けん‐よう【険要】
[名・形動]地勢がけわしくて、敵を防ぐのに都合のよいこと。また、そのような所や、そのさま。「—の(な)地に城を築く」
けん‐よう【顕要】
[名・形動]地位が高くて重要なこと。また、そのさま。「—な(の)職につく」
けん‐よう【顕揚】
[名](スル)世間に威光や評判などを広め高めること。「ここが洛北の名勝地であることを—したい」〈谷崎・乳野物語〉
けんよう‐しゅ【兼用種】
二つ以上の利用価値をもつ家禽(かきん)・家畜の品種。鶏では卵肉兼用のプリマスロック、牛では乳肉兼用のブラウンスイスなど。
けんよう‐すい【懸壅垂】
⇒口蓋垂(こうがいすい)
けんよう‐どうぶつ【牽用動物】
耕作用具や車などを引かせるための動物。牛・馬・犬などの類。
けん‐よく【謙抑】
[名](スル)へりくだって控えめにすること。
権輿(けんよ)もな・い
何も心配しないで、けろりとしているさま。気にしない。「おせさ、よいさ、と唄へど—・い顔して居る」〈浮・一代男・四〉
けん‐らん【検卵】
[名](スル)孵化(ふか)中の鶏などの卵を透視して、無精卵など不良なものは取り除くこと。
けん‐らん【賢覧】
相手が見ることを敬っていう語。高覧。「内容見本を—に呈します」
けん‐らん【絢爛】
[形動][文][ナリ] 1 華やかで美しいさま。きらびやかなさま。「豪華—」 2 詩歌や文章の表現が、豊富な語彙(...
けんらんたるかげえ【絢爛たる影絵】
高橋治によるノンフィクションノベル。小津安二郎ゆかりの人々へのインタビューに基づく3部構成の随筆に、短編フィクショ...
けん‐り【権利】
1 ある物事を自分の意志によって自由に行ったり、他人に要求したりすることのできる資格・能力。「邪魔する—は誰にもな...
けんり‐おち【権利落ち】
所定の期日(割り当て日)が過ぎて、旧株に割り当てられる新株や別会社の株式などの取得権利がなくなること。→権利付き
けんり‐かぶ【権利株】
会社の成立前または新株発行の効力発生前における株式引受人の地位。または株式の引受けによる権利。
けんり‐きん【権利金】
借地契約・借家契約の際に、慣行として、賃借人の側から地主・家主に支払われる賃料・敷金以外の金銭。契約が終了しても返...
けんりこうし‐かかく【権利行使価格】
新株予約権付社債やオプション取引で、事前に取り決められた価格のこと。その価格で保有者の所有する、通貨・債券・株式な...
けんりこうし‐び【権利行使日】
オプション取引などで、付加されている売買の権利が行使される日。
けんり‐しち【権利質】
債権・株式・地上権・知的財産権など、所有権以外の譲渡可能な財産権を目的とする質権。
けんり‐しょう【権利証】
登記完了の証明書である登記済証の俗称。不動産の登記が完了したときに、登記所が登記原因証書または申請書副本に登記済み...
けんり‐しょう【権利床】
市街地再開発事業で建設された建物のうち、もとの地権者が取得する、その建物の敷地や建物内の区画に関する権利。→保留床
けんり‐しょうてん【権利章典】
《Bill of Rights》1689年12月、英国王ウィリアム3世とメアリー2世が発布した「臣民の権利および自...
けんり‐せいがん【権利請願】
《Petition of Right》1628年、英国議会が国王チャールズ1世に提出し、承認させた文書。議会の同意...
けんり‐せんげん【権利宣言】
《Declaration of Rights》1689年、名誉革命直後の英国議会が起草し、ウィリアム3世とメアリー...
けん‐りつ【建立】
[名](スル)築き上げること。打ち立てること。こんりゅう。「国家を—する」
けん‐りつ【県立】
県が設立し維持すること。また、そのもの。「—高校」
けんり‐つき【権利付(き)】
増資新株や別会社の株式の引受権が付いていること。広義には配当金請求権が付いていることも含む。→権利落ち
けんりつ‐ひろしまだいがく【県立広島大学】
広島市南区にある公立大学法人。平成17年(2005)広島女子大学・広島県立大学・広島県立保健福祉大学が統合して発足...
けんり‐のうりょく【権利能力】
権利および義務の主体となることができる法律上の資格。自然人は出生により、法人は設立行為の完了によってこれを取得する...
けんりのうりょくなき‐ざいだん【権利能力無き財団】
財団としての実体を備えているが、法人格を有さず、権利義務の帰属主体となることができない団体。人格の無い財団。→権利...
けんりのうりょくなき‐しゃだん【権利能力無き社団】
社団としての実体を備えているが、法人格を有さず、権利義務の帰属主体となることができない団体。町内会・PTA・同好会...
けんり‐もんだい【権利問題】
《(ラテン)quid juris》カント哲学の用語。認識が成り立つ事実を問題にするのではなく、認識が客観的に妥当し...
けんりゃく【建暦】
鎌倉初期、順徳天皇の時の年号。1211年3月9日〜1213年12月6日。
けん‐りゃく【権略】
その場に応じた策略。権謀。「政治家の—で、対手(あいて)に由(よっ)ては心にない事を口にする例(ためし)は若干(い...
けん‐りゅう【剣竜】
鳥盤目に属する恐竜の一群。背中に直立した三角形の2列の骨の板(剣盤)をもち、尾にはとげをもつ。独特の四足歩行を行う...
けんりゅう‐けい【検流計】
微小な電流や電圧・電気量を測定する計器。直流用と交流用がある。ガルバノメーター。
けんりゅう‐てい【乾隆帝】
[1711〜1799]中国、清の第6代皇帝。名は弘暦。廟号(びょうごう)は高宗。雍正(ようせい)帝の第4子。在位1...
けん‐りょ【賢慮】
1 賢明な考え。すぐれた考え。 2 他人の思慮を敬っていう語。お考え。
けん‐りょう【見料】
1 何かを見るための料金。芝居見物をするときなどに払う料金。見物料。 2 人相・手相などを見てもらったときに払う料金。
けん‐りょう【賢良】
[名・形動] 1 賢くて善良なこと。また、そういう人や、そのさま。「聖明の君と—の士と柔順なる民と」〈福沢・学問の...
けん‐りょく【権力】
他人を強制し服従させる力。特に国家や政府などがもつ、国民に対する強制力。「—を振るう」「—者」
けんりょく‐かんけい【権力関係】
権力の行使による、支配と服従との関係。特に、行政主体である国や公共団体に、私人に対する法的優越性が認められる関係。
けんりょく‐しげん【権力資源】
他者に対して影響力や強制力を行使するために利用できるもの。地位・権限・資産・能力・情報、あるいは組織・制度など。
けんりょく‐とうそう【権力闘争】
政治権力の争奪をめぐって、個人・団体・政党・階級などの間で行われる闘争。
権力(けんりょく)は腐敗(ふはい)する、絶対的権力(ぜったいてきけんりょく)は絶対(ぜったい)に腐敗(ふはい)する
権力、特に専制君主の権力はとかく腐敗しがちであるということ。英国の歴史家ジョン=アクトンの言葉。 [補説]原文は、...
けんりょく‐はんざい【権力犯罪】
権力を有する組織や個人が、その権力を乱用して罪を犯すこと。また、その犯した罪。
けんりょく‐ぶんりつ【権力分立】
権力を分散してその乱用を防止しようとする考え方。三権分立はその代表例。
けんりょくへ‐の‐いし【権力への意志】
《(ドイツ)Wille zur Macht》ニーチェ哲学の中心概念の一。他を征服・支配し、自己生存の維持と拡大を図...
けん‐りん【倹吝/慳吝】
[名・形動ナリ]欲が深くて、けちであること。また、そのさま。「—の弁」〈中村訳・西国立志編〉
けん‐りん【乾臨】
《天が下にのぞむ意》天子の行う裁決・処置。「—定めて叡感を残され候はんか」〈太平記・二八〉