うじ‐こ【氏子】
1 祖神である氏神の子孫。氏の子。氏人。 2 産土神(うぶすながみ)の鎮守する土地に住んでいて、その守護を受け、そ...
うじこ‐じゅう【氏子中】
同じ氏神を祭る人々。氏子の仲間。
うじこ‐そうだい【氏子総代】
氏子の間から選ばれた代表世話人。神職と協力して、神社の維持にあたる。
うじこ‐ふだ【氏子札】
生後30日ころの宮参りの際、氏神社が赤子に、氏子のしるしとして与える札。
うじ‐し【宇治市】
⇒宇治
うじしゅういものがたり【宇治拾遺物語】
鎌倉初期の説話集。15巻。編者未詳。建保年間(1213〜1219)の成立か。貴族説話・仏教説話・民間説話など197...
ウジジ
タンザニア西部の町。タンガニーカ湖東岸、キゴマの南約10キロメートルに位置する。インド洋岸と内陸部を結ぶ隊商路の中...
うじ‐じゅうじょう【宇治十帖】
源氏物語54帖のうち、橋姫から椎本(しいがもと)・総角(あげまき)・早蕨(さわらび)・宿木・東屋(あずまや)・浮舟...
うじ‐じんじゃ【宇治神社】
京都府宇治市にある神社。宇治上神社に隣接する。祭神は菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)。本殿は鎌倉時代の建立で、重要...
うじ‐すじょう【氏素性】
家柄・家系や経歴。
ウジダ
モロッコ北東部の都市。アルジェリアとの国境近くに位置する。交通の要地であり、同地方における商工業、農業の中心地。1...
うじだいなごんものがたり【宇治大納言物語】
平安後期の説話集。宇治大納言源隆国編。11世紀後半の成立。現存していないが、今昔物語と深い関連があったと推定される...
うじ‐ち【氏地】
氏神の鎮守する土地。
うじ‐ちゃ【宇治茶】
京都府宇治地方で栽培される茶。上質とされる。鎌倉時代の初め、明恵(みょうえ)上人が栂尾(とがのお)の本茶(ほんちゃ...
ウジツェ
セルビア西部の都市。デティナ川沿いに位置する。第二次大戦中、ドイツなどの枢軸軍に対抗したパルチザンの拠点となり、ウ...
うじ‐つ・く
[動カ四]気後れしてぐずぐずする。ためらう。「問はれて求馬は答へもなく—・く素振り」〈浄・妹背山〉
うじ‐でら【氏寺】
氏族が、一門の繁栄、先祖の追善、死後の幸福などを祈るために建てた寺。蘇我氏の向原寺、藤原氏の興福寺など。
うじ‐な【氏名】
名字(みょうじ)。姓氏。
うじな【宇品】
広島市南区の港湾・工業地区。広島港を通称で宇品港という。
氏(うじ)無(な)くして玉(たま)の輿(こし)
女性は家柄がよくなくても、器量次第で富貴の人の愛を得て高い地位に上れるということ。
うじ‐にんぎょう【宇治人形】
京都府宇治市で作られる木彫り人形。茶の木を材料に茶摘み女の姿などに作る。刀法・彩色などは奈良人形に似る。茶の木人形。
うじ‐の‐いん【氏の院】
平安初期、同じ氏族の子弟教育のために設置した私塾。藤原氏の勧学院など。
うじ‐の‐おおいぎみ【宇治の大君】
源氏物語の宇治十帖に登場する女性。宇治の八の宮の長女で、薫(かおる)の求愛をしりぞけ死去する。
うじ‐の‐おさ【氏の長】
⇒氏の上(かみ)
うじ‐の‐かみ【氏の上】
古代における氏(うじ)の首長。大化の改新以後は朝廷によって任命され、宗家として氏人を統率して朝廷に仕え、氏神の祭祀...
うじ‐の‐かんぱく【宇治の関白】
藤原頼通(よりみち)の通称。宇治の邸宅に住んだことによる。
うじ‐の‐きょ【氏の挙】
平安時代、正月6日の叙位の際に、氏の長者が氏人の任官を朝廷に申請推挙すること。
うじ‐の‐このかみ【氏の上/氏の長】
⇒うじのかみ
うじ‐の‐しゃく【氏の爵】
氏の挙で、氏の長者が氏人の叙爵(五位)を申請して叙せられること。
うじ‐の‐ちょうじゃ【氏の長者】
1 平安時代以降の氏の首長の称。奈良時代以前の氏の上(かみ)にあたる。→氏の上 2 室町時代以後、藤原氏で摂関の地...
うじ‐の‐はしひめ【宇治の橋姫】
《「うじのはしびめ」とも》 京都府宇治市宇治橋の西詰めにある橋姫神社の祭神とされる女神。宇治橋を守る神で、住吉大明...
うじ‐の‐わきいらつこ【菟道稚郎子】
応神天皇の皇子。多くの典籍を学び、父の信任も厚く皇太子になったが、父帝の死後、兄の大鷦鷯尊(おおさざきのみこと)(...
うじ‐はや・し【阻し】
[形ク]情勢・地勢などが危険である。状況が差し迫っている。「かく—・き時に、身命を惜しまずして」〈続紀宣命・三二詔〉
うじ‐ばし【宇治橋】
京都府宇治市、宇治川に架かる橋。平等院の近くにある。 三重県伊勢市の五十鈴川に架かる橋。皇大神宮への参道。
うじばしだんぴ【宇治橋断碑】
大化2年(646)僧道登(どうとう)が宇治川に宇治橋を架けた由来を刻した碑。日本現存最古の碑。寛政3年(1791)...
うじ‐びと【氏人】
古代、氏の上(かみ)に率いられる氏の構成員。氏の上のもとに氏神を祭り、部民(べみん)などを配下に置いて農業に従い、...
うじ‐ぶみ【氏文】
古代の氏(うじ)が、その起源や先祖代々の功績などを記した文書。「高橋氏文」の類。また、中世、武家で家の由来と系統を...
うじ‐まる【宇治丸】
《宇治川でとれる鰻(うなぎ)で作る姿鮨(すがたずし)が評判で、宇治丸とよばれたところから》鰻鮨。また、鰻のかば焼き...
うじ‐むし【蛆虫】
1 うじ。 2 人間として扱う値打ちのないものの意で、人をののしっていう語。「この—どもめ」「—野郎」
うじ‐め【氏女】
律令制で、諸氏から朝廷に差し出した女官。
ウジャイン
⇒ウッジャイン
ウッジャイン
インド中央部、マディヤプラデシュ州の都市。州都ボパールの西約165キロメートル、チャンバル川の支流シプラ川沿いに位...
うじゃ‐うじゃ
[副](スル) 1 同種のものや似たようなものがたくさん集まってうごめいているさま。特に小さいものにいう。「タレン...
うじゃく‐きょう【烏鵲橋】
⇒鵲(かささぎ)の橋1
うじゃ・ける
[動カ下一] 1 果実が熟れすぎてくずれる。また、傷あとなどがただれて、くずれる。うじゃじゃける。「ザクロが—・け...
うじゃじゃ・ける
[動カ下一] 1 「うじゃける1」に同じ。「目は死んだ魚のよう、なんの光もなく、白く—・けている」〈志賀・暗夜行路...
うじやまだ【宇治山田】
三重県伊勢市の旧称。→伊勢
うじやまだ‐し【宇治山田市】
⇒宇治山田
う‐じゅ【迂儒】
書物のことしか知らず、世事に疎い学者。「—諸生の空論、一二外人の邪説を聴き」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ウジュゴロド
ウクライナの都市ウジュホロドのロシア語名。