にえ【沸/錵】
日本刀の刃と地肌との境に現れる、銀砂をまいたように輝いて見えるもの。→匂い4
にえ【煮え】
煮えること。「鍋の—が遅い」「生(なま)—」
にえ【贄/牲】
1 神に供えるささげ物。また、天子に献上する魚や鳥などの食物。その年の新穀などを奉るのにもいう。 2 進物。贈り物...
に‐え【二会】
京都の天台宗円宗寺の法華会(ほっけえ)と、同じく法勝寺の大乗会の二つの法会。また、円宗寺の法華会と最勝会の二つの法会。
にえ‐あが・る【煮え上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 十分に煮える。煮上がる。「小豆が—・る」 2 煮えて、沸き上がる。煮え立つ。「湯が—・る」
にえ‐い・る【にえ入る】
[動ラ四]はまりこむ。没入する。「余りに多く込み乗りたければ、目の前に大船二艘(にさう)—・りたり」〈延慶本平家・五〉
にえうみ‐の‐しんじ【贄海の神事】
伊勢の皇大神宮で、月次祭(つきなみのまつり)が行われる6月と12月の15日に、阿原木神崎で贄とする牡蠣(かき)・水...
ニエオ
《New International Economic Order》新国際経済秩序。1974年、国連本会議で採択さ...
にえ‐かえ・る【煮え返る】
[動ラ五(四)] 1 ぐらぐら煮える。沸騰する。煮えたぎる。「やかんの湯が—・る」 2 ひどく腹が立つ。煮えくり返...
にえ‐かげん【煮え加減】
食物などの煮えた程度。煮えぐあい。「—を見る」
にえきら◦ない【煮え切らない】
[連語]態度がはっきりしない。ぐずぐずしている。「—◦ない返事」
にえくり‐かえ・る【煮え繰り返る】
[動ラ五(四)]「煮え返る」を強めていう語。「鍋の汁が—・る」「腹の中が—・る」
にえ‐こぼ・れる【煮え零れる】
[動ラ下一][文]にえこぼ・る[ラ下二]煮え立って汁などが容器の外にこぼれる。「おかゆが—・れる」
にえ‐こ・む【にえ込む】
[動マ四]はまり込む。めり込む。「首は胴にぞ—・みける」〈浄・出世景清〉
にえさ
[形動ナリ]たくさんあるさま。また、はなはだしいさま。「天皇—に悦び給うて」〈神武紀〉
にえ・す【饗す】
[動サ変]その年の新穀などを神に供える。「にほ鳥の葛飾早稲(かづしかわせ)を—・すともそのかなしきを外(と)に立て...
にえ‐たぎ・る【煮え滾る】
[動ラ五(四)]煮えて、盛んに沸き返る。煮え返る。「湯が—・る」
にえ‐た・つ【煮え立つ】
[動タ五(四)] 1 煮えて、沸き立つ。にたつ。「スープが—・つ」 2 怒りや憎しみでいっぱいになる。「腹の底が—・つ」
にえ‐どの【贄殿】
1 大嘗会(だいじょうえ)のとき、悠紀(ゆき)・主基(すき)の内院において神供(じんく)を納めておく殿舎。 2 宮...
にえ‐ばな【煮え花/煮え端】
1汁物や煮物などを火にかけた際の煮え始め。沸騰した直後。 2「にばな」に同じ。「ごぶりごぶりと—の、茶瓶頭を振り立...
にえ‐びと【贄人】
贄にする魚や鳥などをとる人。「誰が—ぞ鴫(しぎ)突き上る」〈神楽・薦枕〉
ニエプス
[1765〜1833]フランスの化学者・発明家。瀝青(れきせい)の感光性を利用して写真製版に成功。ダゲールの銀板写...
にえもん‐じま【仁右衛門島】
千葉県南部、鴨川市沖にある小島。石橋山の合戦に敗れた源頼朝を、平野仁右衛門がこの島にかくまったと伝える。
にえ‐ゆ【煮え湯】
煮え立った湯。熱湯。
煮(に)え湯(ゆ)を飲(の)ま・す
信用している人を裏切ってひどい目にあわせる。「腹心の部下に—・される」 [補説]文化庁が発表した平成23年度「国語...
に・える【煮える】
[動ア下一][文]に・ゆ[ヤ下二] 1 鍋(なべ)などの水や汁が十分に熱せられ、中に入れた食物によく熱が通って食べ...
ニエレレ
[1922〜1999]タンザニアの政治家。独立運動を指導し、1961年の独立とともに首相、次いで共和国の初代大統領...
にえんか‐プロピレン【二塩化プロピレン】
⇒1,2-ジクロロプロパン
にえんか‐メチレン【二塩化メチレン】
⇒ジクロロメタン
にえんき‐さん【二塩基酸】
1分子中に電離することのできる水素原子2個を含む酸。硫酸・炭酸など。
に‐エージー
《2-Arachidonoylglycerol》⇒2-アラキドノイルグリセロール