ぎょ‐ふく【魚腹】
魚の腹。魚の腹の中。
ぎょ‐ふく【御服】
天子・貴人の衣服。
魚腹(ぎょふく)に葬(ほうむ)らる
《「楚辞」漁父から。魚のえさとなる意》海や川で水死する。
ぎょふ‐の‐とりで【漁夫の砦】
《Halászbástya》ハンガリーの首都ブダペストにあるネオロマネスク様式の建物。ブダ城がある丘の上に位置し、...
漁夫(ぎょふ)の利(り)
《シギとハマグリが争っているのを利用して、漁夫が両方ともつかまえたという「戦国策」燕策の故事から》両者が争っている...
ぎょ‐ふん【魚粉】
魚を乾燥して粉にしたもの。養鶏飼料や肥料に用いる。フィッシュミール。
ぎょ‐ぶつ【御物】
天子の所有品。室町時代以降、将軍家の什宝(じゅうほう)に対しても使われたが、現代の制度では宮内庁にある御物台帳に記...
ぎょ‐べつ【魚鼈】
魚とスッポン。また、水産動物の総称。「草木を生ずる事なく、—を育すべき道なし」〈風来六部集・放屁論後編〉
ぎょ‐ほう【漁法】
魚介類を捕る方法。釣り・定置網・簗(やな)や籠(かご)・銛(もり)などを用いる方法がある。
ぎょ‐ぼく【魚木】
フウチョウボク科の常緑高木。熱帯に分布し、葉は3枚の倒卵形の小葉からなる複葉。初夏、黄白色の花を群生する。材で魚の...
ぎょ‐み【魚味】
1 魚肉の味。また、魚の料理。 2 「魚味の祝い」の略。
ぎょみ‐の‐いわい【魚味の祝(い)】
「真魚始(まなはじ)め」に同じ。
ぎょ‐みん【漁民】
漁業にたずさわる人。漁師(りょうし)。
ぎょ‐めい【御名】
天皇の名。また、公文書への天皇の署名。「—御璽(ぎょじ)」
ぎょ‐もう【魚網/漁網】
1 魚介類などの捕獲に用いる網。引き網・刺し網・張り網などがある。 2 紙の異称。〈下学集〉
ぎょもく‐えんせき【魚目燕石】
《魚の目と、燕山から出る石。どちらも玉(ぎょく)に似ているところから》よく似ているが本物とは違うもの。にせもの。
ぎょ‐もつ【御物】
⇒ぎょぶつ(御物)
ぎょ‐もん【魚文/魚紋】
1 魚の形・うろこなどの模様。 2 魚が泳いだため水面にできる波紋。
ぎょ‐ゆ【魚油】
イワシ・ニシン・サバなどを圧搾して採取した脂肪油。魚臭があり、不飽和脂肪酸の含有が多い。硬化油・石鹸(せっけん)な...
ぎょ‐ゆう【御遊】
宮中や上皇の御所などで催された管弦の催し。
ぎょ‐よう【杏葉】
⇒ぎょうよう(杏葉)3
ぎょ‐らい【魚雷】
《「魚形水雷」の略》海戦兵器の一。艦艇や航空機から発射し、水中を自走して敵艦船を撃沈させるもの。
ぎょらい‐てい【魚雷艇】
魚雷攻撃を任務とする高速の小艦艇。
ぎょ‐らん【魚籃】
魚を入れるかご。びく。
ぎょ‐らん【魚卵】
魚のたまご。スケトウダラやサケ、ボラなどのものは食用とされる。
ぎょらん‐かんのん【魚籃観音】
三十三観音の一。手に魚の入ったかごを持つ像と、大魚に乗る像とがある。悪鬼・羅刹(らせつ)・毒竜の害を除く力をもつという。
ぎょ‐り【魚麗】
⇒ぎょれい(魚麗)
ぎょ‐りゅう【魚竜】
魚竜目に属する古代の爬虫(はちゅう)類の総称。中生代三畳紀からジュラ紀の海に生息。体形はイルカに似た流線形で、全長...
ぎょ‐りゅう【御柳】
ギョリュウ科の落葉小高木。多くの細い枝を出し、繊細な葉を密生する。春と夏の2回、淡紅色の小花が群生して咲く。中国の...
ぎょりゅう【御柳】
《原題、(イタリア)Myricae》イタリアの詩人、パスコリの処女詩集。1891年、友人の結婚祝いとして制作された...
ぎょりゅう‐ばい【御柳梅】
⇒マヌカ
ぎょ‐りょう【魚綾/魚陵/魚竜/御綾】
紋織物の一。上質の唐綾(からあや)をいう。「—の直垂(ひたたれ)に緋威(ひをどし)の鎧(よろひ)きて」〈平家・九〉
ぎょ‐りょう【漁猟】
1 漁労と狩猟。「—時代」 2 漁業。すなどり。「—船」
ぎょりょう‐しゃくば【魚竜爵馬】
1 古代中国で行われた演芸の一。大魚が竜になってうねり歩いたり、大雀や馬の形をしたものが走ったりするなど珍奇な趣向...
ぎょ‐りん【魚鱗】
1 魚のうろこ。 2 うお。さかな。 3 兵法で、陣立ての一。魚のうろこの形のように、中央部を突出させて、人の字形...
ぎょりん‐がかり【魚鱗懸かり】
魚鱗の隊形で敵に攻めかかること。
ぎょりん‐ずさつ【魚鱗図冊】
中国の宋代から明・清代にかけて作られた土地台帳。主に徴税用に作成した。明の洪武(こうぶ)年間に完備されたものが有名...
ぎょりん‐せん【魚鱗癬】
皮膚の表面が乾燥して、角質層が魚のうろこのような状態を示す皮膚病。
ぎょ‐るい【魚類】
脊椎(せきつい)動物の一群。円口類・軟骨魚類・硬骨魚類に大別される。水中で生活し、えらで水中の溶存酸素を取り入れて...
ぎょ‐れい【魚麗】
中国古代兵法による陣形の一。楕円形の陣立てで、魚群が進む形に似ているところからいう。ぎょり。
ギョレメ
トルコ中央部、カッパドキア地方の町。凝灰岩が浸食を受けてできた奇岩が連なり、迫害から逃れたキリスト教徒が岩山を掘り...
ギョレメ‐こくりつこうえん【ギョレメ国立公園】
《Göreme Milli Parklar》トルコ中央部、カッパドキア地方にある国立公園。主な町はギョレメ。4世紀...
ギョレメ‐やがいはくぶつかん【ギョレメ野外博物館】
《Göreme Açık Hava Müzesi》トルコ中央部、カッパドキア地方の町ギョレメにある野外博物館。世界...
ぎょ‐れん【御簾】
貴人を敬って、その用いるすだれをいう語。みす。
ぎょ‐ろう【魚蝋】
魚や海獣の油からとる白色の固形脂肪。ろうそくなどに用いた。
ぎょ‐ろう【漁労/漁撈】
魚貝や海藻などの水産物をとること。また、その作業。「—船」
ぎょろう‐ちょう【漁労長】
漁船で、漁場・漁法などの選定の権限をもち、漁獲作業の指揮をとる者。
ぎょろ‐ぎょろ
[副](スル)大きな目玉で鋭くあたりを見まわすさま。「—(と)あたりをにらみまわす」「やせて、目だけが—(と)している」
ぎょろっ‐と
[副](スル)大きな目玉を鋭く動かしてにらむさま。「大きな目をむいて—にらむ」「—した目」
ぎょろ‐つ・く
[動カ五(四)]大きな目玉が鋭く光り動く。「探るように目を—・かせる」