ちち【父】
1 両親のうちの男親のほう。ちちおや。実父・継父・養父ともにいう。「一児の—となる」「—の遺志を継ぐ」⇔母。 2 ...
ちち【乳】
1 哺乳(ほにゅう)類が、分娩(ぶんべん)後に、子を育てるために乳腺(にゅうせん)から出す乳白色の液体。乳汁。「母...
ち‐ち【致知】
1 朱子学で、知識をきわめて物事の道理に通じること。 2 陽明学で、良知を最大限に発動すること。→格物致知(かくぶ...
ち‐ち【遅遅】
[名](スル) おくれること。とどこおること。「今更—する事かはと辞(ことば)鋭く議せらるれども」〈条野有人・近世...
チチ
ウオツカにパイナップルジュース、ココナツシロップ、生クリームなどを混ぜたカクテル。
チチアン
⇒ティツィアーノ
チチアーノ
⇒ティツィアーノ
ちち‐いちょう【乳銀杏】
《気根が乳房の形に似ているところから》乳の出ない女性が、乳が出るように願をかける銀杏の老木。また、それにまつわる伝説。
ちち‐いろ【乳色】
乳のような色。不透明な白色。乳白色。
ちち‐うえ【父上】
父を敬っていう語。「—は御健在ですか」⇔母上。
ちち‐うし【乳牛】
乳をしぼり取るために飼う牛。また、そういう種類の牛。にゅうぎゅう。
ティティウスボーデ‐の‐ほうそく【ティティウスボーデの法則】
⇒ボーデの法則
チチェン‐イッツア
メキシコ東部、ユカタン州にあるマヤ文明を代表する遺跡。ユカタン半島北部、州都メリダの東約120キロメートルに位置す...
ちち‐おさえ【乳押(さ)え】
ブラジャーのこと。
ちち‐おや【父親】
男親。父。「—参観日」⇔母親。
ちちかえる【父帰る】
菊池寛の戯曲。一幕。大正6年(1917)発表、大正9年(1920)初演。妻子を捨てて20年後、落ちぶれて帰ってきた...
チチカカ‐こ【チチカカ湖】
《Lago Titicaca》アンデス山脈中部、ペルーとボリビアとの国境にある湖。湖面標高が3812メートルで大湖...
チチカステナンゴ
グアテマラ中南部、キチェ県の町。町の中心にサントトマス教会があり、キチェ族をはじめとする近隣のマヤ系先住民による市...
ちち‐かた【父方】
父親の血統に属していること。また、その人。「—のおじ」⇔母方。
ちち‐かなもの【乳金物】
⇒ちかなもの
チチカマ‐こくりつこうえん【チチカマ国立公園】
《Tsitsikamma National Park》南アフリカ共和国南部、西ケープ、東ケープ両州にまたがる国立公...
ちちがきえた【父が消えた】
尾辻克彦の短編小説。父親の死をテーマにした作品。昭和55年(1980)発表。同年、第84回芥川賞受賞。
ちち‐がた【乳型】
⇒バストパッド
ちち‐ぎみ【父君】
父を敬っていう語。父上。「—にもよろしくお伝え下さい」⇔母君。
ちち‐くさ・い【乳臭い】
[形][文]ちちくさ・し[ク] 1 乳のにおいがする。ちくさい。「—・い赤ん坊」 2 考え方などが幼稚で未熟である...
ちち‐くび【乳首】
「ちくび」に同じ。
ちちくり‐あ・う【乳繰り合う】
[動ワ五(ハ四)]《「乳」は当て字》男女がひそかに会って情を通じ合う。「夜ごと—・う」
ちちく・る【乳繰る】
[動ラ五(四)]《「乳」は当て字。男女が密会して私語する意の「ちぇちぇくる」の音変化という》男女がひそかに会って情...
ちち‐ぐさ【乳草】
茎や葉を切ると乳のような液を出す草木。ガガイモ・ノゲシ・ノウルシなど。ちぐさ。
ちちこ‐ぐさ【父子草】
キク科の多年草。山野に生え、高さ15〜30センチ。葉は細く、葉の裏面や茎に白い綿毛が密生。春、茶褐色の花を密につけ...
ちち‐ご【父御】
他人の父を敬っていう語。尊父。ててご。⇔母御(ははご)。
ちち‐しぼり【乳搾り】
牛や山羊(やぎ)の乳をしぼること。搾乳(さくにゅう)。
ちち‐じま【父島】
東京都、小笠原諸島の中心をなす島。二見港がある。父島列島を形成する島の一つ。面積約24平方キロメートル。
ちちじま‐れっとう【父島列島】
小笠原諸島中部の列島。父島のほか、孫島・弟島・兄島・東島・南島などからなる。平成23年(2011)「小笠原諸島」の...
ちちじゃ‐ひと【父者人】
《父である人の意。「者」は当て字》父を敬っていう語。
ちち‐たけ【乳茸】
ベニタケ科のキノコ。ブナなどの木の下に生え、傘は直径5〜12センチ、表面は黄褐色で裏面は淡黄色。傷つけると白い乳液...
父(ちち)父(ちち)たれば子(こ)も子(こ)たり
《「論語」顔淵から》父が父としての道を尽くせば、子もまた子としての道を尽くす。
ちちとこ【父と子】
《原題、(ロシア)Ottsï i deti》ツルゲーネフの長編小説。1862年刊。ニヒリストのバザーロフを主人公に...
ちちとこのほのお【父と子の炎】
小林久三の長編小説。昭和56年(1981)刊。同年の第8回角川小説賞受賞。
ちちとらん【乳と卵】
川上未映子の中編小説。娘を連れて豊胸手術のため大阪から上京してきた姉と主人公の三日間を描く。平成19年(2007)...
ちちなし‐ご【父無し子】
1 父親に死なれて、母親の手で育てられた子。ててなしご。 2 父親のわからない子。私生児。ててなしご。
ちち‐ぬし【父主】
父を敬っていう語。父上。父君。「二人、見るほどに、—ふと寄り来たり」〈源・少女〉
ちちのいさん【父の遺産】
《Patrimony》米国の作家、フィリップ=ロスによる実父の回想記。脳腫瘍に侵された父親との最期の日々を描く。1...
父(ちち)の恩(おん)は山(やま)より高(たか)し
《「童子教」から》子が父から受ける恩の高大なことをいうたとえ。「母の徳は海より深し」と続く。
ちち‐の‐き【乳の木】
《幹に垂れる気根を乳房に見立てたことから》イチョウの別名。
ちちのしゅうえんにっき【父の終焉日記】
小林一茶の日記。享和元年(1801)、一茶の帰郷中に急病で死んだ父親との最後の日々を綴る。父への思い、継母・義弟と...
ちち‐の‐じょう【父尉】
1 古く、猿楽の「翁(おきな)」に登場した老人の役。また、その舞。室町中期に廃絶。現在、能の「翁」の特殊演出「父尉...
ちちのは‐ぐさ【紫参】
ハルトラノオの別名。
ちち‐の‐ひ【父の日】
父に感謝をささげる日。6月の第3日曜日。アメリカのJ=B=ダッド夫人が、この日、父の墓に白いバラの花をささげたこと...
ちちのぼうし【父の帽子】
森茉莉によるエッセイ、および同作を表題作とする処女エッセー集。父、森鴎外の思い出を綴る。昭和32年(1957)刊行...