せきどう‐ざひょう【赤道座標】
天球上の天体の位置を表す座標の一。天の赤道と春分点を基準にし、経度・緯度を赤経・赤緯として表す。
せきどう‐しゅうそくたい【赤道収束帯】
⇒熱帯収束帯
せきどう‐せんりゅう【赤道潜流】
赤道直下の海の下層を西から東へ流れる海流。水深約100メートルの所が最も速く、流速は毎秒約1メートル。発見者の名を...
せきどう‐ぜんせん【赤道前線】
⇒熱帯収束帯(ねったいしゅうそくたい)
せきどう‐ちょっか【赤道直下】
地球上の赤道の線にあたる所。
せきどう‐ていあつたい【赤道低圧帯】
⇒赤道無風帯
せきどう‐はんりゅう【赤道反流】
南北の赤道海流の間を、それらと逆方向の西から東に流れる海流。赤道逆流。
せきどう‐むふうたい【赤道無風帯】
北東貿易風と南東貿易風とに挟まれた、赤道付近の風の弱い地帯。強い日射のため上昇気流が起こり低圧帯になっている。赤道...
せきどう‐めん【赤道面】
宇宙空間で、惑星を赤道で輪切りにした円を含む面。→黄道面
せきどう‐りゅう【赤道流】
⇒赤道海流
せきど‐こく【赤土国】
7世紀ごろの東南アジアの国。隋書に記載。所在位置については諸説がある。
せきど‐の‐いん【関戸の院】
京都府大山崎町にあった離宮跡。山城・摂津の国境で関所があった。
せき‐どめ【咳止(め)】
咳をとめること。また、そのための薬剤。
せきなん【石楠】
⇒しゃくなげ(石楠)
せき‐にん【責任】
1 立場上当然負わなければならない任務や義務。「引率者としての—がある」「—を果たす」 2 自分のした事の結果につ...
せきにんある‐エーアイ【責任あるAI】
企業や組織が安全で信頼できる人工知能(AI)を開発する上で、守るべき倫理的な指針や基本原則。また、そのような取り組...
せきにん‐かん【責任感】
自分の仕事や行為についての責任を果たそうとする気持ち。「—の強い人」
せきにん‐しゃ【責任者】
ある事柄について、その責任を負うべき人。
せきにんしゅうちゅう‐の‐げんそく【責任集中の原則】
事故や災害の損害賠償において、賠償責任を一者に集中し、それ以外の者は一切の責任を負わないとする規定。原子力損害賠償...
せきにん‐じゅんびきん【責任準備金】
保険会社が保険契約上の支払いの責任を履行するために必要な資金として準備する積立金。
せきにん‐じょうけん【責任条件】
刑事責任の成立すべき条件としての故意または過失。
せきにん‐せいとう【責任政党】
政党政治において、党利党略に走らず、国民の生活を第一に考え、責任を持って政策を立案実行する政党のこと。
せきにん‐せつめい【責任説明】
⇒アカウンタビリティー2
せきにん‐てんか【責任転嫁】
[名](スル)自分が負うべき責めを他の者に負わせること。責任を他になすりつけること。
せきにんとうし‐げんそく【責任投資原則】
金融機関などが投資の意思決定を行う際には、投資先となる企業の環境・社会問題・企業統治(ESG問題)への取り組みを考...
せきにん‐ないかくせい【責任内閣制】
⇒議院内閣制
せきにん‐ねんれい【責任年齢】
刑事責任を負担できるものと定められている年齢。現行刑法では満14歳。刑事責任年齢。
せきにん‐のうりょく【責任能力】
1 失敗や損失に対し、きちんと責任を果たす能力。 2 民法上、行為の責任を弁識(理解)しうる能力。 3 刑法上、行...
せきにん‐ぶんかいてん【責任分界点】
電力網や通信ネットワークの設備や配線において、複数の事業者間、または事業者と利用者の間で、責任が及ぶ範囲を定めた境界。
せきにん‐ほけん【責任保険】
被保険者が第三者に対して一定の給付をする責任を負うことになった場合に、その損害の塡補(てんぽ)を目的とする損害保険...
せきにん‐むのうりょくしゃ【責任無能力者】
1 民法上、ほぼ12歳未満の者、心神喪失者などで、不法行為による損害賠償責任を負わない者。 2 刑法上、14歳未満...
せきにん‐やとう【責任野党】
与党の政策に反対するだけでなく、建設的な提案・議論を通じて政策の実現に責任を担う野党をいう語。
せきね【関根】
姓氏の一。 [補説]「関根」姓の人物関根金次郎(せきねきんじろう)関根潤三(せきねじゅんぞう)関根正二(せきねしょ...
せきね‐きんじろう【関根金次郎】
[1868〜1946]将棋棋士。13世名人。千葉の生まれ。10世名人伊藤宗印に入門。江戸初期からの世襲制名人位を返...
せきね‐しょうじ【関根正二】
[1899〜1919]洋画家。福島の生まれ。幻想に満ちた表現主義的な画風で注目されたが、結核で夭折(ようせつ)。
せきね‐じゅんぞう【関根潤三】
[1927〜2020]プロ野球選手・監督。東京の生まれ。昭和25年(1950)近鉄バファローズに入団。投手から打者...
せき‐ねつ【赤熱】
[名](スル)物を、真っ赤になるまで熱すること。また、物が真っ赤になるまで熱せられること。しゃくねつ。「—した石炭」
せきねつ‐ぜいせい【赤熱脆性】
硫黄を多く含む炭素鋼が1000度付近の高温で脆化し、亀裂などが生じる現象。高温脆性。
せきね‐まさなお【関根正直】
[1860〜1932]国文学者。江戸の生まれ。有職故実に精通し、「古事類苑」の編纂(へんさん)に尽力。著「装束甲冑...
せき‐ねん【昔年】
むかし。いにしえ。昔時。「—のおもかげ」
せき‐ねん【積年】
積もる年月。長い年月。多年。「—の努力が功を奏する」
席(せき)の暖(あたた)まる暇(いとま)もない
《韓愈「諍臣論」から》1か所に落ち着いていられないほど忙しい。席暖まるに暇あらず。
せきのお‐の‐たき【関之尾滝】
宮崎県南西部、都城(みやこのじょう)市関之尾町にある滝。大淀(おおよど)川支流の庄内(しょうない)川の渓谷にかかる...
せき‐の‐こまん【関の小万】
江戸初期に東海道の関の宿にいたという出女。丹波与作との情話は当時の歌謡にうたわれ、また、浄瑠璃・歌舞伎・小説などの...
せきのごほんまつ【関の五本松】
島根県出雲地方の民謡。美保関の港口の山にある五本松が、松江の領主の行列の槍がつかえたという理由で1本切られたことを...
せき‐の‐しみず【関の清水】
滋賀県大津市、逢坂(おうさか)の関跡付近にあった清水。関水。[歌枕]「手もたゆく扇の風もぬるければ—にみなれてぞゆ...
せき‐の‐じぞう【関の地蔵】
三重県亀山市関町新所にある宝蔵寺の異称。行基または一休の開眼と伝えられる地蔵尊が有名。
せきの‐ただし【関野貞】
[1868〜1935]建築家・建築史家。新潟の生まれ。東大教授。日本・朝鮮・中国各地の古建築・遺跡・古美術を広く調...
せき‐の‐と【関の戸/関の門】
関所の門。関門。せきど。また転じて、関所。「—も明け方近くなりにけり今なくとりはそらねならじな」〈続古今・雑中〉
せきのと【関の扉】
歌舞伎舞踊「積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)」の通称。