ところ【所/処】
[名] 1 空間的な場所。人や物が存在する場所。 ㋐住んでいる場所。住所。住居。「お—とお名前を教えてください」 ...
ところ【野老】
ヤマノイモ科の蔓性(つるせい)の多年草。原野に自生。葉は心臓形で先がとがり、互生する。雌雄異株。夏、淡緑色の小花を...
トコロア
ニュージーランド北島中部の都市。ワイカト川上流部に位置する。同国を代表する林業の中心地。近郊にパルプ、製紙の工場がある。
ところ‐あて【所宛/所充て】
平安中期から鎌倉時代、諸官司や諸官寺の別当を任命して職務・行事の担当をきめたこと。
ところ‐あらわし【所顕し】
《女の家の所在地を顕す意》平安時代、結婚の成立を披露する宴。男が女のもとに通い始めて数日後に、女の家で婿とその従者...
ところえ‐がお【所得顔】
[名・形動]よい地位や境遇を得て満足した顔つき。また、そのさま。得意顔。「—に振る舞う」
所(ところ)変(か)われば品(しな)変(か)わる
土地が違えば、風俗・習慣なども違う。
ところが
[接]《接続助詞「ところが」から》前の事柄から予想されるものと相反する内容を導く。そうであるのに。しかるに。「評判...
ところが
[接助]《形式名詞「ところ」+格助詞「が」から》過去の助動詞「た」の終止形に付く。 1 前述の事柄を受けて、それが...
ところ‐がえ【所替え】
[名](スル) 1 場所を他にかえること。「年内に事務所を—する」 2 武家時代、大名・小名の領地を他に移しかえた...
ところ‐がき【所書(き)】
紙などに住所を書きつけること。また、その書いた住所。「—を頼りに居所をさがす」
ところ‐がまえ【所構え】
⇒所払い
ところ‐がら【所柄】
その場所の性質。場所柄。「—をわきまえた服装」「—魚がうまい」
ところ‐がわ【常呂川】
北海道北東部を流れる川。石狩山地の三国山(標高1541メートル)に源を発し、北見市でオホーツク海に注ぐ。長さ120...
ところ‐ことば【所言葉】
その土地の言葉。方言。「異名を—にて杓(しゃく)と言へり」〈浮・一代男・三〉
ところ‐ざけ【所酒】
その土地でつくられる酒。地酒(じざけ)。「—の辛口」〈浮・永代蔵・一〉
ところざわ【所沢】
埼玉県南部の市。南西に狭山丘陵が広がり、狭山湖(山口貯水池)や西武園遊園地・球場・競輪場などがある。人口34.2万...
ところざわ‐し【所沢市】
⇒所沢
ところ‐じち【所質】
中世の質取り行為の一。債権者が債務の支払いを求めて、債務者の属する組織体の成員やその動産を私的に差し押さえること。
ところ‐じまん【所自慢】
自分の故郷や、現在住んでいる所を自慢すること。
ところ‐ずら【野老葛】
[名]トコロの古名。「稲幹(いながら)に這ひ廻(もとほ)ろふ—」〈記・中・歌謡〉 [枕] 1 同音の繰り返しで「常...
ところせき‐な・し【所狭きなし】
[形ク]《「なし」は形容詞をつくる接尾語》余す所がない。「金比羅の祭りに、余多(あまた)の見物、讃岐円座の—・く」...
ところ‐せ・し【所狭し】
[形ク] 1 場所が狭い。いっぱいで余地がない。「小さき屋ども作り集めて奉り給へるを、—・きまで遊び広げ給へり」〈...
ところ‐せま・い【所狭い】
[形][文]ところせま・し[ク]場所がせまい。せまくて窮屈である。「—・く人が立ち並ぶ」「—・しと雑誌を広げる」
ところせまし‐と【所狭しと】
[連語](副詞的に用いて)場所が狭く感じられるさま。窮屈なさま。
ところ‐そだち【所育ち】
その土地に生まれ育つこと。また、その人。「—も物紛れして」〈浮・一代男・四〉
ところ‐たがえ【所違へ】
ある場所と他の場所をまちがえること。「—などならば、おのづからまた言ひに来なむ」〈枕・二七七〉
ところ‐てん【心太/瓊脂】
海藻のテングサを煮て寒天質をこし、型に流し込んで冷やし固めた食品。ところてん突きで突き出してひも状にし、酢醤油・二...
ところてん‐ぐさ【心太草】
テングサの別名。
ところてん‐しき【心太式】
ところてん突きで突き出されるように押されて自然に先へ進むこと。また、そういう方式。「—に大学に進む」
ところてん‐つき【心太突き】
ところてんを細く突き出すための用具。長方形の箱型の筒で、一端に格子の網目があり、もう一端からところてんを入れて棒で...
ところで
[接]《接続助詞「ところで」から》 1 いったん言葉を切って、話題を変えるとき用いる。ときに。それはそれとして。「...
ところで
[接助]《形式名詞「ところ」+格助詞「で」から》過去の助動詞「た」の終止形に付く。ある事態が起こっても、何もならな...
ところ‐どう【所籐】
所々に籐を巻いた弓。
ところ‐どころ【所所/処処】
1 あちらこちら。あちこち。「—に支店をつくる」「—誤りのある文章」 2 「人々」の敬称。かたがた。「ここかしこに...
ところ‐な・し【所無し】
[形ク]人や物が密集して空いた所がない。すきまがない。「一条の大路、—・くむくつけきまで騒ぎたり」〈源・葵〉
ところ‐ならわし【所習はし】
その土地の風習。「頭つきは—にして後ろ下がりに髪先短く」〈浮・五人女・五〉
ところに
[接]《接続助詞「ところに」から》 1 ちょうどその時に。そこで。「国をかけ落ちしましてござんす。—源五兵衛にめぐ...
ところに
[接助] 1 逆接の意を表す。…けれども。「身に逢うたらば、悦ばう—、かへって手向ひするは何事ぞ」〈伎・なぐさみ曽...
所(ところ)に付(つ)・く
その場所にふさわしくする。「—・けたる御贈り物どもささげ奉り給ふ」〈源・若紫〉
ところ‐の‐しゅう【所の衆】
平安時代、蔵人所(くろうどどころ)に属して雑事をつとめた者。六位の者の中から選ぶ。衆。
ところ‐の‐もの【所の物】
その土地の産物。
ところ‐ばらい【所払い】
江戸時代の刑罰の一。居住の町村から追放し、立ち入りを禁止するもの。所構え。
ところ‐ばんち【所番地】
居住地などの地名と番地。
ところ‐へ
[接]接続詞「ところに」に同じ。「又心配になる。—野々宮から電報が来た」〈漱石・三四郎〉 [連語](「…たところへ...
所(ところ)へ持(も)って来(き)て
ある事に加えて、また別の事が起こる意を表す。「風邪をひいた—足まで挫いてしまった」
ところ‐まだら【所斑】
[名・形動] 1 所々まだらでむらのあること。また、そのさま。「貧相な顔に—な厚化粧をして」〈志賀・真鶴〉 2 所...
ところを
[接助]《形式名詞「ところ」+格助詞「を」から》通常のやり方や予期・予定などに反することを行う意を表す。本当なら…...
所(ところ)を◦得(え)る
よい地位や境遇を得る。適した職を得て力を発揮する。「—◦得て存分に活躍する」
所(ところ)を置(お)・く
遠慮する。はばかる。「この世には我に所置き給ふべし」〈大鏡・時平〉