しほん‐けっそん【資本欠損】
会社の純資産額(資本総額−負債総額)が、資本金と法定準備金(資本準備金+利益準備金)との合計額よりも少ない状態をいう。
しほん‐こうせい【資本構成】
企業が使用している総資本の構成内容のこと。総資本と自己資本の割合、自己資本と他人資本の割合など。
しほん‐コスト【資本コスト】
企業が調達した使用総資本について負担する費用。配当金・支払利息など。
しほん‐さんか【資本参加】
他の企業との関係を強化するために、相手企業の株式を取得・保有するなどして、資本を拠出すること。広義では、出資比率に...
しほん‐ざい【資本財】
過去の労働の生産物で、生産のために使用される財。原材料のような流動資本財と道具・機械・建物のような固定資本財とに分...
しほん‐しじょう【資本市場】
金融市場のうち、企業の設備資金や長期運転資金などの取引が行われる市場。株式・社債などの証券市場をさすことが多いが、...
しほん‐しゅうし【資本収支】
ある国に経済活動の拠点を置く個人・法人(居住者)とそれ以外の国に本拠を置く個人・法人(非居住者)との間で行われる資...
しほんしゅうやくてき‐さんぎょう【資本集約的産業】
労働者一人当たりの設備など固定資産額が大きい産業。重化学工業など。→労働集約的産業
しほん‐しゅぎ【資本主義】
封建制度に次いで現れ、産業革命によって確立された経済体制。生産手段を資本として私有する資本家が、自己の労働力以外に...
しほん‐しんか【資本深化】
労働者1人当たりの資本ストック量(資本装備率)が増加し、資本集約度が上昇すること。資本の深化。⇔資本浅化。
しほんじゅよう‐こく【資本需要国】
⇒資本純輸入国
しほん‐じゅんびきん【資本準備金】
株式会社における法定準備金の一。資本取引を源泉とする剰余金のうち、株主の払込取引から生じたもの。
しほん‐じゅんゆしゅつこく【資本純輸出国】
資本の流出額(国内から海外への投資額)が流入額(海外から国内への投資額)を上回っている国。資本輸出国。資本供給国。
しほん‐じゅんゆにゅうこく【資本純輸入国】
資本の流入額(海外から国内への投資額)が流出額(国内から海外への投資額)を上回っている国。資本輸入国。資本需要国。...
しほん‐ストック【資本ストック】
企業が生産に使用するために保有している建物や設備、あるいは、国や自治体が産業や生活の基盤として整備した社会資本の量...
しほん‐せいさんせい【資本生産性】
生産物の産出量を、投入した資本量で割った比率。
しほん‐せんか【資本浅化】
労働者1人当たりの資本ストック量(資本装備率)が減少し、資本集約度が低下すること。⇔資本深化。
しほん‐そうびりつ【資本装備率】
資本ストックを労働者数で割った比率。労働者1人当たりの利用可能な機械設備の規模を示す。
しほんたいへいき【私本太平記】
吉川英治による長編の歴史小説。昭和33年(1958)から昭和36年(1961)にかけて「毎日新聞」に連載。足利尊氏...
しほん‐ちくせき【資本蓄積】
剰余価値の一部を資本に転化し、生産規模を拡大していくこと。
しほん‐ていけい【資本提携】
企業が、他の企業とお互いの株式を持ち合い、協力関係を強化すること。相互の持ち合いを意味することが多いが、片方の企業...
しほん‐とうひ【資本逃避】
通貨価値の下落、為替管理の強化、政治的不安などが予想される場合、その不利益を避けるため、自国通貨を通貨価値がより安...
しほん‐とりひき【資本取引】
1 企業会計で、損益発生以外の原因によって純資産の増減をもたらす取引。 2 国際間の取引のうち、直接投資・延払信用...
しほん‐ばしら【四本柱】
相撲の土俵の四隅に立てた4本の柱。東は青、南は赤、西は白、北は黒の布を巻いた。また、その柱を背にして座った四人の検...
しほんばり‐あみ【四本針編み】
棒針4本を使って輪に編む編み方。セーター・靴下・手袋などを編むのに用いる。まる編み。
しほん‐もろよりいと【四本諸撚り糸】
生糸2本を引きそろえて下縒(よ)りをかけ、それを2本合わせて上縒りをした糸。片二本諸縒り糸。四つ諸。四本諸。
しほん‐ゆしゅつ【資本輸出】
利潤・利子・配当金などを求めて外国に資本を投下すること。海外子会社の設立、外国企業の買収、在外支店の設置などの直接...
しほんゆしゅつ‐こく【資本輸出国】
⇒資本純輸出国
しほんゆにゅう‐こく【資本輸入国】
⇒資本純輸入国
しほんろん【資本論】
《原題、(ドイツ)Das Kapital》経済学書。3巻。マルクスの主著。第1巻は1867年刊。第2巻と第3巻は、...