ごう‐ゆう【豪勇/剛勇/強勇】
[名・形動]強くいさましいこと。勇気があってものおじしないさま。また、その人。「名だたる—の士」「—無双」
ごう‐ゆう【豪遊】
[名](スル)惜しげもなく金を使って、はでに遊ぶこと。また、その遊び。「芸者をあげて—する」
ごう‐ゆう【豪雄】
[名・形動]なみはずれて強いこと。また、そのさまや、そういう人。「流石(さすが)の—も心のみ、矢たけに逸(はや)れ...
ごう‐ゆう【遨遊】
[名](スル)盛んに遊ぶこと。
ごう‐よく【強欲/強慾】
[名・形動]非常に欲が深いこと。また、そのさま。「—な高利貸し」「—非道」 [派生]ごうよくさ[名]
ごう‐よしひろ【郷義弘】
鎌倉末期の刀工。越中の人。義広とも記す。通称、右馬允。正宗十哲の一。吉光・正宗と並び、三作と称される。生没年未詳。
ごうら‐おんせん【強羅温泉】
神奈川県南西部、箱根町にある温泉。泉質は主に塩化物泉・含鉄泉。
ごう‐り【合理】
道理にかなっていること。論理的に正当であること。
ごう‐り【毫釐/毫厘】
ごくわずかなこと。ほんの少し。ごうりん。「それは縦令(たとえ)—の距離であっても」〈有島・宣言〉
ごうり‐か【合理化】
[名](スル) 1 道理にかなうようにすること。また、もっともらしく理由づけをすること。「自説を強引に—する」 2...
ごうりか‐カルテル【合理化カルテル】
同一業種の各企業が合理化のために協定を結ぶ連合形態。日本ではかつて、独占禁止法の規定によって企業の合理化のために特...
ごう‐りき【合力】
[名](スル) 1 力を貸すこと。助力すること。「かくばかり見えすいた徒労に—するものは、一人もなかった」〈菊池寛...
ごう‐りき【強力/剛力】
[名・形動] 1 力が強いこと。また、そういう人や、そのさま。「—無双」 2 登山者の荷物を背負い道案内をする人。...
ごう‐りき【業力】
仏語。果報を生じる業因の力。善業には善果を、悪業には悪果を生じる力。
ごうりきでん【強力伝】
新田次郎の短編小説。白馬岳に180kgを超える石を担ぎ上げる強力を描く。昭和30年(1955)刊行。同年、第34回...
ごうりき‐はん【強力犯】
暴行・脅迫を手段とする犯罪。殺人罪・傷害罪・強盗罪など。実力犯。→知能犯
ごうり‐しゅぎ【合理主義】
1 物事の処理を理性的に割り切って考え、合理的に生活しようとする態度。 2 哲学で、感覚を介した経験に由来する認識...
ごうり‐せい【合理性】
1 道理にかなった性質。論理の法則にかなった性質。 2 むだなく能率的に行われるような物事の性質。「—に欠ける役割分担」
ごうり‐せい【郷里制】
律令制下の地方行政組織。大化の改新で国・郡・里を設け、50戸を1里として里長一人を置いたが、霊亀元年(715)里を...
ごうり‐てき【合理的】
[形動] 1 道理や論理にかなっているさま。「—な自然界の法則」 2 むだなく能率的であるさま。「—な処置」
ごうりてき‐はいりょ【合理的配慮】
障害のある人が日常生活や社会生活を送る上で妨げとなる社会的障壁を取り除くために、状況に応じて行われる配慮。筆談や読...
毫釐(ごうり)の差(さ)は千里(せんり)の謬(あやま)り
《「礼記」経解から》少しの違いがついには大きな違いを生じるということ。わずかな違いが大きな誤りをもたらすこと。
ごう‐りゃく【劫掠/劫略】
[名](スル)《古くは「こうりゃく」とも》おどして奪い取ること。「労働者を搾取し—することは」〈葉山・海に生くる人々〉
ごうりゃく‐がな【合略仮名】
かなの合字のこと。
ごう‐りゅう【合流】
[名](スル) 1 二つ以上の川の流れが合わさって一つになること。「河口近くで—する」 2 別々に行動していた人・...
ごうりゅう‐せんじょうち【合流扇状地】
⇒複合扇状地
ごうりゅう‐てん【合流点】
二つ以上の川の流れなどが合流する地点。
ごう‐りょく【合力】
[名](スル) 1 力学で、物体に二つ以上の力が作用するとき、それらの力と効果が等しい一つの力。合成力。⇔分力。 ...
ごうり‐ろん【合理論】
⇒合理主義2
こう‐りん【降臨】
[名](スル)《古くは「ごうりん」とも》 1 天上に住むとされる神仏が地上に来臨すること。「天孫—」 2 他人を敬...
ごう‐りん【毫釐】
「ごうり(毫釐)」に同じ。「至正公平—も誤りなきに」〈染崎延房・近世紀聞〉
こう‐れい【恒例】
《古くは「ごうれい」とも》いつもきまって行われること。多く、儀式や行事にいう。また、その儀式や行事。「新春—の歌会...
ごう‐れい【号令】
[名](スル) 1 多くの人にあるきまった行動をとらせるため、大声で命令したり指図したりすること。また、その命令・...
ごう‐れい【剛戻】
強情で心がねじけていること。剛愎(ごうふく)。
剛戻(ごうれい)自(みずか)ら用(もち)う
《「史記」秦始皇本紀から》強情で他人の意見に耳を傾けず、もっぱら自分の思うとおりに事を行う。
ごう‐わん【豪腕/剛腕】
1 腕っぷしの強いこと。特に野球で、速球を得意とする投手などにいう。 2 自分の考えを強引に押し通す力。「問題解決...
業(ごう)を曝(さら)・す
前世の悪業によって受けた恥を、現世でさらす。
業(ごう)を煮(に)や・す
事が思うように運ばず、腹を立てる。「無意味な発言が続き—・して席を立つ」
ご‐うん【五運】
五行(ごぎょう)の運行。
ご‐うん【五雲】
1 仙人や天女が遊ぶ所にかかるという五色の雲。 2 「五雲の車」の略。
ご‐うん【五蘊】
《「蘊」は、梵skandhaの訳。五つの積集の意》仏語。存在を構成する五つの要素。すなわち、物質的、身体的なものと...
ごうん‐の‐くるま【五雲の車】
もと、中国で、5色の雲を描いた車。貴人の乗用とした。また、天子の車。「—に召され、左右のおもと人に手を引かれ」〈太...
ごえ【越え】
[語素]地名または地形を表す語の下に付いて、そこを越える意を表す。「箱根—」「山—」
ご‐えい【御影】
神仏・聖者・貴人などの画像・写真や彫像。また、他人を敬って、その肖像などをいう語。みえい。「—を飾る」
ご‐えい【護衛】
[名](スル)身辺に付き添って守ること。また、その役。「首相を—する」「—兵」
ご‐えいか【御詠歌】
巡礼や浄土宗の信者などが仏の徳などをたたえて唱える歌。短歌や和讃(わさん)に節をつけたもので、一般に鈴や鉦(かね)...
ごえい‐かん【護衛艦】
1 船団や艦隊を護衛する軍艦。駆逐艦・フリゲート・コルベットなどの総称。 2 海上自衛隊が保有する艦艇の種別の一つ...
ごえい‐くちくかん【護衛駆逐艦】
第二次大戦中に米国海軍が商船を護衛するために使用した小型の駆逐艦。
ご‐えつ【呉越】
中国で、春秋時代にあった呉と越の2国。また、その国の人。 中国、五代十国の一。907年、唐の節度使銭鏐(せんりゅ...
ごえつしゅんじゅう【呉越春秋】
中国の史書。6巻本と10巻本とがある。後漢の趙曄(ちょうよう)撰。春秋時代の呉・越両国の興亡を記したもの。