ぎょく‐せい【玉成】
[名](スル)玉のようにりっぱに磨きあげること。りっぱな人物に育てあげること。
ぎょく‐せいり【玉整理】
信用取引や清算取引で、売買が増加して相場の動きが鈍くなったとき、売り方の買い戻しと買い方の転売によって、取り組みが...
ぎょく‐せき【玉石】
1 玉と石。 2 価値のあるものとないもの。良いものと悪いもの。「—混淆」 3 宝石。〈日葡〉
ぎょくせき‐こんこう【玉石混淆】
[名](スル)《「抱朴子」外篇・尚博から》価値のあるものとないものとが、入りまじっていること。 [補説]「玉石混合...
玉石(ぎょくせき)倶(とも)に焚(た)く
《「書経」胤征から》良いものも悪いものも、ともに滅びる。
ぎょく‐せつ【玉折】
玉が砕けること。転じて、才子・佳人が若死にすることのたとえ。
ぎょく‐せつ【玉屑】
1 玉を砕いた粉末。不老不死の仙薬とされた。 2 詩文の中のすぐれた一節。 3 雪。特に、降る雪。「—霏々(ひひ)...
ぎょく‐せん【玉泉】
1 清らかな泉。 2 《天台大師智顗(ちぎ)が中国湖北省当陽県玉泉山の玉泉寺に住したところから》天台宗のこと。
ぎょく‐せん【玉蟾】
《月の中に三つ足の蟾(ヒキガエル)がいるという伝説から》月の異称。
ぎょくせん‐じ【玉泉寺】
静岡県下田市柿崎にある曹洞宗の寺。山号は瑞竜山。天正年間(1573〜1592)俊栄の開山。幕末、ハリスの着任後はア...
ぎょくせんじょう【玉泉帖】
平安時代、小野道風が白楽天の詩を楷・行・草3書を混用して書写したもの。名は巻首の詩句「玉泉南澗花奇恠」から。
ぎょくせん‐どう【玉泉洞】
沖縄県、沖縄島南東部にある鍾乳洞。南城市玉城(たまぐすく)の雄樋(ゆうひ)川下流に位置する。30万年前に形成された...
ぎょく‐たい【玉体】
1 玉のように美しいからだ。 2 天子または貴人のからだ。 3 他人を敬って、そのからだをいう語。
ぎょく‐たい【玉帯】
玉の飾りをつけた革製の帯。貴族の束帯に用いられた。たまのおび。
ぎょく‐だい【玉代】
芸者や娼妓(しょうぎ)などを呼んで遊ぶための代金。花代。はな。ぎょく。
ぎょく‐だい【玉台】
天帝の住まいにある美しい楼台。たまのうてな。
ぎょくだいしんえい【玉台新詠】
中国、六朝時代の詩集。10巻。梁(りょう)の簡文帝が徐陵に編纂させたもので、当時流行していた宮体詩とよばれる艶詩を...
ぎょく‐だか【玉高】
1 芸者・娼妓(しょうぎ)の玉代(ぎょくだい)の金高。 2 取引所で売買の約定が成立した数量。
ギョクチェアダ‐とう【ギョクチェアダ島】
《Gökçeada》⇒ギョクチェ島
ギョクチェ‐とう【ギョクチェ島】
《Gökçeada》トルコ北西部の島。旧名イムロズ島、ギリシャ語名インブロス島。同国最大の島で、サロス湾に浮かぶ。...
ぎょく‐ちゃ【玉茶】
葉をひねって丸く平たくした緑茶。
ぎょく‐ちょう【玉帳】
1 玉で飾ったとばり。また、美しいとばり。 2 将軍の幕営。 3 芸者・娼妓(しょうぎ)の玉代(ぎょくだい)を記入...
ぎょく‐ちょう【玉牒】
1 皇帝の系譜。 2 仏教の経典のこと。
ぎょくてき‐せき【玉滴石】
オパール(蛋白石)の一種。強い輝きをもつ無色透明の含水石英で、球状やぶどう状をなして産出。
ぎょく‐でん【玉殿】
玉で飾った宮殿。美しい宮殿。
ぎょく‐と【玉斗】
1 玉で作った酒びしゃく。 2 北斗七星の異称。
ぎょく‐と【玉兎】
《月の中に兎(うさぎ)がすむという伝説から》月の異称。「金烏(きんう)—」《季 秋》
ぎょくと‐ごう【玉兎号】
2013年12月、中国の月探査機嫦娥3号とともに打ち上げられた月面探査車。六つの車輪を備え、時速200メートルで移...
ぎょく‐どう【玉堂】
1 玉で飾った殿堂。美しい宮殿。 2 他人を敬って、その家をいう語。 3 中国、漢代の宮殿の名で、学者が出仕した所...
ぎょくどう‐ふうき【玉堂富貴】
文人画の画題の一。牡丹(ぼたん)の花を主として、蘭と海棠(かいどう)とを添える。
ぎょく‐はい【玉佩】
礼服(らいふく)の付属具の一。上代から近世にかけて、即位・大嘗会(だいじょうえ)・朝賀の儀式に、天皇はじめ三位以上...
ぎょく‐はい【玉杯/玉盃】
玉で作ったさかずき。また、さかずきの美称。
ぎょく‐はく【玉帛】
玉と絹織物。特に、中国古代、諸侯が天子に拝謁したり、互いに訪問したりするときに贈り物として用いたもの。
ぎょく‐はん【玉旛/玉幡】
高御座(たかみくら)や御帳台(みちょうだい)の棟(むね)の下にかける装飾。玉を鎖であやどり、先端に薄金の杏葉(ぎょ...
ぎょく‐ばん【玉盤】
玉で作った皿の類。また、皿の美称。
ぎょく‐ひ【玉臂】
美しいひじ。玉のように美しいうで。美人のひじの形容として用いる。
ぎょく‐ひつ【玉筆】
他人を敬って、その筆跡や詩文などをいう語。
ぎょく‐ふ【玉斧】
1 玉で飾った斧(おの)。また、斧の美称。 2 他人を敬って、その人が詩文の添削をすることをいう語。「先達の—を待つ」
ぎょく‐ふ【玉膚】
美しく、なめらかな肌。玉肌(ぎょっき)。
玉斧(ぎょくふ)を乞(こ)う
詩や文章の添削を請い求める。
ぎょく‐へん【玉偏】
⇒たまへん(玉偏)
ぎょくへん【玉篇】
中国の字書。30巻。梁(りょう)の顧野王(こやおう)撰。543年成る。「説文解字(せつもんかいじ)」にならって、字...
ぎょく‐ほ【玉歩】
天子や貴人を敬って、その人が歩くことをいう語。
ぎょく‐ぼう【玉貌】
1 玉のように美しい容貌。 2 他人を敬ってその容貌をいう語。
ぎょく‐めん【玉面】
1 美しい顔。玉顔。 2 他人を敬って、その顔をいう語。
ぎょく‐もん【玉門】
1 玉で飾った門。りっぱな門。 2 女性の陰部。陰門。
ぎょくもん‐かん【玉門関】
中国、漢代に甘粛省敦煌(とんこう)の北西におかれた関所。陽関とともに西域への重要な関門だった。ユイメンコアン。
ぎょく‐よう【玉容】
美しい容貌(ようぼう)。玉貌。
ぎょく‐よう【玉葉】
1 美しい葉。 2 天子の一族を敬っていう語。「金枝—」 3 他人を敬って、その手紙・はがきをいう語。 [補説]書...
ぎょくよう【玉葉】
平安後期から鎌倉初期にかけての九条兼実(くじょうかねざね)の日記。66巻。長寛2年(1164)から建仁3年(120...