そとぼう‐せん【外房線】
千葉から大網を経て安房鴨川(あわかもがわ)に至るJR線。大網で東金(とうがね)線を分岐する。昭和4年(1929)全...
そと‐ぼし【外干し】
衣類や布団などを屋外に干すこと。
そと‐ぼり【外堀/外壕/外濠】
城の外を囲む堀。また、二重に巡らした堀のうち、外側の堀。⇔内堀。
そとぼり‐どおり【外堀通り】
東京都千代田区の皇居の外堀に沿った環状道路の呼び名。沿線に迎賓館・湯島聖堂・日本銀行本店などがある。
外堀(そとぼり)を埋(う)める
敵の城を攻めるには、まず外側の堀から埋める。転じて、ある目的を達成するためには、周辺の問題からかたづけていく。
そと‐まご【外孫】
他家に嫁した娘や分家した息子にできた子。がいそん。⇔内孫(うちまご)。
そと‐また【外股】
足先が外側に向く歩き方。そとわ。⇔内股(うちまた)。
そと‐まど【外窓】
建物の外に面した窓。また、二重窓の外側の窓。→内窓
ソトマヨール‐ひろば【ソトマヨール広場】
《Plaza Sotomayor》チリ中部、太平洋岸の都市バルパライソの港に面する広場。海軍総司令部の建物に隣接し...
そと‐まわり【外回り】
1 家・屋敷・城などの外側の周囲。「家の—を掃除する」 2 会社などで、外に出て取引先などを回って歩くこと。また、...
そとまわり【外回り】
藤沢周の短編小説。平成7年(1995)、雑誌「群像」に掲載。第113回芥川賞候補作となる。平成8年(1996)刊行...
そと‐み【外見】
外から見えるようす。外観。がいけん。「—を気にする」
そと‐みす【外御簾】
江戸時代の歌舞伎劇場で、東西の一階桟敷のうち、内御簾(うちみす)に続いた6間ずつの客席。→内御簾
そと‐むき【外向き】
1 外の方へ向いていること。 2 国際社会に飛び出す意欲のあること。広く外部社会に目を向けていること。また、そうい...
そと‐むそう【外無双】
相撲のきまり手の一。四つに組んだ上手で相手の差し手を抱え、自分の差し手は抜いて相手の反対側の足のひざの外側に手のひ...
そと‐め【外目】
1 外側寄り。「—の球を狙う」 2 他人が見たときの感じ。「—が気になる」
そとも【背面/外面】
《「背(そ)つ面(おも)」の音変化》 1 後ろの方。また、そとがわ。そと。「暇を告て、堂の—に出行きたり」〈竜渓・...
そとも【蘇洞門】
福井県西部、若狭(わかさ)湾に突出した内外海(うちとみ)半島の先端にある景勝地。6キロメートルにわたって、海食洞の...
そと‐もうこ【外蒙古】
現在のモンゴル国が占める地域の旧称。がいもうこ。
そとも‐の‐みち【山陰道】
山陰道(さんいんどう)の古称。
そと‐もも【外股/外腿】
ももの外側。
そと‐ゆ【外湯】
温泉旅館などで、宿泊用の建物とは別に外に設けた浴場。→内湯(うちゆ)
そと‐ろじ【外露地/外路地】
茶室の露地のうち、待合から中門(ちゅうもん)に至る外側の露地。→内露地
そと‐わ【外輪】
1 つま先を外側に向けて歩くこと。また、その足。⇔内輪(うちわ)。 2 外側の輪。がいりん。
そと‐わく【外枠】
外側の枠。特に競馬で、スタートのとき馬が入る枠で、コースの外側の枠。⇔内枠。
そとわこまち【卒都婆小町】
⇒そとばこまち
そと‐わに【外鰐】
鰐足(わにあし)の一。両足のつま先を外の方に向ける歩き方。外股(そとまた)。外輪(そとわ)。⇔内鰐(うちわに)。
そと‐わり【外割】
元高と歩合高との和に対する歩合高の比。70円の品物を100円で売れば、外割3割の利となる。
そと‐わりびき【外割引】
1 手形などの代金を支払い期日前に支払うとき、その時から支払い期日までの利息を割り引いて計算すること。割引料と手取...
そとわり‐べり【外割耗】
⇒外耗(そとべり)
ソトワール
1 厚手でずんどう型の浅鍋(あさなべ)。ソテーや煮込み料理に用いる。外輪(そとわ)鍋。 2 女性用の胸元までの長い...
外(そと)を家(いえ)に◦する
外出ばかりしていて家に落ち着かないたとえ。内を外にする。
そ‐どう【祖堂】
1 先祖を祭った廟(びょう)。祖廟。 2 祖師を祭った堂。祖師堂。
そ‐どう【祖道】
1 旅立ちのとき、道祖神を祭って道中の安全を祈ること。また、旅立つ者を送る宴。「—の筵(えん)を張ろうって催しだ」...
そどう【素堂】
⇒山口素堂(やまぐちそどう)
そ‐どう【粗銅】
乾式精錬で、銅の原鉱を溶鉱炉で熱して硫化銅(Ⅰ)の鈹(かわ)を作り、これを転炉に入れて酸化・遊離させた半製品の銅。
そ‐どく【素読】
[名](スル)書物、特に漢文で、内容の理解は二の次にして、文字だけを声に出して読むこと。すよみ。「論語を—する」
ソドミー
男色や獣姦(じゅうかん)など、自然に反した性愛。旧約聖書に記された、悪徳の都市ソドムにちなむ称。
ソドム
旧約聖書「創世記」に記されている都市名。死海南端付近にあったと伝えられ、その住民の罪悪のために、ゴモラの町とともに...
ソドム‐さん【ソドム山】
《Mount Sodom》イスラエル東部、死海の南西岸にある山。死海からの高さは約230メートル。岩塩でできた山と...
ソドムのいち【ソドムの市】
《原題、(イタリア)Salò le 120 giornate di Sodoma》1975年製作のイタリア・フラン...
そない
[形動](関西地方で)そのよう。そんなふう。語幹を副詞的にも用いる。「—なことはせんでも」「—言うたらあかん」
そな・う【供ふ】
[動ハ下二]「そな(供)える」の文語形。
そな・う【備ふ/具ふ】
[動ハ下二]「そな(備)える」の文語形。
そなえ【供え】
1 神仏に供えること。また、その食べ物や品物。供え物。おそなえ。 2 「供え餅(もち)」の略。
そなえ【備え/具え】
1 ある事態が起こった場合などに対する準備・用意。「万全の—で試験にのぞむ」 2 防備の態勢・陣立て。「国境の—を...
備(そな)え有(あ)れば患(うれ)い無(な)し
万一に備えて、あらかじめ準備をしておけば、事が起こっても少しも心配事がない。備えあれば憂えなし。
そなえ‐つけ【備え付け】
設備としてそこに用意されていること。また、そのもの。「部屋に—の家具」
そなえ‐つ・ける【備え付ける】
[動カ下一][文]そなへつ・く[カ下二]一定の場所に設備して、使えるようにしておく。「防犯ベルを—・ける」
そなえ‐もち【供え餅】
神仏に供える鏡餅(かがみもち)。おそなえ。