しに‐どき【死に時】
死ぬ時。死ぬべき時。死ぬのにふさわしい時機。
しに‐どこ【死に所/死に処】
「しにどころ」に同じ。
しに‐どころ【死に所/死に処】
死ぬのにふさわしい場所や場合。しにどこ。
しに‐のこ・る【死に残る】
[動ラ四]他の者が死んで、その人だけが生き残る。死に後れる。「—・る人あらば、我が忠戦を語って子孫に留むべし」〈太...
梓(し)に上(のぼ)・す
書物を出版する。上梓(じょうし)する。「—・すまでに一〇年の歳月を閲(けみ)した」
しに‐はじ【死に恥】
死後に残る恥。「—をさらす」⇔生き恥。
しにはだ‐たち【死に膚断ち】
国つ罪の一。死んだ人の肌を切り裂くこと。→生き膚断ち「国つ罪と、生き膚断ち、—」〈祝詞・六月晦大祓〉
しに‐は・てる【死に果てる】
[動タ下一][文]しには・つ[タ下二] 1 完全に死んでしまう。命が尽きる。「一撃であえなく—・てた」 2 ことご...
しに‐ば【死に場】
1 死ぬ場所。死ぬべき場所。死にどころ。 2 死ぬ場面。死の前後のようす。
しに‐ばしょ【死に場所】
「死に場」に同じ。
しに‐ばな【死に花】
死に際の名誉。死後の名誉。
死(し)に花(ばな)を咲(さ)か◦せる
立派に死んで、死後に誉れを残す。また、死んでかえって誉れが増す。
しに‐ひょう【死に票】
「死票(しひょう)」に同じ。
しに‐びかり【死に光】
死に際のりっぱなこと。また、死後に残る栄光。死に花。「—のして、折しも十月十五日、浄土は願ひのままに」〈浮・永代蔵・五〉
しに‐びと【死に人】
死んだ人。死者。しびと。「河原には—もふせりと見聞けど」〈かげろふ・中〉
シニフィアン
⇒能記(のうき)
シニフィエ
⇒所記(しょき)
詩(し)に別才(べっさい)有(あ)り
《「滄浪詩話」詩弁から》詩作の能力は、学問や知識の深浅に関係なく、別の才能による。
しに‐ぼくろ【死に黒子】
人が死ぬ前にできるというほくろ。老年になってできるほくろをいう。
し‐まい【死米】
米穀検査における米粒の区分の一つ。粒の大部分が粉状質で光沢がなく充実していないもの。しにまい。
しに‐み【死に身】
1 死んだからだ。⇔生き身。 2 いつ死んでもいいだけの覚悟を決めて、事に当たること。捨て身。「—になって働く」
しに‐みず【死に水】
死に際の人の唇をしめしてやる水。末期(まつご)の水。
死(し)に水(みず)を取(と)・る
死に際の人の唇を水でしめしてやる。転じて、臨終まで介抱する。「父の—・る」
しに‐め【死に目】
死に際。臨終。「親の—にあえない」
しに‐もうけ【死に設け】
死ぬ用意。死に支度。死に用意。「ただ—をせよと夢に見給ひければ」〈栄花・玉の飾り〉
しに‐ものぐるい【死に物狂い】
死ぬことも恐れないでがんばること。「—になって戦う」
シニャック
[1863〜1935]フランスの画家。新印象主義の代表者の一人。点描法を用いて、河や海港など水辺の風景を好んで描いた。
シニャフスキー
[1925〜1997]ソ連・ロシアソ連の小説家・批評家。アブラム=テルツの筆名によりフランスで評論「社会主義リアリ...
シニャル‐とう【シニャル島】
《Îlot Signal》⇒シグナル島
シニャンガ
タンザニア北部の都市。シニャンガ州の州都。タボラ、ムワンザと鉄道で結ばれる。州内には金、ダイヤモンドなどの鉱山がある。
しに‐やまい【死に病】
命の助かる見込みのない病気。しにやみ。死病(しびょう)。「もしひょっと—受けたりとも」〈浄・氷の朔日〉
し‐にゅう【市乳】
市販されている飲用牛乳。
し‐にょう【支繞】
漢字の繞(にょう)の一。「攲」「翅」などの「支」の称。えだにょう。
し‐にょう【屎尿】
大便と小便。「—処理」
シニョリーア‐きゅうでん【シニョリーア宮殿】
《Palazzo Signoria》⇒ベッキオ宮殿
シニョリーア‐ひろば【シニョリーア広場】
《Piazza della Signoria》イタリア中部、トスカーナ州の都市フィレンツェにある広場。中世以来フィ...
シニョレリ
[1445ころ〜1523]イタリアの画家。厳格な画面構成と力動的な人体表現で知られる。
シニョン
女性の、後頭部に束ねた洋風の髷(まげ)。渦巻き状に編み込んだり、輪形にねじり上げたりする。
シニョーリ‐ひろば【シニョーリ広場】
《Piazza dei Signori》イタリア北東部、ベネト州の都市ベローナにある広場。古代ローマ時代の公共広場...
しに‐よう【死に様】
「しにざま1」に同じ。
しに‐よく【死に欲】
死ぬまぎわになってもまだ欲が深いこと。また、死ぬ時期が近づくに従ってますます欲が深くなること。
しに‐わかれ【死に別れ】
死に別れること。死別(しべつ)。⇔生き別れ。
しに‐わか・れる【死に別れる】
[動ラ下一][文]しにわか・る[ラ下二]一方が死に、他方が生き残って永久に別れることになる。死別する。「親と—・れる」
し‐にん【死人】
死んだ人。しびと。死者。
し‐にん【視認】
[名](スル)実際に目でみて確認すること。「機影を—する」
しにん‐せい【視認性】
目で見たときの確認のしやすさ。デザインや人間工学の分野において、背景に対し色や形が際立っていたり、文字が大きくてわ...
しにんとしにひんしたひとをせんがいになげこむどれいせん【死人と死に瀕した人を船外に投げ込む奴隷船】
《原題、Slavers Throwing Overboard the Dead and Dying, Typhoo...
死人(しにん)に口(くち)無(な)し
死人は無実の罪を着せられても釈明することができない。また、死人を証人に立てようとしても不可能である。
しぬ【篠】
《江戸時代に万葉仮名の「の」の読みを「ぬ」と誤読してできた語》「しの1」に同じ。
し・ぬ【死ぬ】
[動ナ五][文][ナ四・ナ変]《古くはナ行変格活用。室町時代ころからナ行四段活用が見られるようになり、江戸時代には...