さかなよう‐ナイフ【魚用ナイフ】
⇒フィッシュナイフ
さか‐に【酒煮】
魚や貝などを、日本酒を多く使って煮ること。さけに。
さか‐ねじ【逆捩じ/逆捻じ】
1 逆の方向にねじること。 2 他からの非難に対して逆に非難し返すこと。「—を食わす」
さか‐ねだれ【逆強請】
ねだられるはずの人が逆にねだること。さかねだり。「町内へ披露してかへって今の—」〈浄・曽根崎〉
さかのうえ【坂上】
姓氏の一。古代の渡来系氏族。奈良時代、平安時代に苅田麻呂・田村麻呂らの武人のほか、歌人・明法(みょうぼう)博士も出...
さかのうえ‐の‐いらつめ【坂上郎女】
⇒大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)
さかのうえのくも【坂の上の雲】
司馬遼太郎の長編歴史小説。開国後の近代化への道のりと日露戦争終結までの歴史を、秋山好古・真之兄弟と正岡子規を中心に...
さかのうえ‐の‐これのり【坂上是則】
平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。坂上田村麻呂の4代の孫。望城(もちき)の父。家集に「是則集」がある。生没年未詳。
さかのうえ‐の‐たむらまろ【坂上田村麻呂】
[758〜811]平安初期の武将。延暦13年(794)蝦夷(えぞ)を征討し、同16年征夷大将軍となった。その後、胆...
さかのうえ‐の‐もちき【坂上望城】
[?〜975?]平安中期の歌人。是則の子。梨壺(なしつぼ)の五人の一人として万葉集の訓釈、後撰集の撰進にあたった。
さか‐のぼ・る【遡る/溯る/泝る】
[動ラ五(四)] 1 流れに逆らって上流に進む。「川を—・る」 2 物事の過去や根本にたちかえる。「歴史を—・る」...
さか‐はぎ【逆剝ぎ】
天つ罪の一。獣の皮を尻の方から剝ぐこと。「天の斑馬(ふちこま)を—に剝ぎて」〈記・上〉
さかはち‐ちょう【逆八蝶】
タテハチョウ科のチョウ。中形で、前翅(まえばね)・後ろ翅とも褐色の地に逆「八」字形の白帯があるが、春型と夏型で模様...
さかはてるてる【坂は照る照る】
小唄。本調子。鈴鹿馬子唄の「坂は照る照る鈴鹿は曇る、間(あい)の土山(つちやま)雨が降る」を小唄化したもの。
さか‐ば【坂刃】
薙刀(なぎなた)の刃の反った部分。
さか‐ば【酒場】
客に酒を飲ませる店。居酒屋やバーの類。
さか‐ばえ【栄映え】
栄え輝くこと。「常磐(ときは)なすいや—に」〈万・四一一一〉
さか‐ばしら【逆柱】
材木の根もとを上にして立てた柱。家鳴(やな)りなど不吉なことが起こるとして嫌う。また、日光の陽明門にみられるように...
さか‐ばす【逆蓮】
「ぎゃくれん(逆蓮)」に同じ。
さか‐ばた【酒旗】
1 酒屋の看板として掲げた旗。しゅき。 2 「酒林(さかばやし)1」に同じ。
さか‐ばち【逆罰】
理不尽なことを神仏に願って、かえって罰を受けること。また、その罰。「—当たるは、そりゃ眼前(がんぜん)」〈伎・四谷怪談〉
さか‐ばっつけ【逆磔】
「逆さ磔(はりつけ)」に同じ。
さか‐ばやし【酒林】
1 酒屋の看板として、杉の葉を球形に束ねて軒先につるしたもの。酒の神ともされる奈良県の大神(おおみわ)神社が杉を神...
さか‐ばん【酒番】
1 酒の燗(かん)の世話をすること。また、その人。燗番。 2 江戸時代、芝居仲間が大入り祝いとして催した慰労宴。
さか‐び【逆火】
内燃機関で、弁の開閉時期や点火時期の不整のために、気筒から吸気管・気化器などへ炎が逆流すること。ぎゃっか。バックフ...
さか‐びたり【酒浸り】
⇒さけびたり
さか‐びて【酒浸て】
魚・鳥などの肉や野菜を、塩を加えた酒に浸すこと。また、その料理。
さか‐びと【酒人/掌酒】
神に供える酒の醸造をつかさどる人。「高橋の邑の人活日(いけひ)を以て大神の—とす」〈崇神紀〉
さか‐びん【逆鬢】
油気がなく鬢の毛がそそけている状態。一説に、髻(もとどり)を高くして、鬢の毛並みが頭の頂の方に向くように結った男子...
さか‐ふ・く【逆葺く】
[動カ四]草を普通とは逆に使って屋根をふく。仮小屋などに茅(かや)の穂先を下に向けてふく。「はだすすき尾花—・き黒...
さかふね‐いし【酒船石】
奈良県高市郡明日香村の丘陵上にある巨石。長さ5.3メートル、最大幅2.3メートル、厚さ1メートルの花崗岩(かこうが...
さか‐ぶぎょう【酒奉行】
1 室町時代、将軍が諸侯の屋敷に出向いたとき、供応の酒の事をつかさどらせるため、その家に臨時に置かれた職。 2 江...
さか‐ぶくろ【酒袋】
酒のもろみを入れて、絞るのに用いる袋。→酒槽(さかぶね)
さか‐ぶとり【酒太り/酒肥り】
[名](スル)年中酒を飲んでいるために体が肥満すること。さけぶとり。「—した体」
さか‐ぶね【酒槽】
1 酒を蓄えておく大きな木製の器。 2 もろみを絞るときに使う長方形の木製の容器。もろみの入った多くの酒袋を容器に...
さか‐ぶり【酒振り】
酒席での杯のやりとりのしかた。酒の飲み方。ささぶり。さけぶり。「早合点してすこしも気やぶらず常の—」〈浮・一代男・六〉
さか‐ぶるまい【酒振(る)舞(い)】
宴席を設けて、もてなすこと。
さか‐べ【酒部】
1 大化前代、酒の醸造を担当した部民(べみん)。 2 律令制で、宮内省の造酒司(みきのつかさ)に属した伴部(ともべ...
さか‐ほがい【酒祝ひ/酒寿ひ】
《古くは「さかほかい」》酒宴をして祝うこと。「皇太后觴(みさかづき)をささげて太子に—し給ひて」〈神功紀〉
さかほがい【酒ほがひ】
吉井勇の第1歌集。明治43年(1910)刊行。
さか‐ほこ【逆鉾/逆矛】
1 《「天(あま)の逆鉾」の略》「天(あま)の瓊矛(ぬほこ)」に同じ。 2 《1になぞらえて》宮崎県の霧島山頂に逆...
さか‐ぼうき【酒箒】
「酒林(さかばやし)1」に同じ。
さかまき‐がい【逆巻貝】
サカマキガイ科の巻き貝。淡水産で殻高約1センチ。ヒメモノアラガイに似るが、殻の巻き方が逆で左に巻く。ヨーロッパの原...
さか‐ま・く【逆巻く】
[動カ五(四)]川や潮の流れに逆らうように波が巻き上がる。激しく波立つ。「—・く怒濤(どとう)」
さか‐まくら【坂枕】
践祚(せんそ)・大嘗祭(だいじょうさい)・新嘗祭(しんじょうさい)・神今食(じんこんじき)などの祭礼のとき、薦(こ...
さか‐ます【酒枡】
酒などを量るのに使う柄のついた枡。
さか‐また【逆叉/逆戟】
シャチの別名。
さか‐まつげ【逆睫】
「逆さ睫(まつげ)」に同じ。
さか‐まんじゅう【酒饅頭】
小麦粉の生地に酒を入れて作った皮であんを包んで蒸した饅頭。《季 冬》
さか‐みず【逆水】
下流から上流へ逆流する水。「—岸に余り、流れ十万に分かれて」〈太平記・八〉