にくしつ‐るい【肉質類】
原生動物のうち、原形質流動や偽足によって運動するものの、かつての呼称。アメーバ・有孔虫・太陽虫・放散虫などが含まれ...
にくし‐み【憎しみ】
憎いと思うこと。憎悪の気持ち。「—に満ちたまなざし」「周囲の—を買う」
にくし・む【憎しむ】
[動マ四]憎いと思う。憎む。「一家一門其方を恨み—・み」〈浄・天の網島〉
にく‐しゅ【肉腫】
上皮細胞からなる癌腫(がんしゅ)に対し、非上皮性細胞からなる悪性腫瘍(しゅよう)の総称。線維肉腫・骨肉腫・筋肉腫な...
にく‐しょう【肉障】
唐の楊国忠(ようこくちゅう)が多くの美女を周囲に並べて、寒さ防ぎの屏風(びょうぶ)がわりにした故事。肉屏風。肉陣。
にく‐しょう【肉漿】
肉の中に含まれている汁。また、肉をしぼって取った汁。肉汁。
にく‐しょう【肉醤】
「ししびしお1」に同じ。
にく‐しょく【肉色】
⇒にくいろ
にく‐しょく【肉食】
[名](スル) 1 人が鳥獣の肉を食うこと。にくじき。 2 動物が他の動物を食物とすること。
にくしょく‐けい【肉食系】
俗に、恋愛や異性関係に対して積極的であること。また、そのような人。「草食系」に対してできた語で、肉(肉欲)を求める...
にくしょく‐じゅう【肉食獣】
肉食性の獣。
にくしょく‐せい【肉食性】
動物肉を常食とする性質。食性の一。
にくしょく‐ちょう【肉食鳥】
動物、特に小形の哺乳類や鳥類を捕食する鳥。ワシ・タカなど。
にくしょく‐どうぶつ【肉食動物】
肉食性の動物。一般に、性質が荒く、鋭い歯・つめ・くちばしなどをもつ。
にく‐しん【肉身】
生身のからだ。肉体。
にく‐しん【肉親】
親子・兄弟など、非常に近い血縁関係にある人。
にく‐じき【肉食】
[名](スル)鳥獣魚介の肉を食うこと。にくしょく。
にくじき‐さいたい【肉食妻帯】
僧が肉食をし、妻をもつこと。戒律では禁じられているが、真宗・修験道では早くから認めている。
にく‐ジャガ【肉ジャガ】
《ジャガは「ジャガイモ」の略》牛肉または豚肉とジャガイモを、醤油や砂糖などで味つけした煮物。明治時代、旧日本海軍の...
にく‐じゅう【肉汁】
1 鳥獣の肉を煮出した汁。肉羹(にくこう)。 2 肉をしぼって取った汁。肉漿(にくしょう)。 3 (「にくじる」と...
にく‐ジュバン【肉ジュバン】
演劇、特に歌舞伎で、役者が肌を現すときに用いる、肌にぴったり合った肉色のジュバン。刺青を描いたものや、肥満体にみせ...
にく‐じゅよう【肉蓯蓉】
植物オニクに近縁の中国産のホンオニクを乾燥したもの。漢方で強壮薬とする。にくしょうよう。
にく‐じょう【肉情】
異性に対して感じる肉体的な欲望。性的な欲情。
にく‐じる【肉汁】
⇒にくじゅう3
にく‐じん【肉陣】
「肉障(にくしょう)」に同じ。
ニクス
冥王星の第2衛星。名はギリシャ神話の夜の女神ニュクスに由来。2005年にハッブル宇宙望遠鏡で発見された。直径は40...
ニュクス
ギリシャ神話の夜の女神。タナトスやヒュプノスらの母とされる。ニクス。
にく‐すい【肉垂】
鳥の頰(ほお)や顎(あご)の辺りに垂れ下がる肉質の塊。肉垂れ。
にくすい‐かじょ【肉穂花序】
穂状花序の特殊化したもの。多肉な花軸の周囲に柄のない花が多数密生するもの。仏炎苞(ぶつえんほう)をもつ。テンナンシ...
にく‐ずく【肉豆蔲】
ニクズク科の常緑高木。葉は長楕円形で革質。雌雄異株。実は洋なし状で、果皮内に、紅色をした肉質で網状の仮種皮に包まれ...
にくずく‐ゆ【肉豆蔲油】
ニクズクの実を蒸留して採った油。淡黄色で芳香があり、薬用・食品香料とする。
に‐くずれ【荷崩れ】
[名](スル)積み荷がくずれること。「運送中に—する」
に‐くずれ【煮崩れ】
[名](スル)魚や野菜などを煮ているうちに、形がくずれること。「ジャガイモが—する」
にく‐せい【肉声】
1 マイクや電話のような機械を通した声に対し、人ののどから出るなまの声。「—でも聞こえる広さの部屋」 2 人工的に...
にく‐せいひん【肉製品】
鳥獣の肉からつくった食品の総称。
にく‐そう【憎相/悪相】
《「にくぞう」とも》憎らしいようす。憎たらしい顔つき。また、その人。「如何なる—の者かしたりけん」〈太平記・一五〉
ニクソン
[1913〜1994]米国の政治家。第37代大統領。在任1969〜1974。共和党。ドル防衛策の強行などで、国内外...
ニクソン‐ショック
1 1971年8月に米国のニクソン大統領がドルの金兌換(だかん)の停止を宣言したこと。ベトナム戦争による財政悪化の...
にく‐たい【肉体】
生身のからだ。生きている人間のからだ。肉身。
にく‐たい【憎体】
[名・形動]⇒にくてい(憎体)
にくたい‐かんけい【肉体関係】
特定の相手との性的な結びつき。
にくたい‐てき【肉体的】
[形動]肉体に関するさま。「—な疲れ」
にくたいとあくま【肉体と悪魔】
《Flesh and the Devil》米国の映画。1926年作。主演はガルボ。ドイツの作家、ズーダーマンの小説...
にくたいとしとあくま【肉体と死と悪魔】
《原題、(イタリア)La carne, la morte e il diavolo nella letteratu...
にくたいのあくま【肉体の悪魔】
《原題、(フランス)Le Diable au corps》ラディゲの長編小説。1923年刊。早熟な少年と出征兵士の...
にくたいのさんが【肉体の山河】
石塚喜久三の小説。昭和24年(1949)刊行。
にくたいのもん【肉体の門】
田村泰次郎の小説。昭和22年(1947)発表。敗戦後の東京を生き抜こうとする娼婦たちの姿を描く。 マキノ正博(マキ...
にくたい‐は【肉体派】
からだつきの美しさや身体能力の高さが魅力であること。また、その人。「—俳優」
にくたい‐び【肉体美】
肉体の美しさ。からだつきの美しさ。
にくたい‐ぶんがく【肉体文学】
肉体の開放を通して人間をとらえようとした文学。第二次大戦直後、田村泰次郎が主唱した。