わたらい【渡らひ】
生活のためにする仕事。世渡りのわざ。なりわい。また、暮らし向き。「自ら勢家に託きて—を求む」〈孝徳紀〉
わたらい【度会/渡会】
三重県中東部の郡名。また、伊勢市を中心とする地域の旧県名。古くから伊勢神宮の神郡(かみごおり)で、慶応4年(186...
わたらい【度会】
姓氏の一。 [補説]「度会」姓の人物度会家行(わたらいいえゆき)度会延佳(わたらいのぶよし)度会行忠(わたらいゆきただ)
わたらい‐いえゆき【度会家行】
南北朝時代の神道家。伊勢外宮の禰宜(ねぎ)で、伊勢神道の大成者。北畠親房と親交があり、南朝方を支持。著「類聚神祇本...
わたらい‐ごころ【渡らひ心】
生活のための心がけ。世渡りの心がけ。「よの—もなく、貧しくて」〈塗籠本伊勢・一七〉
わたらい‐ごと【渡らひ事】
生活のためにする仕事。生業。「人の田、畑つくり、商ひし、労して貯へ、—すれば」〈宇津保・祭の使〉
わたらい‐しんとう【度会神道】
⇒伊勢神道(いせしんとう)
わたらい‐のぶよし【度会延佳】
[1615〜1690]江戸前期の伊勢外宮の神官。伊勢の人。伊勢神道の中興の祖とされ、伊勢神道から仏教色を排し儒教を...
わたらい‐の‐みや【度会宮】
⇒豊受(とようけ)大神宮
わたらい‐ゆきただ【度会行忠】
[1236〜1306]鎌倉後期の神道家。伊勢外宮の禰宜(ねぎ)。「神道五部書」を祖述、伊勢神道の基礎を築いた。
わたら・う【渡らふ】
[動ハ四]《連語「わた(渡)らう」が一語化したもの》生計を立てる。「汝に寄(つ)いて—・はむ」〈仁徳紀〉
わたら◦う【渡らふ】
[連語]《動詞「わたる」の未然形+継続反復の助動詞「ふ」。上代語》移っていく。渡っていく。「雲間より—◦ふ月の惜し...
わたらせ‐がわ【渡良瀬川】
利根川の支流の一。栃木県西部の庚申(こうしん)山付近に源を発し、渡良瀬遊水地を経て、茨城県古河市と埼玉県加須市の境...
わたらせけいこく‐てつどう【わたらせ渓谷鐵道】
群馬県桐生と栃木県間藤を結ぶ44.1キロの鉄道。旧国鉄足尾線。昭和63年(1988)から第三セクターとして営業。
わたらせ‐ゆうすいち【渡良瀬遊水地】
茨城・栃木・群馬・埼玉の4県にまたがる遊水地。アシやオギなどを主体とする本州最大級の湿地が広がる。三つの調節池から...