わかくさものがたり【若草物語】
《原題Little Women》オルコットの自伝的長編小説。1868年に第一部、翌年第二部を発表。南北戦争時代のア...
わかくさ‐やま【若草山/嫩草山】
奈良市の春日山(かすがやま)の北にある山。標高342メートル。全山芝に覆われて3層の斜面をなし、毎年1月に山焼きが...
わかくほん【和歌九品】
平安中期の歌論書。1巻。藤原公任著。寛弘6年(1009)以後の成立とされる。和歌を九つの品等に分け、それぞれ2首の...
わかくるす‐ばら【若栗栖原】
クリの若木が多く生えている原。「引田(ひけた)の—若くへに率寝てましもの老いにけるかも」〈記・下・歌謡〉
わかけほんせい‐いんこ【輪掛本青鸚哥】
インコ科の鳥。全長約40センチで尾が長い。全身緑色で、雄は首に輪のような黒い帯がある。野性種は南アジアなどに分布す...
わか‐げ【若気】
若者の、血気にはやる気持ち。わかぎ。
わかげ‐の‐あやまち【若気の過ち】
年が若くて血気にはやったための失敗。
わかげ‐の‐いたり【若気の至り】
年が若くて血気にはやったために無分別な行いをしてしまうこと。「—で無茶をしでかす」
わか‐ご【若子/若児】
幼い子。おさなご。みどりご。「陰(ひそ)に—星川の皇子(みこ)に」〈清寧紀〉
わか‐ごけ【若後家】
年が若くて夫に死別した女性。
わか‐ごま【若駒】
若い馬。春駒。《季 春》「—の親にすがれる大き眼よ/石鼎」
わか‐ごも【若菰】
新芽を出したばかりのマコモ。《季 春》
わかごも‐を【若菰を】
[枕]若菰を刈る意で、「刈る」と同音を含む地名「猟路(かりぢ)」にかかる。「—猟路の小野に鹿(しし)こそば」〈万・...
わかさ【若狭】
旧国名の一。北陸道に属し、現在の福井県南西部にあたる。若州(じゃくしゅう)。
わか‐さ【若さ】
1 若いこと。また、その度合い。 2 活力に満ちていること。「—の秘訣」「—を取り戻す」 3 未熟であること。「—...
わか‐さぎ【公魚/若鷺/鰙】
キュウリウオ科の淡水魚。全長約15センチ。体は細長くてやや側扁し、脂びれがある。背面は淡青色、腹面は銀白色。本来は...
わかさ‐ぬり【若狭塗】
福井県小浜地方から産する漆器。下塗りした上に卵殻の粉末やもみがらで模様をつけて色漆を塗り、金銀箔を施したのち透き漆...
わかさ‐の‐くに【若狭国】
⇒若狭
わかさひこ‐じんじゃ【若狭彦神社】
福井県小浜市にある神社。祭神は上宮に彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)、下宮(若狭姫神社)に豊玉姫命。奈良東大寺...
わか‐さま【若様】
主人筋の家や身分の高い家の年若い子弟を敬っていう語。
わか‐され【分(か)去(れ)】
《群馬から長野にかけての方言》道が左右に分かれるところ。分かれ道。追分。
わかさ‐わん【若狭湾】
福井県の越前岬から京都府の丹後半島北端の経ヶ岬に至る、日本海の陥没湾。リアス式海岸が連なる。ブリなどの好漁場。
わかさわん‐こくていこうえん【若狭湾国定公園】
福井県と京都府にまたがる若狭湾の海岸からなる国定公園。若狭蘇洞門(そとも)・三方(みかた)五湖・気比(けひ)の松原...
わか‐さんじん【和歌三神】
和歌を守護する3柱の神。普通には、住吉明神・玉津島明神・柿本人麻呂。その他、衣通姫(そとおりひめ)・柿本人麻呂・山...
わか‐ざかり【若盛り】
年が若くて血気の盛んなこと。若くて容姿の美しいこと。また、その年ごろ。
わか‐ざむらい【若侍】
1 年若い武士。 2 公家・武家に仕える侍。青侍。
わ‐かざり【輪飾り】
わらを輪の形に編み、その下に数本のわらを垂れさげた正月の飾り物。ウラジロやユズリハなどを添えて、門口や室内に飾る。...
わかし
ブリの幼魚。
わか‐しお【若潮】
1 小潮(こしお)から大潮に向かって、干満の差がしだいに大きくなる時期の潮。陰暦の11日と26日ごろにあたる。 2...
わか‐ししき【和歌四式】
四つの歌学書。奈良時代の「歌経(かきょう)標式」と平安時代の「喜撰式」「孫姫(ひこひめ)式」「石見女(いわみのじょ...
わかし‐つぎ【沸(か)し接ぎ】
金属の接合部を溶融点近くまで加熱してのり状にし、圧力を加えて密着させる接合方法。
わか‐してんのう【和歌四天王】
和歌にすぐれた四人の称。鎌倉末期から南北朝時代に活躍した二条派の頓阿・慶運・浄弁・兼好。また、江戸時代に京都に住ん...
わかしま‐ごんしろう【若島権四郎】
[1876〜1943]力士。第21代横綱。千葉県出身。本名、高橋大五郎。大阪相撲で初めて吉田司家から横綱を免許され...
わかしまづ‐むつお【若島津六夫】
[1957〜 ]力士。鹿児島の生まれ。本名、日高六男。「南海の黒豹(くろひょう)」の愛称で親しまれ人気力士として活...
わか‐しゅ【若衆】
1 年若い者。若者。若い衆。 2 美少年。特に、男色の対象となる少年。ちご。「ほれた—と参会の夜」〈仮・犬枕〉 3...
わかしゅ‐かぶき【若衆歌舞伎】
初期歌舞伎の形態の一。寛永6年(1629)女歌舞伎禁止のあとに台頭したもので、前髪のある美少年の舞踊を中心とした。...
わかしゅ‐がた【若衆方】
歌舞伎で、美少年に扮する俳優。また、その役柄。
わかしゅ‐がみ【若衆髪】
「若衆髷(わかしゅまげ)」に同じ。「—に中剃りして」〈浮・一代女・二〉
わかしゅ‐ぐみ【若衆組】
「若者組」に同じ。
わかしゅ‐ぐるい【若衆狂ひ】
若衆の色におぼれること。男色に夢中になること。また、その人。「その人の好きこのむ事の品々、傾城狂ひか—か」〈仮・可...
わかしゅ‐じょろう【若衆女郎】
江戸時代、若衆の姿で客を引いた女郎。「近年傾城の端女に—といふあり」〈色道大鏡・三〉
わかしゅ‐どう【若衆道】
男色の道。衆道。若道(にゃくどう)。美道。「いにしへも今も—にはあるまいといふ儀にや」〈咄・醒睡笑・六〉
わかしゅ‐まげ【若衆髷】
江戸時代、元服前の男子が結った髪形。前髪を残し、中剃りをして、元結で髷を締めて二つ折りにしたもの。女性もまねて結う...
わかしゅ‐やど【若衆宿】
「若者宿」に同じ。「—の奈良茶、一杯八分づつに当たるといへり」〈浮・胸算用・二〉
わかしゅ‐わげ【若衆髷】
「わかしゅまげ」に同じ。「野郎鬢(びん)なる—」〈人・梅児誉美・後〉
わかし‐ゆ【沸(か)し湯】
天然の温泉に対し、鉱泉や水を沸かした風呂の湯。
わか‐しらが【若白髪】
《「わかじらが」とも》年が若いのに生える白髪。
わか‐じに【若死に】
[名](スル)若くて死ぬこと。早死に。夭折(ようせつ)。早世(そうせい)。「交通事故で—する」
わか・す【沸(か)す】
[動サ五(四)]《「湧(わ)かす」と同語源》 1 熱を加えて水などを熱くする。また、煮えたたせる。「風呂を—・す」...
わか・す【湧かす/涌かす】
[動サ五(四)] 1 涙や汗を出す。「額から油汗をじりじり—・した」〈漱石・行人〉 2 心ならずも、虫などを発生さ...