ゆき‐あい【行き合ひ/行き逢ひ】
1 出あうこと。また、その時やその所。出あい。「遣水などの—はれて由あるかかりの程を尋ねて立ち出づ」〈源・若菜上〉...
ゆきあい‐あね【行き合ひ姉】
異父同母の姉。「二歳で別れし娘なれば、われらとも—」〈浄・国性爺〉
ゆきあい‐きょうだい【行き合ひ兄弟】
異父同母の兄弟姉妹。また、親の結婚により兄弟となった連れ子どうし。いきあいきょうだい。「小町と其方は—」〈浄・七小町〉
ゆきあい‐の‐そら【行き合ひの空】
1 夏から秋へと移り変わるころの空。「夏衣片(かた)へ凉しくなりぬなり夜や更(ふ)けぬらん—」〈新古今・夏〉 2 ...
ゆきあい‐の‐ま【行き合ひの間】
交差する、また接するもののすきま。ゆきあいのひま。「夜や寒き衣やうすきかたそぎの—より霜や置くらむ」〈新古今・神祇〉
ゆきあい‐の‐わせ【行き合ひの早稲】
夏から秋へ移り変わるころの早稲。「娘子(をとめ)らに—を刈る時になりにけらしも萩の花咲く」〈万・二一一七〉
ゆきあい‐ふうふ【行き合ひ夫婦】
連れ子どうしが結婚した夫婦。ゆきあいのめおと。
ゆき‐あ・う【行(き)合う/行き逢う】
[動ワ五(ハ四)] 1 行く途中で偶然出あう。出くわす。いきあう。「駅で妹に—・った」 2 互いに出あう。交差する...
ゆき‐あかり【雪明(か)り】
積もった雪の反射で、夜も周囲が薄明るく見えること。《季 冬》
ゆきあかりのみち【雪明りの路】
伊藤整による処女詩集。北海道在住時の大正15年(1926)に刊行。
ゆき‐あか・る【行き別る】
[動ラ下二]「ゆきわかれる」に同じ。「ちりぢりに—・れぬ」〈徒然・三〇〉
ゆき‐あそび【雪遊び】
雪で遊ぶこと。また、雪合戦や雪ころがしなどの遊び。《季 冬》「母織れる窓の下なる—/爽雨」
ゆき‐あたり【行(き)当(た)り】
行き当たること。また、その場所。いきあたり。
ゆきあたり‐ばったり【行(き)当(た)りばったり】
[名・形動]計画を立てないで、その場の成り行きにまかせること。また、そのさま。いきあたりばったり。「—な(の)施策」
ゆき‐あた・る【行(き)当(た)る】
[動ラ五(四)] 1 進んでいって、ものにぶつかる。いきあたる。「まっすぐ行くと郵便局に—・る」 2 むずかしい事...
ゆき‐あな【雪穴】
雪を掘って作った穴。
ゆき‐あらし【雪嵐】
強い風とともに雪が激しく降ること。ふぶき。
ゆき‐あられ【雪霰】
雲から落下する直径数ミリの白く不透明な氷の粒。雪の結晶に微細な氷粒が付着してでき、球形または円錐形で壊れやすい。→霰
ゆき‐あわ・す【行(き)合(わ)す】
[動サ五(四)]「行き合わせる」に同じ。「食堂で上司と—・す」 [動サ下二]「ゆきあわせる」の文語形。
ゆき‐あわ・せる【行(き)合(わ)せる】
[動サ下一][文]ゆきあは・す[サ下二]ちょうどその場に行って出あう。いきあわせる。「事故現場に—・せる」
ゆき‐あんご【雪安居】
冬安居(とうあんご)の異称。