あおば‐ありがたはねかくし【青翅蟻形隠翅虫】
ハネカクシ科の甲虫。体長7ミリくらい。アリに似た形で、前翅(まえばね)は青藍色。河原などにすむ。体液がつくと皮膚炎...
あお‐ばえ【青蠅/蒼蠅】
クロバエ科のうち、緑色や青色のハエの俗称。キンバエなど。《季 夏》「—やみそぎに捨る瓜の皮/宗因」
あお‐ばかま【襖袴】
狩襖(かりあお)を着るときにはく括(くく)り袴(ばかま)。幅が狭い。狩袴(かりばかま)。
あおば‐く【青葉区】
⇒青葉
あおば‐く【青葉区】
⇒青葉
あおばしげれる【青葉繁れる】
井上ひさしの長編小説。仙台を舞台に高校生達の青春を描く。自身の体験を描いた半自叙伝。昭和48年(1973)刊。昭和...
あおば‐じょう【青葉城】
仙台城の別称。
あおば‐ずく【青葉木菟】
フクロウ科の鳥。全長29センチくらい。全体に黒褐色。東アジアに分布。日本では夏鳥として渡来し、神社の境内などにある...
あおば‐せせり【青翅挵】
セセリチョウ科のチョウ。開張約4.5センチ。青緑色を帯び、後ろ翅の後縁は橙(だいだい)色。幼虫の食草はアワブキなど。
あお‐ばと【青鳩/緑鳩】
ハト科の鳥。全長約35センチ。背面は暗緑色で、胸は黄緑色。山地の森林にすみ、北海道や本州北部では夏鳥。屋久島以南に...
あお‐ばな【青花】
1 ツユクサの別名。 2 ツユクサの花弁からとった染料。
あお‐ばな【青洟】
子供などが垂らす青い鼻汁。あおっぱな。
あおばな‐がみ【青花紙】
ツユクサの花の青い絞り汁をしみこませた和紙。すぐ脱色できることから、友禅・描(か)き更紗(さらさ)・絞り染めなどの...
あおば‐はごろも【青翅羽衣】
半翅(はんし)目アオバハゴロモ科の昆虫。前翅は淡緑色、後ろ翅は乳白色。広葉樹の樹液を吸う。幼虫は白色の蝋(ろう)物...
あお‐ば・む【青ばむ】
[動マ五(四)]青みを帯びる。青みがかる。「草木が—・む」「野山が—・む」
あおば‐もの【青葉者/白歯者】
雑兵(ぞうひょう)。歩卒。こっぱ武者。また、具足を着けたことのない中間・小者の類。「—を一人討っては槍先に血をつけ...
あおば‐やま【青葉山】
京都府舞鶴市と福井県高浜町との境にある山。標高693メートル。西国三十三所第29番札所の松尾寺がある。丹後富士。 ...
アオーバ‐とう【アオーバ島】
《Aoba》南太平洋、ニューヘブリディーズ諸島の火山島。バヌアツ領。エスピリトゥサント島の東方に位置する。最高点の...
あお‐ひげ【青髯】
1 濃いひげをそったあと。 2 歌舞伎で、敵役などの顔の化粧法。もみあげからあごにかけて青黛(せいたい)を塗ってひ...
あおひげ【青髯】
《原題、(フランス)Barbe-Bleue》17世紀フランスの詩人シャルル=ペローの童話。また、その主人公。六人の...
あおひげこうのしろ【青ひげ公の城】
《原題、(ハンガリー)A kékszakállú herceg vára》バルトーク作曲のハンガリー語によるオペラ...
あおひげのしろにて【青ひげの城にて】
《原題In Bluebeard's Castle》スタイナーの評論。1971年刊。 T=S=エリオット記念講演を活...
あお‐ひとぐさ【青人草】
《古くは「あおひとくさ」》人民。蒼生。国民。民草(たみくさ)。「葦原中国(あしはらのなかつくに)に有らゆるうつしき...
あお‐ひょう【青票】
⇒せいひょう(青票)
あお‐び【青火】
鬼火。幽霊火。燐火(りんか)。
あお‐びかり【青光り】
[名](スル)青く光ること。また、青色を帯びた光や光沢。「—する鉱石」
あお‐びゆ【青莧】
ヒユ科の一年草。道端に生え、高さ1〜2メートル。葉はひし形に近い長卵形。夏の終わりに、緑色の小花を穂状につける。熱...
あお‐びょうし【青表紙】
1 青い色の表紙。特に、濃紺の染め紙を用いた表紙。 2 《表紙の色から》 ㋐儒学の経書(けいしょ)。 ㋑浄瑠璃のけ...
あおびょうし【青標紙】
江戸時代、武家の制規・法令集。2編。大野広城著。前編は天保11〜12年(1840〜41)刊。武家諸法度・御定書をは...
あおびょうし‐ぼん【青表紙本】
藤原定家による源氏物語の校訂本。また、その系統の諸本。
あお‐びょうたん【青瓢箪】
1 初秋の、まだ熟していない青いヒョウタン。青ふくべ。青ひさご。 2 やせて顔色の青白い人をあざけっていう語。うら...
あお‐び・れる【青びれる】
[動ラ下一][文]あをび・る[ラ下二]青みを帯びる。青くなる。「弱々しい星影が七つ八つ—・れて瞬いていた」〈啄木・鳥影〉
あお‐ふくべ【青瓢】
「青瓢箪(あおびょうたん)1」に同じ。《季 秋》「—地をするばかり大いさよ/久女」
あお‐ふしがき【青柴垣】
青葉のついた柴(しば)で編んだ垣根。「天の逆手(さかて)を—に打ちなして、隠(こも)りき」〈記・上〉
あお‐ふだ【青札】
青い札。特に、天正カルタの青色の札12枚。ハウ。あお。
あお‐ふどう【青不動】
京都青蓮院(しょうれんいん)蔵の不動明王画像の通称。平安中期の作。全身が青色で彩色されているのでこの名がある。赤不...
あお‐ぶくれ【青膨れ】
[名・形動](スル)顔や皮膚が青ずんでむくむこと。また、そのさま。「—な顔」「ぶつけたところが—する」
あお‐ぶさ【青房】
相撲で、土俵上のつり屋根の北東の隅に垂らす青(緑)色の房。春と青竜を表す。→赤房 →黒房 →白房
あお‐へど【青反吐】
吐いたばかりの生々しいへど。「—をつきてのたまふ」〈竹取〉
あおべかものがたり【青べか物語】
山本周五郎による連作短編小説。昭和35年(1960)「文芸春秋」誌に連載。浦安をモデルとする架空の町「浦粕」を舞台...
あお‐べら【青遍羅】
海魚キュウセンの雄。また、ニシキベラのこと。
あお‐ほん【青本】
《「あおぼん」とも》 1 江戸中期、享保ごろから赤本のあとを受けて黒本とともに婦女子の間に流行した草双紙(くさぞう...
あお‐ぼうず【青坊主】
髪の毛をそった、青々とした頭。丸刈りにした頭。また、そうした人。
あお‐まつむし【青松虫】
マツムシ科の昆虫。体長約2.5センチで、全体に緑色。樹上で暮らし、秋にリーリーと甲高い声で鳴く。原産地は中国大陸の...
あお‐まど【青窓】
⇒ブルースクリーン
あお‐まめ【青豆】
1 大豆の一品種。実は緑色で粒が大きい。枝豆などにして食べる。あおだいず。 2 青えんどう。グリーンピース。
あお‐み【青み】
1 青がかった色。また、青い度合い。「—を帯びる」 2 吸い物・刺身・焼き魚などに付け合わせて風味や彩りを添える緑...
あお‐みず【青みず】
イラクサ科の一年草。湿地に自生。高さ30〜50センチ、茎はみずみずしい緑色をしている。葉は卵形で縁に粗いぎざぎざが...
あお‐みずひき【青水引】
中央から半分を白、もう一方を紺に染めた凶事用の水引。
あお‐みどり【青緑】
1 青みを帯びた緑色。 2 アオミドロの古名。〈日葡〉