ぬす‐びと【盗人】
1 他人の所有物を盗み取る者。盗賊。どろぼう。ぬすっと。ぬすと。 2 人をののしっていう語。ぬすっと。「かぐや姫て...
ぬすびと‐こんじょう【盗人根性】
盗みを働く者のもつ、ずるくていやらしい性質。
ぬすびと‐じょうご【盗人上戸】
1 酒も甘い物も好む人。両刀遣い。 2 酒を多量に飲んでも顔やようすに酔いの現れないこと。また、その人。「当飲はげ...
盗人(ぬすびと)猛猛(たけだけ)しい
「ぬすっと猛猛しい」に同じ。
盗人(ぬすびと)に追(お)い
「盗人に追い銭」に同じ。「それは—といふものなり」〈浮・胸算用・一〉
盗人(ぬすびと)に追(お)い銭(せん)
盗人に物を盗まれたうえに、さらに金銭を与えること。損を重ねることのたとえ。泥棒に追い銭。
盗人(ぬすびと)に鍵(かぎ)を預(あず)ける
どろぼうに便宜を与える。災いのもとになるものを助長することのたとえ。
盗人(ぬすびと)にも三分(さんぶ)の理(り)
悪事を働くにも相応の理屈はある。どんなことにでも理屈はつけられるということ。泥棒にも三分の道理。
ぬすびと‐の‐あし【盗人の足】
オニノヤガラの別名。
盗人(ぬすびと)の上前(うわまえ)を取(と)る
盗人が盗んできた物の一部をぬすみ取る。ひどく悪質であること、また、悪人にも上には上があることのたとえ。
盗人(ぬすびと)の逆恨(さかうら)み
泥棒が自分の悪事はたなに上げて、捕らえた人や被害者を恨むこと。
盗人(ぬすびと)の隙(ひま)はあれども守(まも)り手(て)の隙(ひま)はない
盗人はころあいを見て盗みにはいるから余裕があるが、番をするほうは少しも気を緩めるときがない。盗人は防ぎようがないこ...
盗人(ぬすびと)の昼寝(ひるね)
盗人が夜の稼ぎに備えて昼寝をすること。何をするにも思わくがあることのたとえ。
ぬすびと‐はぎ【盗人萩】
マメ科の多年草。山野に生え、高さ60〜120センチ。基部はやや木質化する。葉はまばらにつき、3枚の長卵形の小葉から...
ぬすびと‐やど【盗人宿】
盗賊の足だまりとなる宿や家。
盗人(ぬすびと)を捕(と)らえて見(み)れば我(わ)が子(こ)なり
事が意外で、どうしてよいかその処置に迷うことのたとえ。また、親しい間柄でも気を許せないたとえにいう。
盗人(ぬすびと)を見(み)て縄(なわ)を綯(な)う
「泥棒(どろぼう)を捕らえて縄を綯う」に同じ。