て‐ま【手間】
1 そのことをするのに費やされる時間や労力。「—を省く」「—がかかる」 2 「手間賃」の略。「—を払う」 3 手間...
テマ
ガーナ南東部の港湾都市。ギニア湾に面する。首都アクラの東約25キロメートルに位置する。1962年に港湾が整備され、...
て‐まえ【手前】
[名] 1 自分の目の前。自分のもと。「—にある本を取る」 2 自分に近い方。また、目標とするものの前。こちら。「...
てまえ‐かん【手前勘】
自分の考えだけで一人ぎめすること。ひとりよがり。また、うぬぼれ。「人間はかように—の強いものである」〈漱石・坑夫〉
てまえ‐がって【手前勝手】
[名・形動]自分の都合のよいようにばかり考えたり行動したりすること。また、そのさま。自分勝手。「そんな—な意見は通...
てまえ‐さいくにん【手前細工人】
自分の家にかかえている職人。「数十人の—立ち並び、即座に仕立て」〈浮・永代蔵・一〉
てまえ‐しゃ【手前者】
暮らし向きのよい人。財産家。手前よし。「—の子にて、小さい時からうまい物ばかりで育てられ」〈浮・胸算用・二〉
てまえ‐だたみ【手前畳/点前畳】
茶室で、茶道具が置かれ、主人が点茶をする場所の畳。道具畳。亭主畳。
てまえ‐どり【手前取り】
買ってすぐに食べる商品を購入する際に、棚の手前などにある、販売期限の近づいた品を選ぶこと。食品ロス削減の効果を期待...
てまえ‐ども【手前共】
[代]一人称の人代名詞。多く、商人などがへりくだって用いる語。わたくしたち。わたくしども。また、わたくしたちの家、...
てまえ‐ぶしん【手前普請】
借家人が自分の費用で、または、自分で借家の修理をすること。「貸家といふは名ばかり、破れ家を—」〈浄・博多小女郎〉
てまえ‐みそ【手前味噌】
《自家製の味噌を独特の味があると自慢する意から》自分で自分のことをほめること。自慢。「—を並べる」
てま・える【手まへる】
[動ハ下一] 1 手に入れる。「彼奴めはぬっくりと銀子(いんつう)を—・へてゐるが」〈浄・七里艇梁〉 2 盗む。「...
て‐まかせ【手任せ】
手の動きに任せること。「書棚から何か書物を—に抽こうとした」〈佐藤春夫・田園の憂鬱〉
て‐まかない【手賄い】
自分で自分の食事を作ること。自炊。「長逗留をするには、貸座敷を借て、—にするもよし」〈総生寛・西洋道中膝栗毛〉
て‐まき【手巻(き)】
1 機械や道具を使わずに、手で巻くこと。また、そのもの。「—の時計」 2 自分で手で巻いて作ること。また、そのもの...
てまき‐ずし【手巻き鮨】
巻き簀(す)などの道具を使わずに、手だけでつくるすし。
て‐まくら【手枕】
腕を曲げて枕の代わりにすること。ひじまくら。たまくら。「—で横になる」
て‐まさぐり【手弄り】
1 手先でもてあそぶこと。 2 暗くて見えないときなどに、手先で探ること。手探り。「—でスイッチを入れる」
て‐まさぐ・る【手弄る】
[動ラ五(四)]なんとなく手先でもてあそぶ。「赤い花を—・って」〈鴎外・天寵〉
て◦まし
[連語]《完了の助動詞「つ」の未然形+推量の助動詞「まし」》 1 事実に反することを、不満や後悔の思いで想像する意...
てま‐しごと【手間仕事】
1 手間のかかるめんどうな仕事。「—をいとわない」 2 手間賃を取ってする仕事。「いくらにもならない—」
てま‐ぞん【手間損】
手間がかかるわりに利益や効果の少ないこと。手間潰(つぶ)し。
て‐また・し【手全し】
[形ク]人柄が実直である。律義である。「しゃれたる女を成る程—・く作りて(実ハ)物盗りの腰本」〈浮・織留・六〉
てま‐だい【手間代】
「手間賃(てまちん)」に同じ。
て‐まち【手待ち】
1 仕事時間中にする仕事がなくて、手を空けた状態で仕事がくるのを待っていること。「—時間」 2 将棋で、自分から仕...
てまち‐じかん【手待ち時間】
勤務時間でありながら、する仕事がなくて仕事がくるのを待っている時間。
てま‐ちん【手間賃】
手間に対して支払われる賃金。手間。手間代。
てま‐つぶし【手間潰し】
「手間損(てまぞん)」に同じ。
てま‐とり【手間取り】
手間賃をもらって雇われること。また、その人。「お客様のお望みに従って、艶物を書いてお目にかける—だ」〈芥川・戯作三昧〉
て‐まどい【手惑ひ】
うろたえ、まごつくこと。あわてふためくこと。「才有るをのこども、—をして一行(ひとくだり)の文も奉らぬに」〈宇津保...
てま‐どう【手間だう】
[形動ナリ]手間がかかってめんどうなさま。「いやいや抜くも—なり。火をつけて焼き立てう」〈浄・女夫池〉 [補説]「...
てま‐ど・る【手間取る】
[動ラ五(四)]思ったより手間がかかる。「準備に—・る」
て‐まね【手真似】
手を動かして物事のようすをまねること。「—で知らせる」
て‐まねき【手招き】
[名](スル)手先を上下に振り、こちらへ来るように合図すること。「—して呼ぶ」
てま‐ひま【手間暇/手間隙】
手間とひま。労力と時間。「—をかける余裕はない」
てまひま‐いらず【手間暇いらず】
時間や労力がかからない。容易に事が運ぶ。「意外に—で事が済んだ」
て‐まめ【手忠実】
[名・形動] 1 手先をまめに働かせること。めんどうがらずに休みなく仕事をすること。また、そのさま。「—に働く」 ...
て‐まり【手鞠/手毬】
1 まるめた綿を芯(しん)にし、その上を色糸で巻いたまり。また、それを手でつく遊び。今は、表面に彩色を施したゴム製...
てまり‐うた【手鞠歌】
子供が手まりをついて遊ぶときにうたう歌。《季 新年》「—かなしきことをうつくしく/虚子」
てまり‐ばな【手鞠花】
オオデマリの別名。《季 夏》「病棟に病連衆あり—/波郷」
て‐まる【手丸】
「手丸提灯(ぢょうちん)」の略。
てまる‐ぢょうちん【手丸提灯】
丸形の弓張り提灯。
て‐まわし【手回し】
1 手で回すこと。また、そのもの。「—の轆轤(ろくろ)」 2 事前に手くばりすること。手配。用意。「幹事の—がいい...
てまわし‐オルガン【手回しオルガン】
ハンドルを手で回して演奏する小型のオルガン。仕組みはオルゴールに似ており、ピンをつけたシリンダーを回転させると、ピ...
てまわし‐はつでんき【手回し発電機】
ハンドルを手で回して内蔵されているモーターを回転させることで運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、発電する機械。
て‐まわ・す【手回す】
[動サ四]手配する。「布団を二帖ほど—・さんならんが」〈咄・臍の宿替〉
て‐まわり【手回り】
1 手の届くあたり。身のまわり。身近。また、身辺に置いて使うもの。「—の小間物」 2 常に身近に仕える者。また、身...
てまわり‐どうぐ【手回り道具】
いつも身近に置いて使う道具。
てまわり‐ひん【手回り品】
いつも身辺に置いて使用する物品。また、旅行などをするときの携帯品。