にく‐てき【肉的】
[形動]肉体に関するさま。肉欲に関するさま。肉体的。「—な苦悩」⇔霊的。
にくて‐ぐち【憎体口】
「にくていぐち」の音変化。「平日(いつも)に似気(にげ)なき—を利いた」〈魯庵・社会百面相〉
にくて‐らし・い【憎体らしい】
[形][文]にくてら・し[シク]《「にくていらしい」の音変化。近世語》憎々しい。憎らしい。「二つ元結の—・い男つき...
にく‐なべ【肉鍋】
1 肉料理用の鍋。 2 鳥獣の肉などを鍋で煮ながら食う料理。
にく‐なんばん【肉南蛮】
煮た豚肉とネギを加えた掛けそば、または掛けうどん。
にく‐にく【憎憎】
[副]いかにも憎そうであるさま。「—と返事しければ」〈著聞集・一六〉
にくにく‐し・い【憎憎しい】
[形][文]にくにく・し[シク]いかにも憎らしい。非常に憎らしい。「—・い態度」 [派生]にくにくしげ[形動]にく...
にく‐はく【肉薄/肉迫】
[名](スル) 1 身をもって敵地などに迫ること。「敵の本拠に—する」 2 競争などで、すぐ近くまで追い迫ること。...
にく‐ばえ【肉蠅】
双翅(そうし)目ニクバエ科の昆虫の総称。全体に灰黒色で、胸部背面に3本の縦縞、腹部背面に銀色の市松模様がある。幼虫...
にく‐ばなれ【肉離れ】
筋肉や筋線維が部分的または完全に断裂し、種々の障害をきたした状態。疾走・跳躍時に筋肉の急激な収縮によって起こること...
にく‐ひつ【肉筆】
印刷・複製などでなく、本人が実際に手で書くこと。また、そのもの。「—の手紙」
にく‐びょうぶ【肉屏風】
「肉障(にくしょう)」に同じ。「女小姓を—奢りに透間中庭の」〈浄・妹背山〉
にく‐ぶとん【肉布団】
同衾(どうきん)する女性を布団に見立てていう語。
にく‐ふん【肉粉】
獣肉などを乾燥して粉末にしたもの。飼料・肥料などに用いる。
にく‐ぶと【肉太】
[名・形動]文字の線が太いこと。また、そのさま。「—な(の)力強い字」⇔肉細。
にくぶとん【肉蒲団】
中国の好色小説。6巻20回。明末・清初の作家李漁の作といわれ、主人公の未央生が漁色の末に出家する物語。一名、覚後禅...
にく‐へん【肉片】
肉の切れ端。
にく‐ぼそ【肉細】
[名・形動]文字の線が細いこと。また、そのさま。「—な(の)活字」⇔肉太。
にくま‐れ【憎まれ】
1 人から憎まれること。 2 「憎まれ口」の略。
にくまれ‐ぐち【憎まれ口】
人に憎まれるようなことを言うこと。また、その言葉。「—をたたく」
にくまれっ‐こ【憎まれっ子】
かわいげがなく、だれからも好かれない子供・人。
憎(にく)まれっ子(こ)世(よ)にはばかる
人に憎まれるような者が、かえって世間では幅をきかせる。
にくまれ‐やく【憎まれ役】
人から憎まれるような役目・立場。「—に徹する」「—を買って出る」
にく‐まん【肉饅】
「肉饅頭」の略。
にく‐まんじゅう【肉饅頭】
刻んだ野菜などをまぜた挽肉(ひきにく)を調味し、イーストを加えた小麦粉の生地で包んで蒸した饅頭。肉まん。
にくみ【憎み/悪み】
憎むこと。憎しみ。憎悪。〈和英語林集成〉
にく‐みそ【肉味噌】
ひき肉を加えて作ったなめ味噌。
にく・む【憎む/悪む】
[動マ五(四)] 1 よくないこと、本来あってはいけないこととして許しがたく思って嫌う。他人の言動などに強い不快の...
にくめ◦ない【憎めない】
[連語]憎もうとしても憎むことができない。愛すべきところがある。「乱暴者だが、—◦ないやつ」
にく‐や【肉屋】
肉を売る店。肉店。
にく‐よう【肉用】
食用の肉として用いること。食肉用。
にくよう‐ぎゅう【肉用牛】
食肉を得るために飼養されている、乳用牛以外の牛。肉専用種(和牛や外国種のヘレフォード種・アバディーンアンガス種など...
にくよう‐けい【肉用鶏】
食肉用として改良・育成されたニワトリ。コーニッシュなど。→採卵鶏
にくよう‐しゅ【肉用種】
食肉を得る目的で飼育される牛・鶏・羊などの品種。
にくよう‐ナイフ【肉用ナイフ】
⇒ステーキナイフ
にく‐よく【肉欲/肉慾】
性的な満足を得るための、肉体的な欲望。性欲。情欲。「—におぼれる」
に‐ぐら【荷鞍】
《「にくら」とも》荷馬の背に置く鞍。荷をつけるための鞍。
ニクラウス
[1940〜 ]米国のプロゴルファー。全米アマチュア選手権を制した後、1962年プロに転向。同年の全米オープンで優...
にく‐らか【憎らか】
[形動ナリ]憎らしいさま。「さるべき方には卑下(ひげ)して、—にもうけばらぬなどを、ほめぬ人なし」〈源・若菜上〉
にく‐らし・い【憎らしい】
[形][文]にくら・し[シク] 1 気にさわって許しがたく思うさま。ひどくしゃくにさわるさま。にくい。「言い方がい...
ルーマン
[1927〜1998]ドイツの社会学者。社会システム理論によって、第二次大戦後の理論社会学をリードした。また、政治...
にく‐りゅう【肉瘤】
1 こぶ。肉腫(にくしゅ)。 2 盛り上がった、たくましい筋肉。
にく‐りん【肉林】
宴席などで肉の料理が豊富にあること。→酒池(しゅち)肉林
にく‐るい【肉類】
食用にする肉の類。
ニクロム
ニッケルとクロムを主体とする合金。少量のマンガン・鉄・炭素・珪素なども含む。高温に耐え、電気抵抗が大きい。商標名。
にクロム‐さん【二クロム酸】
クロムのオキソ酸の一。化学式H2Cr2O7 重クロム酸。
にクロムさん‐カリウム【二クロム酸カリウム】
橙赤色の結晶。強い酸化作用を示す。媒染剤・クロムめっき・写真印刷・分析試薬など用途が広い。化学式K2Cr2O7 重...
にクロムさん‐ナトリウム【二クロム酸ナトリウム】
二水和物は吸湿性のある橙赤色の結晶。化学的性質は二クロム酸カリウムによく似る。皮なめし剤・媒染剤などに利用。化学式...
ニクロム‐せん【ニクロム線】
ニクロムの針金。電熱線や抵抗線として使用。
肉(にく)を切(き)らせて骨(ほね)を切(き)る
自分も痛手を受ける代わりに、相手にそれ以上の打撃を与える。捨て身で敵に勝つ。肉を切らせて骨を断つ。