのびて語...
ゆ‐えつ【兪樾】
[1821〜1906]中国、清末の考証学者・文人。徳清(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は蔭甫(いんほ)。号...
ゆ‐えつ【愉悦】
心から喜び楽しむこと。「—を覚える」「勝利に—する」
ゆ‐えつ【踰越】
[名](スル) 1 のりこえること。「一定の限界を—せざれば」〈永峰秀樹訳・代議政体〉 2 自分の分をこえること。
ゆえ‐づ・く【故付く】
[動カ四]由緒がありそうである。子細ありげである。風情がある。「あてはかに—・きたれば」〈源・夕顔〉 [動カ下二]...
ゆえ‐な・い【故無い】
[形][文]ゆゑな・し[ク] 1 何の理由もない。いわれがない。「—・い寂しさ」「—・くして咎めを受ける」 2 風...
ゆえ‐に【故に】
[接]前に述べた事を理由として、あとに結果が導かれることを表す。数学の証明問題などでは「∴」の記号が用いられる。よ...
ゆえ・ぶ【故ぶ】
[動バ上二]わけがありそうにみえる。また、趣や風格がある。「落ちくる水の音さへ—・び、よしある所なり」〈平家・灌頂〉
ゆえゆえ・し【故故し】
[形シク]いわれがありそうである。また、趣深くすぐれている。「—・しき唐橋どもを渡りつつ」〈紫式部日記〉
ゆえ‐よし【故由】
1 いわれ。理由。来歴。「壮士墓(をとこはか)このもかのもに造り置ける—聞きて」〈万・一八〇九〉 2 奥ゆかしい風...
故(ゆえ)を以(もっ)て
先行の事柄を理由として、後続の事柄が生じることを示す。ゆえに。それで。
ゆえん【所以】
《漢文訓読語の「故(ゆえ)になり」の音変化「ゆえんなり」からか》わけ。いわれ。理由。「人の人たる—」「彼が好かれる...
ゆ‐えん【由縁】
1 事の起こり。由来。わけ。「地名の—を尋ねる」 2 関係。ゆかり。「百姓町人は—もなき士族に平身低頭し」〈福沢・...
ゆ‐えん【油煙】
1 鉱物油・松やに・油脂・ベンゼンなどが不完全燃焼して発生する微細な炭素粉。インク・墨などの原料になる。 2 「油...
ゆえん‐がた【油煙形】
炎の形に似た曲線を組み合わせた、上端のとがったアーチの形。欄間・塀などの穴の形として用いられる。
ゆえんさい‐ていりゅう【油煙斎貞柳】
⇒鯛屋貞柳(たいやていりゅう)
ゆえん‐ずみ【油煙墨】
油煙を膠(にかわ)で固めてつくった墨。掃墨(はいずみ)。→松煙墨
ゆえん‐ひげ【油煙髭】
油煙で描いたひげ。近世、武家の奴(やっこ)などが行った。
ゆおう【硫黄】
《「ゆあわ(湯泡)」の音変化か》「いおう」に同じ。〈和名抄〉
ゆ‐おけ【湯桶】
1 入浴の際に用いる、湯を入れる桶。 2 茶道具の一種。寒中、露地の蹲踞(つくばい)に湯を入れて出す桶。
ユオドクランテ
⇒ヨードクランテ
ゆおび‐か
[形動ナリ]広々としているさま。ゆったりとして穏やかなさま。「(明石ノ浦ハ)あやしくこと所に似ず—なる所に侍る」〈...
ゆ‐おも【湯母】
乳児に湯を飲ませる役目の女性。「婦人(をみな)を取りて乳母(ちおも)、—及び飯嚼(いひかみ)、湯坐(ゆゑびと)とし...
ゆ‐おん【湯温】
湯の温度。「—調節」
ゆ‐おん【油温】
食用油やエンジンオイルなどの温度。「—計」
ゆか【床/牀】
1 建物の内で、根太(ねだ)を立て、地面より高く板を張った部分。そのままで、また畳や敷物などを敷いて生活する。また...
ゆ‐か【斎甕/由加】
《斎(い)み清めた容器の意か》水・酒などを入れるための、かめ。多く、祭事などに用いられた。〈和名抄〉
ゆ‐か【油価】
原油または石油の価格。「—下落」
ゆ‐かい【愉快】
[名・形動]楽しく気持ちのよいこと。おもしろく、心が浮きたつこと。また、そのさま。「—な話」「—に遊ぶ」 [派生]...
ゆか‐いた【床板】
建物の床に張ってある板。
ゆかいなかじや【愉快な鍛冶屋】
《原題、The Harmonious Blacksmith》⇒調子のよい鍛冶屋
ゆかいななかま【愉快な仲間】
《原題The Good Companions》⇒友達座
ゆかい‐はん【愉快犯】
世間を騒がせて快感を得ることを目的とする犯罪。また、その犯人。
ゆか‐うえ【床上】
建物の床の上。また、床から上。「—まで水につかる」
ゆかうえ‐しんすい【床上浸水】
洪水や津波などにより、建物の床上にまで水が入り込むこと。→床下浸水 [補説]一般的な家屋では、浸水深が50センチメ...
ゆか‐うんどう【床運動】
男女体操競技の種目の一。12メートル四方の床マットの上で、徒手体操・回転・跳躍・倒立・宙返り・平均運動などを組み合...
ゆ‐かげん【湯加減】
湯の熱さの程度。特に、風呂のわきぐあい。「ちょうどよい—」
ゆかし・い【床しい/懐しい】
[形][文]ゆか・し[シク]《動詞「行く」の形容詞化。心ひかれ、そこに行きたいと思う意。「床」「懐」は当て字》 1...
ゆか‐した【床下】
建物の床の下。えんのした。
ゆかした‐しゅうのう【床下収納】
建物の床下につくる貯蔵場所。室内よりも比較的低温であることから、食品などの貯蔵に多く使用される。
ゆかした‐しんすい【床下浸水】
洪水や津波などにより、建物の床下に水が入り込むこと。→床上浸水
ゆか‐じょうるり【床浄瑠璃】
歌舞伎で、特に舞台に床を張り出して、浄瑠璃の出語りをすること。また、その浄瑠璃。
ゆ‐かた【浴衣】
《「ゆかたびら(湯帷子)」の略》木綿の単(ひとえ)の着物。夏のふだん着として、また、湯上がりに着用する。《季 夏》...
ゆかた‐がけ【浴衣掛(け)】
浴衣を無造作に着ること。また、浴衣だけのくつろいだ姿。《季 夏》
ゆかた‐じ【浴衣地】
浴衣に用いられる布地。多くは白地・藍(あい)地の中形(ちゅうがた)や絞り染めの木綿地。