つみ【罪】
[名] 1 道徳・法律などの社会規範に反する行為。「—を犯す」 2 罰。1を犯したために受ける制裁。「—に服する」...
つみ【詰み】
将棋で、詰むこと。王将がどこにも逃げられなくなること。
つみ【雀鷹/雀鷂】
タカ科の鳥。日本のタカ類で最小。雌は全長約30センチ。雄は少し小さく、悦哉(えっさい)とよぶ。低山の林で繁殖し、主...
つみ‐あが・る【積(み)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 すでにあるものの上に積み重なって高くなる、また、多くなる。「—・ったコンテナがビルのようだ」...
つみ‐あ・げる【積(み)上げる】
[動ガ下一][文]つみあ・ぐ[ガ下二] 1 物の上にさらに積む。物を高く重ねる。「米俵を—・げる」 2 積み終わる...
つみ‐いし【積(み)石】
1 石を積み重ねたもの。積み重ねた石。 2 建物の柱の下に置く土台。いしずえ。
つみいし‐づか【積(み)石塚】
古墳の一形式。土の代わりに石を積んで築いたもの。日本では香川県高松市の石清尾山(いわせおやま)にあるものが有名。石...
罪(つみ)一等(いっとう)を減(げん)・ずる
一段階低い刑にする。「死罪のところ—・ぜられ流罪となる」→死一等を減ずる
つみ‐いれ【摘(み)入れ】
「摘入(つみれ)」に同じ。
つみ‐おろし【積(み)下ろし/積(み)降ろし/積(み)卸し】
[名](スル)貨物を積んだり下ろしたりすること。「船荷を—する」
つみ‐か・える【積(み)替える/積(み)換える】
[動ア下一][文]つみか・ふ[ハ下二] 1 積んである物を別の場所に移して積む。積み移す。「船からトラックに—・え...
つみ‐かさな・る【積(み)重なる】
[動ラ五(四)] 1 上へ上へと幾重にも重なる。「机に—・った本」 2 次々と物事が重なって大きくなる。「不満が—・る」
つみ‐かさ・ねる【積(み)重ねる】
[動ナ下一][文]つみかさ・ぬ[ナ下二] 1 上へ上へと積んで重ねる。「煉瓦(れんが)を—・ねる」 2 次々と物事...
罪(つみ)が無(な)・い
無邪気である。下心などがなく、純真である。「子供は—・い」「罪のない寝顔」
つみ‐がみ【摘み髪】
未亡人が喪のしるしに結う茶筅(ちゃせん)髪。また、その人。「こと人を思ひにつくる—やなきつまぐしもさすが忘れて」〈...
つみ‐き【積(み)木】
1 木材を積み上げること。また、その木材。 2 いろいろな形をした木片の玩具。また、これを積んで家や動物などの形を...
つみ‐きん【積(み)金】
金銭を少しずつ積んで、蓄えること。また、その金銭。積立金。貯金。
つみくい【罪喰い】
赤江瀑の短編小説。昭和49年(1974)刊。
つみ‐くさ【摘(み)草】
[名](スル)春、野原で若菜や草花を摘むこと。草摘み。「土手で—する」《季 春》
つみ‐ぐも【積(み)雲】
積雲の俗称。塊状の雲が積み上がってドーム上に見えるもの。
つみ‐こみ【積(み)込み】
1 車や船などに積み込むこと。積んで中に入れること。 2 マージャンで、局の開始前に、洗牌(シーパイ)した牌を二段...
つみ‐こ・む【積(み)込む】
[動マ五(四)]荷物を船や車・貨車などに積み入れる。「救援物資を—・む」
つみ‐ごえ【積(み)肥】
「堆肥(たいひ)」に同じ。
つみ‐しろ【罪代】
罪の償い。罪ほろぼし。「かかる御仲らひにまじり侍る—には」〈宇津保・嵯峨院〉
つみ・する【罪する】
[動サ変][文]つみ・す[サ変]罪があるとして責める。また、罪を責めて処罰する。罰する。「独り代議士を—・するわけ...
つみ‐たて【積(み)立て】
[名](スル)金銭を積み立てること。また、その金銭。「ゴルフ仲間で毎月—する」
つみたてがた‐じどうしゃほけん【積立型自動車保険】
満期時に満期返戻金が付いている自動車保険。通常の自動車保険は1年契約の掛け捨てだが、積立型は保険期間が2〜5年とな...
つみたて‐きん【積立金】
1 積み立てておく金銭。つみきん。 2 会社が社内に留保した利益のうち、定款の規定や株主総会の決議によって積み立て...
つみ‐た・てる【積(み)立てる】
[動タ下一][文]つみた・つ[タ下二]少しずつ何回かにわたって貯金して、金銭を蓄える。「旅行の費用を—・てる」
つみ‐だか【積(み)高】
1 積み立てた金銭の総額。 2 積み込んだ物品の総計。積載量。
つみ‐だし【積(み)出し】
荷物を積み出すこと。「—港」
つみ‐だ・す【積(み)出す】
[動サ五(四)]荷物を船や車に積んで送り出す。出荷する。「新米を—・す」
つみ‐だる【積み樽】
祝いのしるしとして酒樽を積み上げて飾ること。また、その酒樽。
つみ‐つくり【罪作り】
[名・形動] 1 力の弱い者や純真な者をあざむくような行為をすること。また、そのさま。「老人から金を奪うとは—なこ...
つみ‐つけ【積(み)付け】
限られた空間に貨物を効率よく配置すること。
ツミデミック
一穂(いちほ)ミチの短編小説集。令和5年(2023)刊行。パンデミックと犯罪を描く短編小説6作を収める。第171回...
つみ‐とが【罪科】
1 つみと、とが。罪過。 2 キリスト教で、神の意志にそむくこと。罪。
つみと‐ならず【罪とならず】
[連語]検察官が事件を不起訴とする場合の理由の一つ。法務省訓令の「事件事務規定」に定められた不起訴の裁定の一つ。被...
つみとばつ【罪と罰】
《原題、(ロシア)Prestuplenie i nakazanie》ドストエフスキーの長編小説。1866年刊。貧し...
つみ‐と・る【摘(み)取る】
[動ラ五(四)] 1 植物の芽・葉・実などを指先でつまんで取る。「新茶を—・る」 2 大きく育つ前に取り除く。「悪...
つみ‐な【摘(み)菜】
芽の出て間のない若菜を摘みとること。また、その菜。
つみ‐な・う【罪なふ】
[動ハ四]罰する。処罰する。「人を苦しめ、法を犯さしめて、それを—・はん事、不便(ふびん)のわざなり」〈徒然・一四...
つみ‐なお・す【積(み)直す】
[動サ五(四)]一度積んだ荷物などを改めて積む。「崩れた荷を—・す」
つみなおんな【罪な女】
藤原審爾(しんじ)の小説。昭和27年(1952)発表。同年、「斧の定九郎」「白い百足虫」とあわせ第27回直木賞受賞。
つみなきもの【罪なき者】
《原題、(イタリア)L'innocente》イタリアの詩人・小説家・劇作家、ダヌンツィオの小説。1892年刊行。処...
罪(つみ)無(な)くして配所(はいしょ)の月(つき)を見(み)る
流罪の身としてではなく、罪のない身で、配所のような閑寂な土地の月を眺めれば、情趣も深いであろうということ。俗世を離...
つみ‐に【積(み)荷】
船や車などに積んで運ぶ荷物。「—を満載する」
つみに‐あんない【積(み)荷案内】
貨物の船積みを完了したとき、その旨を売主から買主に知らせる通知状。船名・品名・積み込み日・数量・金額・陸揚げ港など...
つみに‐ほけん【積(み)荷保険】
貨物保険のうち、主に海上運送中の事故による損害を塡補(てんぽ)する保険。貨物海上保険。→運送保険
つみに‐もくろく【積(み)荷目録】
本船の船長または船積み地の船会社が作成する積み荷の明細書。到着港の税関などに提出する書類で、品名・数量・容積・船荷...