て‐まさぐ・る【手弄る】
[動ラ五(四)]なんとなく手先でもてあそぶ。「赤い花を—・って」〈鴎外・天寵〉
て◦まし
[連語]《完了の助動詞「つ」の未然形+推量の助動詞「まし」》 1 事実に反することを、不満や後悔の思いで想像する意...
てま‐しごと【手間仕事】
1 手間のかかるめんどうな仕事。「—をいとわない」 2 手間賃を取ってする仕事。「いくらにもならない—」
てま‐ぞん【手間損】
手間がかかるわりに利益や効果の少ないこと。手間潰(つぶ)し。
て‐また・し【手全し】
[形ク]人柄が実直である。律義である。「しゃれたる女を成る程—・く作りて(実ハ)物盗りの腰本」〈浮・織留・六〉
てま‐だい【手間代】
「手間賃(てまちん)」に同じ。
て‐まち【手待ち】
1 仕事時間中にする仕事がなくて、手を空けた状態で仕事がくるのを待っていること。「—時間」 2 将棋で、自分から仕...
てまち‐じかん【手待ち時間】
勤務時間でありながら、する仕事がなくて仕事がくるのを待っている時間。
てま‐ちん【手間賃】
手間に対して支払われる賃金。手間。手間代。
てま‐つぶし【手間潰し】
「手間損(てまぞん)」に同じ。
てま‐とり【手間取り】
手間賃をもらって雇われること。また、その人。「お客様のお望みに従って、艶物を書いてお目にかける—だ」〈芥川・戯作三昧〉
て‐まどい【手惑ひ】
うろたえ、まごつくこと。あわてふためくこと。「才有るをのこども、—をして一行(ひとくだり)の文も奉らぬに」〈宇津保...
てま‐どう【手間だう】
[形動ナリ]手間がかかってめんどうなさま。「いやいや抜くも—なり。火をつけて焼き立てう」〈浄・女夫池〉 [補説]「...
てま‐ど・る【手間取る】
[動ラ五(四)]思ったより手間がかかる。「準備に—・る」
て‐まね【手真似】
手を動かして物事のようすをまねること。「—で知らせる」
て‐まねき【手招き】
[名](スル)手先を上下に振り、こちらへ来るように合図すること。「—して呼ぶ」
てま‐ひま【手間暇/手間隙】
手間とひま。労力と時間。「—をかける余裕はない」
てまひま‐いらず【手間暇いらず】
時間や労力がかからない。容易に事が運ぶ。「意外に—で事が済んだ」
て‐まめ【手忠実】
[名・形動] 1 手先をまめに働かせること。めんどうがらずに休みなく仕事をすること。また、そのさま。「—に働く」 ...
て‐まり【手鞠/手毬】
1 まるめた綿を芯(しん)にし、その上を色糸で巻いたまり。また、それを手でつく遊び。今は、表面に彩色を施したゴム製...
てまり‐うた【手鞠歌】
子供が手まりをついて遊ぶときにうたう歌。《季 新年》「—かなしきことをうつくしく/虚子」
てまり‐ばな【手鞠花】
オオデマリの別名。《季 夏》「病棟に病連衆あり—/波郷」
て‐まる【手丸】
「手丸提灯(ぢょうちん)」の略。
てまる‐ぢょうちん【手丸提灯】
丸形の弓張り提灯。
て‐まわし【手回し】
1 手で回すこと。また、そのもの。「—の轆轤(ろくろ)」 2 事前に手くばりすること。手配。用意。「幹事の—がいい...
てまわし‐オルガン【手回しオルガン】
ハンドルを手で回して演奏する小型のオルガン。仕組みはオルゴールに似ており、ピンをつけたシリンダーを回転させると、ピ...
てまわし‐はつでんき【手回し発電機】
ハンドルを手で回して内蔵されているモーターを回転させることで運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、発電する機械。
て‐まわ・す【手回す】
[動サ四]手配する。「布団を二帖ほど—・さんならんが」〈咄・臍の宿替〉
て‐まわり【手回り】
1 手の届くあたり。身のまわり。身近。また、身辺に置いて使うもの。「—の小間物」 2 常に身近に仕える者。また、身...
てまわり‐どうぐ【手回り道具】
いつも身近に置いて使う道具。
てまわり‐ひん【手回り品】
いつも身辺に置いて使用する物品。また、旅行などをするときの携帯品。
て‐まんりき【手万力】
手でねじを締める小型の万力。小物を細工するときに用いる。
てみ‐きん【手見禁】
碁・将棋で、自分の手を見せないこと。また、相手の出方を見てから自分の手をやり直すのを禁じること。待ったなし。てみせ...
て‐みじか【手短】
[形動][文][ナリ]簡単で短いさま。てっとりばやいさま。「用件だけを—に話す」
て‐みじか・い【手短い】
[形][文]てみじか・し[ク]簡略である。簡潔である。「貴方に御願い申して、—・く書いて頂きたいと思いまして」〈藤...
テミス
《掟の意》ギリシャ神話で、法の女神。ウラノスとガイアの娘で、ゼウスの二度目の妻。また、予言の女神で、デルフォイに神...
テミスト
木星の第18衛星で、すべての衛星のうち9番目に木星に近い軌道を回る。1975年に発見されたが見失われて、2000年...
テミストクレス
[前528ころ〜前462ころ]古代ギリシャ、アテネの軍人・政治家。海軍力を増強してサラミスの海戦でペルシア艦隊を破...
て‐みず【手水】
1 手を洗う水。てあらいみず。ちょうず。 2 洗ったあとなどに手についている水。 3 餅(もち)つきのとき、捏(こ...
てみず‐や【手水舎】
神社で、参拝者が手・口などを清めるための水盤を置く建物。ちょうずや。
て‐みせ【手見せ】
腕前を人に見せること。「時平公へ宗旨を替へた—の働き」〈浄・手習鑑〉
てみせ‐きん【手見せ禁】
「手見禁(てみきん)」に同じ。「包む涙も—、命手詰めと見えにけり」〈浄・寿の門松〉
て‐みそ【手味噌】
1 自分が原因の失敗。「海士を浪へ投げ込んだは汝(おのれ)が—」〈浄・安達原〉 2 いかさま。いんちき。「お身たち...
て‐みやげ【手土産】
人を訪問するときに持っていく、ちょっとしたみやげ。
て◦みる
[連語]⇒見る12
テミルタウ
カザフスタン中央部、カラガンダ州の都市。1945年までの旧称サマルカンドスキー。カラガンダ炭田を中心とするカラガン...
テム
《transmission electron microscope》⇒透過型電子顕微鏡
テム
⇒ティームー(Temu)
て◦む
[連語]《完了の助動詞「つ」の未然形+推量の助動詞「む」》 1 推量を強調して表す。きっと…だろう。…にちがいない...
て‐むかい【手向(か)い】
[名](スル)手向かうこと。反抗。「力で抑えつけて—させない」