ざつ【雑〔雜〕】
[音]ザツ(慣) ゾウ(ザフ)(呉) [訓]まじる まざる まぜる [学習漢字]5年 〈ザツ〉 1 入りまじる。ま...
ざつ【雑】
[名]いろいろなものが入りまじっていること。区別しにくい事柄を集めたもの。「—の部」「—収入」 [形動]大まかで、...
ざつ‐えい【雑詠】
詩歌や俳句で、特に題をきめず、自由な題材で詠むこと。また、その作品。
ざつ‐えき【雑役】
主な業務以外の種々雑多な仕事。
ざつ‐えき【雑益】
特定の勘定科目に該当しない収入。
ざつ‐おん【雑音】
1 不規則で不愉快に感じられる音。うるさい音。 2 ラジオ・テレビ・電話などの聴取のさまたげとなる音。また、電気回...
ざつおん‐じょきょ【雑音除去】
「ノイズリダクション」に同じ。
ざつおん‐でんあつ【雑音電圧】
抵抗体内で発生した雑音の電圧。
ざつおん‐フィルター【雑音フィルター】
⇒ノイズフィルター
ざつおん‐よくせい【雑音抑制】
「ノイズリダクション」に同じ。
ざつ‐かぶ【雑株】
主要銘柄以外のいろいろな株式。人気の薄い株式。
ざつ‐がく【雑学】
多方面にわたるまとまりのない知識や学問。また、学問とは関係のない雑多な知識。
ざつ‐がく【雑楽】
雅楽以外の種々の音楽の総称。
ざ‐つき【座付(き)】
1 能楽・歌舞伎などで、役者や作者などがある座に専属すること。また、その人。 2 芸者・芸人などが宴席に出て最初に...
ざつき‐さくしゃ【座付(き)作者】
芝居で、特定の一座・劇団に専属する脚本作者。
ざつ‐きょうげん【雑狂言】
狂言の分類の一。和泉流での名称。登場人物による分類で、他の分類に当てはまりにくいものを一括したもの。大蔵流では集(...
ざつ‐ぎ【雑技/雑伎】
1 民間に行われるさまざまな技芸。特に奈良時代、中国から伝来した曲芸・物まねなどをさすことが多い。雑芸(ぞうげい)...
ざつ‐ぎょう【雑業】
種々雑多な仕事や職業。また、一般の職業の分類に入れにくい職業。
ざつ‐ぎょぎょう【雑漁業】
網漁業・釣り漁業などに対して、銛(もり)・やすなどの漁具を使用する漁業。
ざつ‐ぐ【雑具】
種々雑多な道具。
ざつ‐げい【雑芸】
⇒ぞうげい(雑芸)
ざつ‐げき【雑劇】
1 中国、宋代に始まる演劇の形態の名。時代により、その内容が異なる。宋代では滑稽風刺劇、元代では歌劇である元曲、明...
ざつ‐ごん【雑言】
「雑言体」の略。
ざつごん‐こし【雑言古詩】
雑言体の古詩。
ざつごん‐たい【雑言体】
漢詩で、各句の字数が一定していない詩体。雑体。
ざつ‐しょとく【雑所得】
所得税法で定められた各種の所得のいずれにも該当しない所得。恩給、国民・厚生年金などの公的年金、著述家・作家以外の者...
ざつ‐じ【雑事】
本来の仕事以外のいろいろな用事。取るに足らない雑多な事柄。
ざつ‐じゅう【雑糅】
[名](スル)雑然と入りまじること。
ざつ‐ぜい【雑税】
基本的な租税以外の種々の税。
ざつ‐ぜん【雑然】
[ト・タル][文][形動タリ]いろいろなものが入り乱れて、まとまりのないさま。「—とした部屋」「—たる観念」
ざつ‐そんしつ【雑損失】
災害・盗難・横領によって資産に受けた損失額のうち、その災害等が生じた年の雑損控除として控除しきれない金額。生活に通...
ざつ‐だい【雑題】
1 雑多な種類の問題・題目。 2 どの部類にも入らない問題・題目。
ざつ‐だん【雑談】
[名](スル)さまざまな内容のことを気楽に話すこと。また、その話。とりとめのない話。「—を交わす」「友人と—する」...
ざつ‐どく【雑読】
[名](スル)特別の目的もなく、いろいろの本を読むこと。「手当たりしだいに—する」
ざつ‐にく【雑肉】
1 ひき肉などに用いる固い部分の肉。 2 牛肉・豚肉・鳥肉以外の、食用にする獣肉。馬肉など。
ざつ‐ねん【雑念】
気持ちの集中を妨げるいろいろな思い。「—がわく」「—を追い払う」
ざつ‐のう【雑嚢】
雑多なものを入れる袋。肩から掛ける布製のかばん。
ざつ‐はいすい【雑排水】
家庭から出る汚水のうち、台所や浴室から出るもの。ざっぱいすい。
ざつ‐ぶつ【雑物】
種々雑多なもの。こまごまとした日用の品物にいう。
ざつ‐ぶん【雑文】
専門的でない、気軽に書き流した文章。
ざつ‐ぼく【雑木】
「ぞうき(雑木)」に同じ。
ざつ‐み【雑味】
飲食物のなかに入りまじって、本来の味を損なう味。特に、日本酒の味にいう。
ざつ‐む【雑務】
こまごましたいろいろの用務。ぞうむ。「—に追われる」
ざつむ‐さた【雑務沙汰】
中世、幕府の裁判制度で、売買・貸借関係などの民事訴訟。
ざつもう‐しょく【雑毛色】
馬の毛色の一。暗色と淡色の毛がまじっているもの。葦毛(あしげ)・斑毛(ぶちげ)の類。
ざつ‐よう【雑用】
1 こまごました、いろいろの用事。ぞうよう。「—に追われる」 2 こまごましたものの費用。雑費。「—の払いを済ます」
ざつ‐よう【雑徭】
⇒ぞうよう(雑徭)
ざつ‐りょ【雑慮】
あれこれと心に浮かぶ、とりとめもない思い。雑念。
ざつ‐ろく【雑録】
種々雑多な事柄を系統立てずに記録すること。また、その記録。
ざつ‐わ【雑話】
[名](スル)さまざまな事柄をまとまりもなく話すこと。また、その話。