ひと‐はしり【一走り】
[名](スル)一度走ること。また、ちょっと走って行って用を足すこと。ひとっぱしり。「郵便局まで—行って来る」
人(ひと)は善悪(ぜんあく)の友(とも)による
人は、つきあう友だちしだいでよくも悪くもなる。
ひと‐はた【一杯】
あふれるくらいいっぱいなこと。「御目に涙を—浮けて」〈愚管抄・五〉
ひと‐はた【一旗】
1本の旗。
一旗(ひとはた)揚(あ)・げる
事業を始めて身を起こす。成功を目指して新事業を起こす。「—・げようと上京する」
ひと‐はたらき【一働き】
[名](スル)しばらくの間気を入れて働くこと。「さあ、もう—しよう」
ひと‐はだ【人肌/人膚】
人のはだ。また、それくらいの温かさ。「酒の燗(かん)は—がいい」
ひとはだ‐かん【人肌燗】
日本酒をセ氏35度前後に温めること。また、その酒。日向(ひなた)燗と温(ぬる)燗の中間程度。
ひとはだ‐ぬ・ぐ【一肌脱ぐ】
[連語]本気になって他人のために力を貸す。「後輩のために—・ぐ」
ひと‐はな【一花】
1 一輪の花。 2 一時的に華やかに活動すること。一時の栄え。
ひとはな‐ごころ【一花心】
その場かぎりの情愛。うつりやすく徒(あだ)な心。「庄内、—にてもてなし」〈盛衰記・三三〉
ひとはな‐ごろも【一花衣】
染め汁に1回だけ浸したほどの淡い色の衣。「紅の—薄くともひたすらくたす名をしたてずは」〈源・末摘花〉
一花(ひとはな)咲(さ)か◦せる
成功して、一時華やかに栄える。「引退前にもう—◦せたい」
人(ひと)は情(なさ)け
人間は他人に対する思いやりが大切である。
人(ひと)はパンのみにて生(い)くる者(もの)に非(あら)ず
《新約聖書「マタイ伝」第4章から》人は物質的満足だけを目的として生きるものではない。
人(ひと)は人(ひと)我(われ)は我(われ)
他人がどうあろうと、また何を言おうと気にせず、自分の信じるところ欲するところに従って物事を行うべきである。
ひとは‐ぶね【一葉舟】
1艘(そう)の小舟。
人(ひと)は見(み)かけによらぬもの
人の性質や能力は外見からだけでは判断できないものだということ。
人(ひと)は見目(みめ)よりただ心(こころ)
人は外見の美しさよりも心のよさのほうが大切である。
ひと‐はら【一腹】
1 1匹の魚の腹に入っている卵の全体。 2 同じ母親の腹から生まれること。同腹。ひとつばら。「—ノ子供」〈日葡〉
ひと‐はらん【一波瀾】
一つの騒ぎやもめごと。「事態の収束後に—が起こる」
ひとはり‐ぬき【一針抜き】
和裁の縫い方で、一針ごとに針を抜きながら縫うこと。厚地のものなどに用いる。一針縫い。
ひとばし‐か・ける【人橋掛ける】
[連語] 1 間に人を立てて申し入れる。「—・けて煩さく親達に申込んだのである」〈小杉天外・初すがた〉 2 急用な...
ひと‐ばしら【人柱】
1 築城・架橋・堤防工事などの完成を祈って、神へ供える生贄(いけにえ)とするために、人を土中や水底に埋めること。ま...
ひと‐ばな・る【人離る】
[動ラ下二]人里から遠く離れている。「さやうの—・れたる所は、よからぬ物なむ必ず住みつきはべるを」〈源・手習〉
ひと‐ばなれ【人離れ】
1 人里から離れていること。 2 普通の人とだいぶ違っていること。
ひと‐ばらい【人払い】
[名](スル) 1 密談などをするため、他の人をその場から遠ざけること。「—して内々の話をする」 2 貴人の通行の...
ひと‐ばん【一晩】
1 日が暮れてから夜が明けるまでの間。「—語り明かす」「—中眠れなかった」 2 ある晩。いつかの夜。「—みんなで会おう」
ひとばん‐じゅう【一晩中】
日が暮れてから夜が明けるまでの間ずっと。「—眠れなかった」
ひと‐パピローマウイルス【人パピローマウイルス】
⇒エッチ‐ピー‐ブイ(HPV)
ひとパピローマウイルス‐かんせんしょう【人パピローマウイルス感染症】
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって子宮頸がんや尖圭コンジローマなどが起こる性感染症。感染したウイルスは...
ひと‐ひ【一日】
1 いちにち。また、いちにちじゅう。終日。「—野辺に遊ぶ」「—読書にふける」 2 ある日。先日。「—の御返り、いか...
ひとひ‐おき【一日置き】
いちにちおき。隔日。
ひと‐ひしぎ【一拉ぎ】
いっぺんに押しつぶすこと。無造作に打ちくだくこと。「—にもみつぶす」
ひと‐ひねり【一捻り】
[名](スル) 1 一度ひねること。軽くねじること。「紙袋の口を—する」 2 苦もなく相手を打ち負かすこと。「相手...
ひとひ‐まぜ【一日交ぜ】
「一日(ひとひ)置き」に同じ。「(地震ガ)—、二、三日に一度など」〈方丈記〉
ひとひ‐めぐり【一日廻り】
⇒太白神(たいはくじん)
ひと‐ひら【一片/一枚】
薄く平らなもののいちまい。いっぺん。「—の花びら」
ひと‐びと【人人】
1 多くの人たち。めいめいの人たち。一般の人たち。「災害地の—を激励する」「—の意見を聞く」 2 多くの女房・召使...
ひとびと‐おんなか【人人御中】
手紙の脇付(わきづけ)に用いる語。ひとびとおんちゅう。
ひとびと・し【人人し】
[形シク] 1 一人前らしい。人並みである。「この君をだに—・しくもてなし聞こえむと思へるを」〈堤・思はぬ方にとま...
ひとふさのぶどう【一房の葡萄】
有島武郎による児童文学作品。雑誌「赤い鳥」の大正9年(1920)8月号に掲載された、著者初の創作童話。著者の子ども...
ひと‐ふし【一節】
1 竹・木・草などの一つの節。 2 音楽などのひと区切り。1曲。また、一節(いっせつ)。「さわりを—聞かせる」 3...
ひと‐ふで【一筆】
1 ちょっと書きつけること。いっぴつ。「—書き添える」 2 途中で筆を休めないで一息に書くこと。いっぴつ。「—で書...
ひとふで‐え【一筆絵】
筆継ぎをせずに一気に描き上げた絵。一筆書きの絵。いっぴつが。
ひとふで‐かぎり【一筆限り】
江戸時代、検地帳に田・畑・屋敷を一件ずつ一つ書きに記載したこと。一筆切り。いっぴつかぎり。
ひとふで‐がき【一筆書(き)】
1 筆継ぎをせずに一気に書くこと。また、その書画。いっぴつがき。 2 ある図形を、ある一点から書き出して、途中で線...
ひと‐ふり【一振り】
[名](スル) 1 1回振ること。「バットを—して打席に入る」 2 刀1本。
ひと‐ふろ【一風呂】
風呂に1回はいること。さっと入浴をすませること。ひとっぷろ。「—浴びる」
ひと‐ふんばり【一踏ん張り】
[名](スル)あと少し気力を出してこらえること。もう少しだけがんばること。「もう—すれば頂上だ」