積善(せきぜん)の家(いえ)には必(かなら)ず余慶(よけい)あり
《「易経」坤卦から》善行を積み重ねた家は、その報いとして子孫に必ず幸福がおとずれる。
せき‐そ【尺素】
《1尺の絹布の意で、文字を書くのに用いたところから》短い手紙。尺書。「去るに望み…懐を探り、—を与え」〈東海散士・...
せき‐そ【石鼠/碩鼠】
昆虫ケラの別名。
せき‐そう【石槍/石鎗】
打製石器の槍先。日本では旧石器時代末期から縄文時代にかけてみられる。いしやり。
せき‐そう【積送】
[名](スル)荷物を貨車などに積んで送ること。
せき‐そう【積層】
層を積み重ねること。
せきそう‐かんでんち【積層乾電池】
平たいマンガン乾電池を直列に積み重ね、高電圧を得るようにした小型の電池。
せきそう‐ざい【積層材】
木材の不均質性の改善のために、木の板や小角材を重ねて張り合わせた材。厚板を積層したものは集成材、薄い単板を積層した...
せきそうセラミック‐コンデンサー【積層セラミックコンデンサー】
セラミックの誘電体を多層化して大容量化を図ったコンデンサー。近年の電子機器の大部分に搭載されており、雑音の抑制や電...
せきそう‐ぞうけい【積層造形】
立体物を水平に輪切りにした断面データをもとに、紙・樹脂・粉体などの薄い層を積み上げて立体物を製作する技術。3Dプリ...
せきそう‐でんち【積層電池】
電圧を高めるために複数の内部電池を直列に接続した電池。
せきそう‐ひん【積送品】
簿記で、委託販売のために他社へ積送した商品。
せきそおうらい【尺素往来】
室町中期の往来物。1巻。一条兼良著といわれる。文明13年(1481)以前の成立。年中行事や各種事物の話題を集めて、...
せき‐そつ【赤卒】
アカトンボの別名。
せきそん‐まいり【石尊参り】
⇒大山詣(おおやまもう)で
せき‐ぞう【石造】
石材で建築物や彫刻を造ること。また、その造ったもの。いしづくり。「—の塔」
せき‐ぞう【石像】
石材を刻んでつくった像。
せき‐ぞく【石鏃】
石で作った鏃(やじり)。日本では縄文時代には主として狩猟のために用い、弥生時代には武器としての矢にも使った。
せき‐ぞろ【節季候】
《「節季(せっき)にて候」の意》江戸時代の門付けの一。歳末に三、四人一組でウラジロの葉をつけた笠をかぶり、赤い布で...
せき‐たい【石苔】
石の表面に生えたこけ。
せき‐たい【石帯】
束帯のとき、袍(ほう)の腰に締める帯。牛革を黒漆で塗り、銙(か)とよぶ方形または円形の玉や石の飾りを並べてつける。...
せき‐たい【積堆】
[名](スル)うず高く積むこと。堆積。「野武士等は其の城中に金銀財帛を—するを聞き」〈鉄腸・雪中梅〉
せき‐たかかず【関孝和】
[1640ころ〜1708]江戸前期の数学者。上野(こうずけ)の人。関流和算の祖。中国の天元術を改良して新しい算法を...
せき‐た・つ【急き立つ】
[動タ五(四)] 1 急ぎあせる。はやる。「—・つ心を鎮める」 2 興奮する。「新男爵は赫(かっ)と—・ちて沓のま...
せき‐た・てる【急き立てる】
[動タ下一][文]せきた・つ[タ下二]物事を早く行うように強く催促する。急がせる。「仕事を—・てる」
せき‐たん【石炭】
地中に堆積(たいせき)した過去の植物が、埋没後長い年月の間に分解・炭化した可燃性の岩石。炭化の程度により泥炭・亜炭...
せきたん‐えきか【石炭液化】
石炭を適当な方法で分解し油状にすること。高温高圧で石炭に水素を作用させる方法などがある。
せきたんえきか‐ゆ【石炭液化油】
石炭液化によって得られる油。鉄を触媒として用い、高温高圧で石炭に水素を作用させる液化法などが知られる。
せきたん‐かがく【石炭化学】
石炭の性質・構造などの研究や、石炭を原料とする各種工業製品を作る研究など、石炭に関係する諸化学の総称。
せきたんかがく‐こうぎょう【石炭化学工業】
石炭を原料とし、石炭ガス・ガス液・タール・コークスなどを取り出し、これらから各種化学製品を製造する化学工業。
せきたん‐かりょくはつでん【石炭火力発電】
石炭を燃料とする火力発電。
せきたん‐かんりゅう【石炭乾留】
空気を断って石炭を加熱分解し、石炭ガス・ガス液・コールタール・コークスなどを得ること。
せきたん‐ガス【石炭ガス】
石炭の高温乾留によって得られるガス。成分はふつう水素約50パーセント、メタン約30パーセント、一酸化炭素約8パーセ...
せきたんガスか‐ふくごうはつでん【石炭ガス化複合発電】
石炭をガス化し、ガスタービンと蒸気タービンの2段階で発電する技術。ガスタービンで発電した際に発生する排熱を回収して...
せきたん‐がら【石炭殻】
石炭を燃やしたあとに残るかす。
せきたん‐き【石炭紀】
《Carboniferous period》地質時代の区分の一。古生代の5番目の紀で、デボン紀のあとの時代。3億6...
せきたん‐けい【石炭系】
石炭紀に形成された地層。
せきたん‐さん【石炭酸】
⇒フェノール
せきたんさん‐じゅし【石炭酸樹脂】
⇒フェノール樹脂
せきたん‐タール【石炭タール】
⇒コールタール
せき‐だ【席駄/雪駄】
「せった(雪駄)」に同じ。
せき‐だい【石台】
1 植木鉢の一。長方形の浅い木箱の四隅に取っ手をつけ、盆景を作ったり、盆栽を植えたりする。 2 石の台座。銅像などの台。
せき‐だい【席代】
席料。
せき‐だい【席題】
歌会・句会などで、その場で題を出すこと。また、その題。即題。当座。⇔兼題。
せき‐だし【堰出し】
⇒鉄砲流し
せき‐ち【尺地】
わずかな土地。尺土。寸土。しゃくち。
せき‐ち【赤地】
草木の全く育たない土地。また、干魃(かんばつ)などのために作物の枯死した土地。赤土。
せき‐ち【瘠地】
地味のやせている土地。やせ地。
せき‐ちく【石竹】
ナデシコ科の多年草。高さ約30センチ。全体に粉白色を帯びる。初夏、紅・白色などの5弁花を開く。中国の原産で、観賞用...
せきちく‐いろ【石竹色】
石竹の花のような淡紅色。