ひさし‐の‐ごしょ【廂の御所】
鎌倉幕府で、将軍の御所の庇の間。廂番が宿直した所。
ひさし‐の‐だいきょう【庇の大饗】
平安時代、大臣が初任の時、寝殿の庇の間で行った大饗宴。ひさしのたいきょう。→母屋(もや)の大饗
ひさし‐の‐ふだ【廂の簡】
鎌倉幕府で、小侍所(こざむらいどころ)に属した番衆のうち、将軍に親しく近づくことを許された者の姓名を記して廂の御所...
ひさし‐の‐ま【庇の間】
「庇4」に同じ。
ひさし‐ばん【廂番】
鎌倉幕府の職名。廂の御所に交代で宿直して将軍を護衛する役。1番から6番まであり、それぞれ10名前後であたった。廂の衆。
ひさし‐ぶり【久し振り】
[名・形動]前にそのことを経験してから、再び同じことになるまでに長い日数のあったこと。また、そのさま。ひさかたぶり...
庇(ひさし)を貸(か)して母屋(おもや)を取(と)られる
1 一部を貸したために、やがて全部を奪われるようになる。 2 保護してやった相手に、恩をあだで返される。
ひ‐さつ【飛札】
急用の手紙。飛書。「島原の晩花から—到来」〈魯文・安愚楽鍋〉
ひさ‐びさ【久久】
[形動][文][形動ナリ]長い間とだえていたさま。前のときから、長い時間が経過したさま。久しぶり。「—に訪れたチャ...
ひさべつ‐ぶらく【被差別部落】
近世初期以降、封建的身分制で最下層に位置づけられた人々を中心に形成され、現在もさまざまな差別を受けている地域。明治...
ひさべつぶらくかいほう‐うんどう【被差別部落解放運動】
⇒部落解放運動
ひさまつ‐せんいち【久松潜一】
[1894〜1976]国文学者。愛知の生まれ。上代から中世にわたって実証的な国文学研究の確立に貢献。著「日本文学評...
ひさみ‐ぐさ【久見草】
松の異称。
ひ‐さめ【大雨/甚雨】
おおあめ。ひどい雨。「大風—に避らず」〈武烈紀〉
ひ‐さめ【氷雨】
1 雹(ひょう)や霰(あられ)のこと。《季 夏》 2 冷たい雨。また、みぞれ。《季 冬》
ヒサリャ
ブルガリア中部の町。プロブディフの北約40キロメートル、スレドナゴラ山脈南麓に位置する。古くはトラキア人、ローマ人...
ヒサル‐カピヤ
ブルガリア中南部の都市プロブディフの旧市街の東門。紀元前4世紀にマケドニア王フィリッポス2世が築いたネベトテペの要...
ひ‐さん【砒酸】
砒素または三酸化二砒素を濃硝酸で酸化し濃縮するとできる、無色で潮解性のある結晶。猛毒。水に溶けやすく、弱酸性。砒素...
ひ‐さん【飛散】
[名](スル)とびちること。「ガラスの破片が—する」
ひ‐さん【悲惨/悲酸】
[名・形動]見聞きに耐えられないほどいたましいこと。また、そのさま。「—な光景」「—な死を遂げる」 [派生]ひさん...
ひ‐さんぎ【非参議】
1 三位以上で、まだ参議にならない者。 2 四位で、一度参議になったことのある者。 3 四位でも参議の資格をもつ者。
ひさん‐しょうせつ【悲惨小説】
⇒深刻小説(しんこくしょうせつ)
ひさん‐なまり【砒酸鉛】
砒酸の鉛塩。オルト砒酸鉛Pb3(AsO4)2・メタ砒酸鉛Pb(AsO3)2・ピロ砒酸鉛Pb2As2O7のほか、砒酸...
ひさん‐ばい【飛散灰】
⇒飛灰
ひざ【膝】
1 ももとすねとの境の関節部の前面。ひざがしら。「—をすりむく」「—まで水につかる」 2 座ったときの、ももの上側...
ひざ‐あて【膝当て】
ひざを保護するために覆うもの。また、ズボンのひざの部分に補強のために当てる布きれ。
ひ‐ざいく【非細工】
細工がへたであること。また、その人。
非細工(ひざいく)の小刀(こがたな)減(へ)らし
細工が下手なので、小刀をすりへらすばかりである。労力に比べて成果があがらないことのたとえ。むだな骨折り。
ひざいらいがた‐ガス【非在来型ガス】
⇒非在来型天然ガス
ひざいらいがた‐せきゆ【非在来型石油】
従来の掘削技術では採取が困難であったり、生産性が低く掘削費用が掛かったりするため、あまり商業生産が行われなかった石...
ひざいらいがた‐てんねんガス【非在来型天然ガス】
従来の掘削技術では採取が困難であったり、生産性が低く掘削費用が掛かったりするため、あまり商業生産が行われなかった天...
ひざ‐うち【膝射ち】
「しっしゃ(膝射)」に同じ。
ひざ‐おくり【膝送り】
座ったままで順にひざをずらして席をつめること。ひざぐり。
ひざ‐かけ【膝掛(け)】
保温などのために、ひざの上にかける毛布や布。《季 冬》
ひ‐ざかな【干魚/乾魚】
干した魚。ひもの。
ひざ‐かぶ【膝株】
「膝頭(ひざがしら)」に同じ。
ひ‐ざかり【日盛り】
太陽が盛んに照りつける時。特に、夏の午後の暑い盛り。《季 夏》「—に蝶のふれ合ふ音すなり/青々」
しつ‐かんせつ【膝関節】
ひざの関節。膝蓋骨(しつがいこつ)・大腿骨(だいたいこつ)・脛骨(けいこつ)から成り、人体の関節では最も大きい。ひ...
ひざ‐かんせつ【膝関節】
「しつかんせつ(膝関節)」に同じ。
ひざ‐がしら【膝頭】
ひざの関節の前面。膝小僧。膝株。膝口。
膝頭(ひざがしら)で江戸(えど)へ行(い)く
いざって江戸へ行こうとする。苦労するわりには効果が上がらないたとえ。
ひざ‐がため【膝固め】
芸人用語で、演芸場・興行場などで集まった客を帰さないようにすること。
膝(ひざ)が抜(ぬ)・ける
1 衣服の膝の部分が、すり切れたり伸びて前方に突き出たりする。「—・けたズボン」 2 膝に力が入らなくなる。「がっ...
膝(ひざ)が笑(わら)・う
傾斜の急な山道をくだるときなどに、疲れて膝ががくがくする。
ひざ‐がわり【膝代(わ)り】
寄席で、真打(トリ)のすぐ前の出演者。
ひざ‐ぐち【膝口】
「膝頭(ひざがしら)」に同じ。「今朝の軍(いくさ)に—を切られて」〈太平記・八〉
ひ‐ざくら【緋桜】
ヒカンザクラの別名。
ひざ‐くりげ【膝栗毛】
膝を栗毛の馬の代わりにして旅をすること。徒歩で旅行すること。「番組を勤め済まして、あとを—で帰る途中であった」〈鏡...
ひざ‐ぐみ【膝組(み)】
1 膝を組むこと。あぐらをかくこと。 2 膝を突き合わせること。対座すること。「小説家志願の新聞配達と—で交際(つ...
ひざ‐ぐり【膝繰り】
「膝送り」に同じ。