すみ【炭】
1 木材を蒸し焼きにして作った黒色の燃料。焼くときの温度や使用する木材の違いにより多くの種類がある。木炭。「—をお...
すみ【済み】
物事が終わったこと。終わり。完了。「支払いはこれで全部—になった」
すみ【隅/角】
1 囲まれた区域のかど。「部屋の四—」「書類の—を綴じる」 2 中央でない所。端の方や奥の方。また、目立たない所。...
すみ【墨】
1 油煙や松煙(しょうえん)を膠(にかわ)で練り固めたもの。また、それを水とともに硯(すずり)ですりおろしてつくっ...
す‐み【酸み/酸味】
すっぱい味。すっぱみ。さんみ。「—の強いミカン」
スミア
デジタルカメラなどで撮影する際、強い光源が画面に入った場合に、縦方向(または横方向)の光の帯が発生する現象。
すみ‐あか【隅赤】
ふたと身の口縁から四隅にかけて朱漆を塗り、他の部分は黒漆塗りにして蒔絵(まきえ)などを施した箱。大小各種あり、婦人...
すみ‐あら・す【住(み)荒らす】
[動サ五(四)]長く住んで破損したり汚したりする。「—・された家屋」
すみ‐いか【墨烏賊】
コウイカやシリヤケイカの別名。
すみ‐いし【隅石】
石造り・煉瓦(れんが)造りの壁の出隅部分に積まれる石。本来は補強のために行われるが、装飾的なものが多い。
すみい‐すえ【住井すゑ】
[1902〜1997]小説家・児童文学者。奈良の生まれ。農民作家犬田卯(しげる)と結婚し、女性解放・農民文学運動を...
すみ‐いち【隅一】
野球で、初回に一方が1点を取り、その後、双方に得点が入らないこと。「—で勝利する」
すみ‐いと【墨糸】
墨壺(すみつぼ)についている、黒い線を引くための糸。墨縄。
すみ‐いれ【炭入れ】
「炭取り」に同じ。
すみ‐いれ【隅入れ】
「隅入れ角(かく)」の略。
すみ‐いれ【墨入れ】
1 製図などで、鉛筆でかいた下図を、墨や黒インクで仕上げること。 2 ⇒墨壺(すみつぼ)
すみいれ‐かく【隅入れ角】
四隅に少しくぼみをつけた方形。
すみ‐いろ【墨色】
1 書いたり染めたりした墨の色合い。ぼくしょく。 2 墨で文字を書かせて、その文字の墨の色で吉凶を判断する占いの方...
すみ‐う・い【住み憂い】
[形][文]すみう・し[ク]住みづらい。住みにくい。「—・くない場所というものは全く少いものだね」〈藤村・桜の実の...
すみ‐うか・る【住み浮かる】
[動ラ下二]一定の家や場所に住まないでさすらう。「此の耳売りたる僧、南都を—・れて、吾妻の方にすみ侍るが」〈沙石集・七〉
すみ‐うち【墨打ち】
墨糸で黒い線を引くこと。
すみ‐え【墨絵】
1 墨の濃淡だけで描いた絵。水墨画(すいぼくが)。 2 墨で輪郭だけを描いた絵。白描画(はくびょうが)。
すみ‐か【住み処/住(み)家/棲(み)家/栖】
1 住んでいる所。住まい。「—を移す」 2 好ましくないものの住む所。「鬼の—」
すみ‐かえ【住(み)替え】
1 住居や居所を替えること。「—用マンション」 2 奉公人や芸妓などが雇われ先を替えること。くらがえ。でがわり。
すみ‐か・える【住(み)替える】
[動ア下一][文]すみか・ふ[ハ下二] 1 住居や居所を替える。移り住む。「郊外の一戸建てに—・える」 2 奉公人...
すみ‐かき【炭掻き】
炭をかきよせるのに用いる鉄製の先がかぎ状に曲がった道具。
すみ‐かく【隅角】
「隅切り角(かく)」に同じ。
すみ‐かけ【墨掛(け)】
[名](スル)大材から小材を切り取るために、断面に墨で必要な小材の形をしるすこと。
すみ‐かご【炭籠】
炭を小出しにして入れておく籠。炭取り。炭入れ。《季 冬》
すみ‐がね【墨金/墨曲尺】
《古くは「すみかね」とも》 1 曲尺(かねじゃく)。まがりがね。さしがね。 2 建築で、曲尺を使って必要な線を木材...
すみ‐がき【墨書(き)/墨描(き)】
[名](スル) 1 墨でかくこと。また、墨でかいたもの。「—した図面」 2 日本画で、下絵として墨で輪郭を描くこと...
すみ‐がさ【墨傘】
黒い地紙をはった日傘。
すみ‐がしら【炭頭】
1 一俵の中の特に大きな炭。《季 冬》「池田炭や名のる天下の—/宗因」 2 よく焼けていないためにいぶる炭。《季 冬》
すみ‐がま【炭窯/炭竈】
「炭焼き窯(がま)」に同じ。《季 冬》「—に行く道なれば下りなる/虚子」
すみ‐がわら【隅瓦】
瓦葺(ぶ)き屋根の隅の軒先に用いる瓦。
すみ‐きり【隅切り】
1 「隅切り角」の略。 2 上の隅を切った旗指物(はたさしもの)。 3 「隅切り下駄」の略。
すみきり‐かく【隅切り角】
方形の四隅を切り落とした形。隅角(すみかく)。切り角(ずみ)。
すみきり‐げた【隅切り下駄】
台の四隅を切り落として隅切り角の形にした下駄。
すみ‐き・る【澄(み)切る】
[動ラ五(四)]わずかなくもりもなくよく澄んでいる。転じて、心に迷いがなくなる。「—・った秋の青空」「—・った心境」
すみ‐ぎ【炭木】
焼いて炭にする木。炭材。
すみ‐ぎ【隅木/桷/角木】
隅棟の下にあって垂木(たるき)の上端を受けている斜めの材。
すみ・く【住み来】
[動カ変]長い間住み続ける。また、特に、男が女の家に長い間通い続ける。「年を経て—・こし里を出でていなばいとど深草...
すみ‐くち【済み口】
事の終わった所。終わりとなった点。また、落着した事件。「往来(ゆきき)の人更にまた山をなして、此の—を見るはあやう...
すみくち‐しょうもん【済み口証文】
江戸時代の訴訟で、訴えを起こした後で和解が成立したとき、役所へ提出した証文。内済(ないさい)証文。
すみ‐ぐま【墨隈】
東洋画などで、墨の濃淡やぼかしによって隈を取り、立体感や雲霞(うんか)を表す手法。
すみ‐ぐろ【墨黒】
墨色が黒々としていること。墨つきが濃いこと。「をといふ文字をただ一つ、—に書きて」〈著聞集・八〉
すみ‐こみ【住(み)込み】
住み込むこと。また、その人。通いに対していう。「—のお手伝いさん」
すみ‐こ・む【住(み)込む】
[動マ五(四)]使用人や弟子などが主人の家などに寝泊まりして仕事をする。「—・んで働く」
すみ‐ごこち【住(み)心地】
住んでいるときの気分。住んでみた感じ。「—のいい町」
すみ‐ごろも【墨衣】
「墨染め衣」に同じ。