たてしな‐やま【蓼科山】
長野県中東部、八ヶ岳連峰北端の火山。標高2530メートル。諏訪(すわ)富士。
たて‐しゃかい【縦社会】
人間関係において、役職・階級など上下の序列が重視される社会。
たて‐じゃみせん【立三味線】
《「たてしゃみせん」とも》長唄・浄瑠璃などで、2挺(ちょう)以上の三味線で演奏する場合、その首席として他をリードす...
だて‐しゅ【伊達衆/達衆】
《「たてしゅ」「だてしゅう」「だてし」とも》 1 だてを好む人。粋(いき)好みの人。また、そのような連中。「のんこ...
たて‐じ【建地】
足場・竹矢来・仮板囲いなどの柱。
たて‐じ【縦地】
織物の縦糸の方向。また、縦糸に従って裁断した布。
たて‐じく【縦軸】
1 直交座標の縦の軸。y軸。 2 (比喩的に)時間の経過を縦と見て、過去から現在へのつながり。「先祖から今への—と...
たて‐じとみ【立て蔀/竪蔀】
細い木を縦横に組んだ格子の裏に板を張り、地上に立てて目隠しにするもの。
たて‐じま【縦縞/竪縞/立縞】
1 織物の縦糸の方向に織り出した縞模様。また、その織物。→横縞 2 動物の頭と尾を結ぶ軸に平行な縞模様。縦帯(じゅ...
たて‐じょう【盾状/楯状】
たてのような形。
たてじょう‐かざん【楯状火山】
火山形態の一。粘性のきわめて小さい玄武岩質の溶岩からなる、楯を伏せたような形の傾斜の緩やかな火山。ハワイのマウナロ...
たてじょう‐ち【楯状地】
先カンブリア時代の基盤岩が広く露出している低く平らな地域。長い間の浸食作用で平坦化され、楯を伏せたようになだらかで...
たてスクロール‐まんが【縦スクロール漫画】
「ウェブトゥーン」に同じ。縦スク。
たて‐すじ【縦筋】
縦にとおった筋。縦の線。
たて‐ずな【立(て)砂】
車寄せの前の左右両側に、編み笠のような形に高く丸く盛り上げた砂。牛車(ぎっしゃ)の軛(くびき)や輿(こし)の轅(な...
たて‐せん【縦線】
⇒じゅうせん(縦線)1
たて‐せんばん【立(て)旋盤】
主軸を垂直に立てた旋盤。主軸を中心に水平面内で回転するテーブル上に工作物を取り付けて切削する。ターニングミル。
たてぞめ‐せんりょう【建染(め)染料】
そのままでは水に溶けず、一度還元操作を施してから染める染料。染めた繊維は空気中で酸化してもとの染料の色に戻る。イン...
たてだて・し
[形シク]《「たてたてし」とも》強情で腹を立てやすい。かどかどしい。「腹悪(あ)しく、—・しかりけるが」〈沙石集・九〉
たて‐だい【縦題】
俳諧で、雪・月・花・鶯・桜・柳のような、漢詩・和歌・連歌にも通じて詠まれる正式の題。たてのだい。→横題
たて‐だき【縦抱き】
縦にして抱くこと。特に、赤ん坊の姿勢を立てて抱くことをいう。
たて‐だし【点出し】
茶の湯で、茶を茶室の客の前でたてずに、水屋でたてて運び出すこと。大寄せの茶会などで行う略式の方法。
たてだんせい‐けいすう【縦弾性係数】
⇒ヤング率
たてだんせい‐りつ【縦弾性率】
⇒ヤング率
たて‐ちが・う【立て違ふ】
[動ハ下二]互い違いに立てる。互いに重ならないように立てる。「几帳どもの—・へたるあはひより見通されて」〈源・蜻蛉〉
たて‐つき【楯突き】
《古くは「たてづき」か》 1 戦場で楯を立てること。また、その役目の兵。「すくやかならん—を一人賜(た)び候へ」〈...
たて‐つ・く【盾突く/楯突く】
[動カ五(四)]《古くは「たてづく」か》目上の人に対して逆らう。従わずに文句を言ったりして反抗する。たてをつく。「...
たて‐つけ【立(て)付け】
続けざまに事を行うこと。立て続け。「ウイスキイを—に三杯引掛け」〈魯庵・社会百面相〉
たて‐つけ【建(て)付け】
1 戸や障子などの建具の取り付け、またその開閉のぐあい。「ドアの—が悪い」 2 物事の仕組み。枠組み。「法律の—」...
たて‐つ・ける【立(て)付ける】
[動カ下一][文]たてつ・く[カ下二]立て続けにする。「そう—・けていただくと、夜席がつとまりやせん」〈魯文・安愚楽鍋〉
たて‐つ・ける【建(て)付ける】
[動カ下一][文]たてつ・く[カ下二]戸や障子などをぴったりと閉める。また、そうなるように建具を取り付ける。「ふす...
たて‐つづ・く【立(て)続く】
[動カ五(四)]同じことや似たことが続けて起こる。「お客様が来たとなると不思議に—・くし」〈有島・或る女〉 [動カ...
たて‐つづ・く【建て続く】
[動カ四]続いて建っている。建ち並ぶ。「次第に賑(にぎ)はひ来たり、民屋四方に—・き」〈色道大鏡・一三〉 [動カ下...
たて‐つづけ【立(て)続け】
同じことや似たことが間を置かずに続けて行われること。つづけざま。「—の不幸に見舞われる」「—に歌いまくる」
たて‐つぼ【立(て)坪】
土・砂利などの容積の尺貫法の単位。1立て坪は6尺(約1.8メートル)立方。りゅうつぼ。→平坪(ひらつぼ)
たて‐つぼ【建坪】
建物が地表を覆っている坪数。建築面積。→延べ坪
たて‐づま【竪褄/立て褄】
⇒襟下(えりした)
たて‐て【立てて】
[副]主として。もっぱら。特に。「学問を—し給ひければ」〈源・少女〉
たて‐とおし【立(て)通し】
《「たてどおし」とも》 1 ある態度や状況を最後まで続けること。「逃げたいにも逃場がなく—にしつっこく問い詰められ...
たて‐とお・す【立(て)通す】
[動サ五(四)] 1 最後まで立てておく。立てつづける。「旗を—・す」 2 主義・方針などを変えないで貫く。ある態...
たて‐ど【立て所/立て処】
1 物を立てる所。たてどころ。「刀の—もおぼえずして涙を流しければ」〈平治・中〉 2 筆の置きどころ。筆づかい。「...
たて‐どい【竪樋/縦樋】
1 屋根から地面へ垂直方向に取り付けた樋。 2 溜(た)め池の堤に縦に設けて用水を引く尺八形をした樋。穴をいくつか...
たて‐なおし【立(て)直し】
1 改めてもう一度立てること。「旅行プランの—」 2 (「建て直し」とも書く)悪くなったものを、もとの状態に戻すこ...
たて‐なおし【建(て)直し】
1 家などを新たに建て直すこと。改築。 2 ⇒立て直し2
たて‐なお・す【立(て)直す】
[動サ五(四)] 1 倒れたり傾いたりしたものを直して、もとどおりに立てる。「ビーチパラソルを—・す」「よろけた体...
たて‐なお・す【建(て)直す】
[動サ五(四)] 1 家などを壊して新たに建てる。改築する。「古い校舎を—・す」 2 ⇒立て直す2
たて‐なお・る【立(て)直る】
[動ラ五(四)]直ってもとのようになる。たちなおる。「せっかく—・ろうとしている小さな胸に」〈藤村・夜明け前〉
たて‐なが【縦長】
[名・形動]横より縦のほうが長いこと。また、そのさま。「—な(の)写真」
たて‐なし【楯無】
《楯を必要としないほどじょうぶに作ってある意》 源氏八領の鎧(よろい)の一。 甲斐武田家に伝えられた鎧の一。
たて‐なみ【縦波】
1 船の前方あるいは後方から寄せる波。⇔横波。 2 波の進行方向と同じ方向に媒質が振動するような波。音波や地震のP...