のぼり【上り/登り/昇り】
1 下から上へ、低い所から高い所へ移動すること。また、その道や流れ。「山の—はきつい」「角を曲がると急な—になって...
のぼり【幟】
《「上(のぼ)り」と同語源》 1 細長い布の端につけた輪にさおを通し、立てて標識とするもの。軍陣・祭礼・儀式などに...
のぼり‐あきない【上り商ひ】
都へ上る途中で商いをすること。また、その商人。「江戸に下り本町の呉服棚に売りては、—に奥筋の絹綿ととのへ」〈浮・永...
のぼり‐あゆ【上り鮎】
成長して春に川を上る若いアユ。《季 春》
のぼり‐おり【昇り降り/上り下り】
[名](スル)のぼることとおりること。「階段を—するのは骨だ」
のぼり‐がつお【上り鰹】
春、黒潮に沿って日本の太平洋岸を北上するカツオ。初鰹。→下り鰹
のぼりかわ‐せいじん【登川誠仁】
[1932〜2013]民謡歌手。兵庫の生まれ。沖縄島に育ち、芝居の地方(じかた)を務めながら琉球民謡を学ぶ。三線(...
のぼり‐がく【昇り楽/登り楽】
法会(ほうえ)で、導師が高座にのぼるときに奏する楽。しょうがく。
のぼり‐がま【登り窯】
陶磁器を焼く窯の一。丘などの傾斜面に階段状に数室から十数室の房を連続して築いたもの。第一室の燃焼の余熱を各室に利用...
のぼりがま【のぼり窯】
久保栄による未完の長編小説。煉瓦(れんが)工場を舞台に、産業構造転換期における人々の葛藤を描く。4部作として構想さ...
のぼり‐くだり【上り下り】
[名](スル)のぼることと、くだること。のぼったり、くだったりすること。「川を—する船」
のぼり‐くち【上り口/登り口】
《「のぼりぐち」とも》階段・坂道・山などの、登りはじめる所。
のぼり‐ぐい【幟杭】
幟竿を立てるための杭。
のぼり‐げた【上り桁】
階段の段板を支えるため、斜めにかけた梁(はり)。
のぼり‐こうらん【登り高欄】
階段の両脇につけた、勾配のある高欄。
のぼり‐ざか【上り坂/登り坂】
《「のぼりさか」とも》 1 登りの坂道。⇔下り坂。 2 物事が少しずつ盛んになっていく状態にあること。「人気は—だ...
のぼり‐ざお【幟竿】
幟をつけて立てる竿。幟竹。
のぼり‐ざる【幟猿】
端午の幟の下につけたくくり猿。風で上下する。また、それをかたどった玩具。
のぼり‐しお【上り潮】
満ちてくる潮。あげしお。「薩摩潟へや落とさんと申しし折節、—にさへられ」〈謡・大原御幸〉
上(のぼ)り大名(だいみょう)下(くだ)り乞食(こじき)
旅の始めに派手にやりすぎて、帰りには文無しでみすぼらしくなること。行き大名の帰り乞食。
のぼり‐ちょうし【上り調子】
からだや技術などの状態が、しだいによいほうに向かうこと。「投手陣が—なのは心強い」
のぼり‐つ・める【上り詰める/登り詰める】
[動マ下一][文]のぼりつ・む[マ下二] 1 のぼれるだけのぼる。登っていっていちばん上まで達する。「長い坂を—・...
のぼり‐づき【上り月】
秋、新月から満月へ、しだいに満ちていく月。《季 秋》⇔降(くだ)り月。
上(のぼ)りての世(よ)
過去にさかのぼっての世。昔。「—を聞き合はせ侍らねばにや」〈源・若菜下〉
のぼり‐のき【登り軒】
破風に沿って勾配のついた軒。傍軒(そばのき)。
のぼり‐ばた【幟旗】
「幟(のぼり)1」に同じ。
のぼり‐ふじ【昇藤】
ルピナスの別名。
のぼり‐ぶね【上り船】
1 川上へさかのぼる船。 2 地方から上方(かみがた)へ向かう船。
のぼりべつ【登別】
北海道南西部の太平洋に面する市。登別温泉・カルルス温泉などがあり、保養地。化学・食品工業や窯業が盛ん。人口5.2万...
のぼりべつ‐おんせん【登別温泉】
北海道登別市にある温泉。泉質は炭酸水素塩泉・含鉄泉・硫黄泉など。爆裂火口の地獄谷がある。
のぼりべつ‐し【登別市】
⇒登別
のぼりべつ‐マリンパークニクス【登別マリンパークニクス】
北海道登別市にある水族館。平成2年(1990)開館。建物は、デンマークの中世の城をモデルにしている。
のぼり‐ぼう【登り棒】
登り降りして遊ぶ固定遊具の一。丸鋼材・竹などの上部を固定して立てたもの。
のぼり‐やな【上り梁】
アユなど川をさかのぼる魚を捕るために、川下に向けて仕掛けた梁。《季 春》「淀川や舟みちよけて—/王城」
のぼり‐りゅう【昇り竜/登り竜】
1 空にのぼっていく竜。また、その姿を描いた絵。のぼりりょう。 2 ノボリリュウタケ科のキノコ。夏から秋、林内に生...
のぼり‐れっしゃ【上り列車】
その線区で上りの方向に走る列車。のぼり。⇔下り列車。