ひき‐い・ず【引き出づ】
[動ダ下二] 1 「ひきだす1」に同じ。「御文とて—・でたれば」〈落窪・一〉 2 事件などを引き起こす。「さるまじ...
ひき‐いた【引(き)板】
「鳴子(なるこ)」に同じ。
ひき‐いだ・す【引き出だす】
[動サ四] 1 「ひきだす1」に同じ。「移し馬(むま)ども—・して」〈源・東屋〉 2 しでかす。引き起こす。「ここ...
ひきいで‐もの【引き出で物】
「ひきでもの」に同じ。「—なども、乏しくは」〈宇津保・祭の使〉
ひき‐い・る【引き入る】
[動ラ四] 1 ひっこむ。ひきさがる。「見合はせ給へる御顔、いと赤うなりながら、わざと—・りなどせさせ給はず」〈狭...
ひき・いる【率いる】
[動ア上一][文][ワ上一] 1 従えて行く。ひきつれて行く。「学生を—・いて研究旅行に行く」 2 多くの人々を指...
ひき‐いれ【引(き)入れ】
1 引き入れること。誘ったり導いたりして中に入れること。 2 元服の儀式のとき、冠をかぶらせること。また、その役を...
ひき‐いれ【挽き入れ/引(き)入れ】
轆轤(ろくろ)で木を挽いて、いくつもの入れ子に作った細工物。合子(ごうし)・皿などの類。ひきれ。
ひきいれ‐えぼし【引入烏帽子】
頭に深く烏帽子をかぶること。また、その烏帽子。
ひきいれ‐ごうし【挽き入れ合子】
轆轤(ろくろ)細工で作った入れ子の椀(わん)。ひきれごうし。
ひきいれ‐ごえ【引き入れ声】
息を吸い込むようにして、かすかにいう声。「ことなる事なき男の—して、艶(えん)だちたる」〈能因本枕・二七〉
ひき‐い・れる【引(き)入れる】
[動ラ下一][文]ひきい・る[ラ下二] 1 引いて中へ入れる。「ベビーカーを電車に—・れる」 2 誘ったり導いたり...
ひき‐いろ【引き色】
退却しようとする気配。敗色。「寄せ手已に—になって候」〈太平記・七〉
ひき‐いわい【引(き)祝(い)】
芸者や娼妓が廃業するのを披露する祝い。