あかがわ‐おどし【赤革威】
鎧(よろい)の威の一。茜(あかね)または蘇芳(すおう)で染めた革を用いた威。あかおどし。
あかがわ‐じろう【赤川次郎】
[1948〜 ]推理作家。福岡の生まれ。「幽霊列車」で作家デビュー。軽妙でユーモラスなライトミステリーを数多く手が...
あか‐ぎっぷ【赤切符】
《赤い色をしているところから。「あかきっぷ」とも》 1 もと、国鉄の三等乗車券。また、その乗客。 2 ⇒交通切符
あか‐ぎぬ【赤衣】
《古くは「あかきぬ」とも》 1 赤色に染めた衣服。 2 緋色(あけいろ)の袍(ほう)。五位の官人の服装。あけごろも...
赤(あか)きは酒(さけ)のとが
《「とが」は罪の意。顔の赤いのは酒のせいで自分の罪ではない、ということから》責任逃れをすること。
あか‐きん【赤金】
赤みを帯びた金の合金。主に、銅を25〜50パーセント含むものをいう。装飾品に使用。
あか‐ぎ【赤木】
1 皮をはぎ取ったままの木。→黒木 2 材が赤い木。梅・紫檀(したん)・蘇芳(すおう)・花梨(かりん)など。 3 ...
あかぎ【赤城】
群馬県中部、渋川市の地名。旧村名。赤城山の西斜面にある。→渋川
あかぎ‐こ【赤城湖】
赤城山の地蔵岳の北側にある大沼(おの)のこと。地蔵岳の南にもう一つの火口湖、小沼(この)がある。
あかぎ‐やま【赤城山】
群馬県中東部にある二重式火山。最高峰は外輪山の黒檜山(くろびやま)で標高1828メートル。中央火口丘の地蔵岳がある...
あか‐ぎれ【皸/皹】
《「あかがり」の「あか」を「赤」と意識してできたものか》冬、寒さなどのため手足の皮膚が乾燥して裂ける状態。あかがり...
アカクス‐さんみゃく【アカクス山脈】
《Tadrart Acacus》⇒タドラットアカクス
あか‐くちば【赤朽葉】
1 染め色の名。赤みの多い朽葉色。 2 襲(かさね)の色目の名。表は赤みを帯びた朽葉、裏は黄色。秋に着用する。
あかくちばけのでんせつ【赤朽葉家の伝説】
桜庭一樹の長編小説。鳥取県の旧家に住む祖母・母・娘の女3代の人生を通じて日本の戦後史を描く。平成18年(2006)...
赤(あか)くな・る
顔を赤らめる。赤面する。「好きな人を前にして—・る」
あか‐くみ【淦汲み】
船底にたまった水をくみ取ること。また、それに用いるひしゃく・手桶(ておけ)など。あかとり。
あかくら‐おんせん【赤倉温泉】
新潟県妙高山東麓(とうろく)にある温泉。文化12年(1815)高田藩主榊原(さかきばら)氏の開湯に始まるといわれる...
あか‐くらげ【赤水母】
オキクラゲ科のクラゲ。傘は直径12センチくらい。触手の刺細胞が乾燥して粉になったものが鼻に入るとくしゃみが出るので...
あか‐くりげ【赤栗毛】
馬の毛色の名。赤みを帯びた茶色。
あか‐ぐされ【赤腐れ】
1 養殖中のノリが病原菌に冒され、淡赤色に変色する病害。暖冬に多く発生。 2 木材が濃い茶色に変色し、ぼろぼろに腐...
あか‐ぐそく【赤具足】
小札(こざね)を赤漆で塗り、赤糸または赤革で威(おど)した具足。
あか‐ぐつ【赤靴/赤苦津】
アンコウ目アカグツ科の海水魚。全長約30センチ。体形はアンコウに似て頭は大きく円形で平たく、体表にとげが密生し、全...
あか‐ぐま【赤熊】
ヒグマの別名。
あか‐ぐろ・い【赤黒い】
[形][文]あかぐろ・し[ク]赤みを帯びた黒色である。「日に焼けた—・い肌」
あか‐げ【赤毛】
1 赤みがかった髪の毛。 2 動物の毛色の名。赤みがかった茶色。
あかげ‐ざる【赤毛猿】
オナガザル科の猿。ニホンザルと近縁。毛色は灰褐色で腰が橙(だいだい)色。インドから中国南部にかけて分布。リーサスモ...
あか‐ゲット【赤ゲット】
《「ゲット」は「ブランケット」の略》田舎から都会見物に来た人。お上りさん。明治初期、東京見物の旅行者が赤い毛布を羽...
あかげのアン【赤毛のアン】
《原題Anne of Green Gables》モンゴメリーの長編小説。1908年刊。カナダのプリンスエドワード島...
あかげのぽち【赤毛のポチ】
山中恒の児童文学作品。北海道の炭坑町を舞台に、労働者家庭の少女の日常を描いた作品。同人誌「小さい仲間」に連載され、...
あか‐げら【赤啄木鳥】
キツツキ科の鳥。全長24センチくらいで、黒・白・赤の配色をしている。北海道・本州・対馬(つしま)の森林にすむ。《季...
アカゲラ‐こくりつこうえん【アカゲラ国立公園】
《Parc National de l'Akagera》ルワンダ東部、タンザニアとの国境に位置する国立公園。アカゲ...
あかげ‐わしゅ【褐毛和種】
和牛の一種。毛色が赤褐色で、角をもつ。熊本県・高知県が主産地。かつげわしゅ。あか牛。
あか‐こっこ【赤こっこ】
ヒタキ科ツグミ属の鳥。全長23センチくらい。頭部は黒く、胸とわきは栗色。伊豆七島の特産種。天然記念物。
アカコヤグア
メキシコ南東部、チアパス州の町。州都トゥストラグティエレスの南東約140キロメートルに位置する。1897年、榎本武...
あか‐ご【赤子/赤児】
1 《からだが赤みを帯びているところから》生まれて間もない子。赤ん坊。みどりご。 2 イトミミズの別名。
あかご‐づか【赤子塚】
村境にあり、中から赤子の泣き声が聞こえてくると伝えられる塚。死んでも幼児の霊は遠くに行かず、村境の道祖神の付近にと...
赤子(あかご)の手(て)を捻(ひね)る
力が弱くて抵抗しない者はやすやすと扱うことができる。物事がきわめて容易にできることのたとえ。赤子の腕を捩(ねじ)る。
あか‐ごはん【赤御飯】
赤飯(せきはん)のこと。
あか‐ごめ【赤米】
1 赤みを帯びた古い米。あか。 2 種皮にカテキンが含まれており、赤色をなす米。古くは祭りの供物にも用いられた。大...
あかさか【赤坂】
東京都港区の地名。もと東京市の区名で、青山まで含まれた。大使館が多い。 岐阜県大垣市の地名。中山道の美江寺・垂井間...
あかさか‐ぎょえん【赤坂御苑】
東京都港区にある回遊式庭園。赤坂御用地の中央に位置し、春と秋に園遊会が催される。
あかさか‐じょう【赤坂城】
鎌倉末期に楠木正成(くすのきまさしげ)が築いた城。大阪府南河内郡千早赤阪村にその跡がある。
あかさか‐やっこ【赤坂奴】
江戸の大名や旗本に仕え、槍(やり)持ち・挟み箱持ちなどを勤め、男だてを誇った中間(ちゅうげん)・若党(わかとう)の...
あかさか‐りきゅう【赤坂離宮】
東京都港区元赤坂にあった離宮。明治42年(1909)バッキンガム宮殿にならった石造の西洋建築として完成。第二次大戦...
あかさき‐いさむ【赤崎勇】
[1929〜2021]工学者。鹿児島の生まれ。青色発光ダイオードに必要な、窒化(ちっか)ガリウムの結晶化技術を世界...
あか‐さび【赤錆】
鉄などに生じる赤茶色のさび。また、その色。
あか‐さんご【赤珊瑚】
サンゴ科の腔腸(こうちょう)動物。群体をなし、赤褐色の扁平な樹枝状で、四国・九州・小笠原などの深海底の岩礁に着生。...
あかざ【藜】
ヒユ科の一年草。空き地や路傍に生え、高さ約1.5メートル。茎は堅い。葉はひし形に近い卵形で、縁は波形。若葉は紅色を...
あかざ‐えび【藜海老】
十脚目アカザエビ科のエビ。房総半島以南の太平洋沿岸に分布。食用。体長約25センチ。大きなはさみ脚をもち、黄赤色。
あか‐ざけ【赤酒】
灰持酒(あくもちざけ)の一。腐敗を防ぐため、発酵後、しぼる前に灰汁(あく)を加えてつくる赤い酒。甘みが強く、祝い事...